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書評:たぬきち「宗教2世の過去にけりをつける エホバの証人の壮絶体験記」

「エホバの証人」問題の入門に

著者の女性は、4歳でエホバの証人(ものみの塔聖書冊子教会)の家庭聖書研究(現在の聖書レッスン)を開始、小学校3年生でバプテスマ(浸礼、洗礼)を受け、小学校、中学校、高校時代をエホバの証人信者として過ごされました。母親から、宗教を信じる以外の道を与えられず、後の人生でも PTSD などに悩まされます。

エホバの証人信者時代を、実際に体験された方の本が多く出ている中でも、この本はとても読みやすい文章で、シンプルに著書ご自身の人生が振り返られており、「エホバの証人」問題に興味がある人が、手始めに読んでみる本として適しています。

このレビューを書いている時点で、残り12点。現在は Amazon でのみの販売のようなので、さらに多くの方に読んでもらうためにも、重版、Kindle などの電子書籍化、文庫化を熱烈に希望します。

「宗教2世の過去にけりをつける エホバの証人の壮絶体験記」(つむぎ書房、2021年)

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