別居69日目。第1回離婚調停①

 3月23日に第1回離婚調停及び婚姻費用分担調停を終えまして、結論から言うと進展ゼロでした。

 開始時間10分前に裁判所に到着し、庶務課で事件番号を伝えて手続きをして待合室に案内してもらいました。数年前に新築された裁判所なのでとても綺麗でした。待合室に入ると50代のオジサンがソファに座って負のオーラを放っており、完全に個室を想定していた僕にとって相部屋とは驚きでした。負オーラオジはぐったりしており精神的にやられている感が全開で、可哀想でした。5分ほど負のオーラを同室で共有したところで係員が待合室にきて、案内する部屋を間違えたと謝罪して負オーラオジを別室へ案内しました。さらに5分経ち、定刻になったところでまた違う係員が僕を呼びにきました。試合開始前に呼ばれる井上尚弥の気分が少し分かった気がします。カウンセリングで教えてもらった可哀想な奴作戦のスイッチ入りました。

 係員のオジサンに案内された調停室は、テレビで見る裁判時の部屋をすごく小さくしたような部屋で整備されており、奥のテーブルにオバサンが座っており、部屋を案内してくれたオジサンも座りました。係員ではなく調停員だったようで、共に65歳前後の紳士淑女といった感じで優しそうな印象を受けました。はじめに今回の調停の概要をオジサンから説明され、嫁は電話での出廷であると伝えられました。コロナの影響で電話対応の制度が作られたが、調停員的にはせめて初回ぐらいは直接顔を見て話を聞かないと表情とか人物像が全く分からないと苦言を呈していました。遠方なので大変だろうけど確かに初回からリモートは失礼な感じがします。調停員にも、僕にも。

 一通り説明が終わると、オジサンが嫁側からの要望があると言ってきました。その内容は、僕が申し立てた子供の監護権請求と引渡し調停の2つと今回の離婚と婚費調停の2つをまとめて嫁が住む拠点の裁判所で実施してくれないかとのことでした。完全にナメてる意見にムカつきましたが、今日は可哀想で残念な奴の設定なので、とりあえず困ってみました。確かに4つの調停の中身はそれぞれ重複した議論が含まれるので合理的ではあるように感じましたが、嫁の意見を鵜呑みにしたくないのと遠方の裁判所に出向くのが嫌でした。電話出廷も薦められましたが、それも良し悪しで、調停の際に双方が提出する書類を双方が閲覧または複写できる制度がありまして、電話出廷の場合はその制度が活用できなくなります。いろいろ考えた上で、一括調停については検討させてほしいと主張し、了承を得ました。裁判所側でも再度検討するとのこと。

 本題に入り、僕が提出した陳述書をもとに現在の僕の考えを聞かれました。
・離婚はしたくない
・お互いの妥協点を見つけて和解し、夫婦関係を再構築したい
・結婚して2年少々、新しい人生のスタートを切ったばかりで
 衝突する部分があって仕方ない
・今までも意見の相違があれば、都度話し合って解決してきた
・今回は感情的になりすぎて裁判所が絡むほど事態は大きくなっているが、
 その原因については、今までと同様に些細な価値観の違いの類なので
 特別大きな問題がある訳ではない
・嫁の労働条件も緩和し、住環境も改善し、金銭面も都度話あって決めてきた
・僕が一方的に決定して実行したことは一切ない
・再構築に向けて嫁が求める条件等があれば提示してもらい、
 その内容を検討したい
・嫁の両親が復縁するなら親子の縁を切ると言ってるので、
 そこに躊躇しているように感じる
・親が大切な存在であることは間違いないが、夫婦問題は
 子供のことも含め、当事者同士の意見が一番に
 尊重されるべきではないかと考えてる

 僕の発言に対して2人とも終始頷いてる様子で、なんとなく好印象を持ってくれている様子でした。オバサンから質問があり以下のように返しました。
・相手の両親はあなたに何か不満があったのか
 →思い当たる節はないが、嫁は親に僕の不満をぶつけている
・結婚するとき反対されたのか
 →反対を押し切った等一切なく、祝福してくれた
・親が反対している理由は聞いたのか
 →復縁しても同じことを繰り返すだけだと言ってるらしい

 次にオジサンが嫁の提出した調停申立ての動機と事情説明書の内容を読み上げました。アホらしくて反論してませんが心の声を書きます。
・性格が合わない
  →なんで結婚したん?
・お金の価値観が違う
  →都度話し合ってきたよね
・婚姻前後のお金の使い方が違う
  →独身時代と同じ使い方してたらヤバいよね?
・月30万貯金するため無理な生活を求められた
  →ボーナス別で毎月手取り60万以上あったのに無理?
・実家帰省費を小遣いで何とかならないかと言われた
  →これは言った記憶ある。なんかムカついてた時に
・私しか使わないものを生活費から出すことに文句を言われた
  →俺より小遣い多いんだけどなー
・精神的に虐待してくる
  →流行りの虚偽DVか、モラハラってやつね
・機嫌を損ねると話しかけても無視する
  →無視したことないよ?人間だから機嫌悪い日もあるよね
・教育方針を押し付けてくる
  →毒親育ちで自己愛性障害者の考えを我が子に教育したくないわ
・ヒステリック扱いして適当にあしらわれる
  →癇癪持ちだからね。常にまともに相手してたら俺が壊れる
・私に愛情が感じられない
  →あなたの考える愛情とは?俺は結構尽くしてるつもりだけど
・子供と離れたく無いため離婚に同意してくれない
  →当たり前でしょう。引き離したいの?子供の気持ち無視?
・離婚に反対しているため他の話し合いができない
  →離婚するつもりないから
・今無職のため生活費と養育費が不安
  →実家住まいでしょ?まず不安なら働け
   別居してから生活費5〜10万送ってるけど

 これに対して意見は無いかと問われましたので、都度話し合ってきた内容の事ばかりですし、僕が一方的に決めてきたことは一切なく、それは本人もわかっているはずですから僕を悪者に仕立て上げるような書き方をしているように感じると言いました。また、離婚はしたくないと常々行ってきたことなので、何も合意できないのは当然ですし、子供と離れたくない気持ちがあるのも自然なことであると主張しました。2人はウンウンと頷きながらメモを取ってました。

 次は嫁の話を聞く予定であるが、一括調停の方針の件で僕の意見も踏まえて再度裁判官と調整するから待合室で待つように退出を命じられました。

 調停員ガチャはハズレていないような気もしますが、糠に釘というか響いてないような感じもしました。

疲れた。


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