【みんなで作るBリーグ選手名鑑:永吉佑也選手(京都ハンナリーズ)】
Doirieと申します。京都ハンナリーズを応援しています。京都?最近渡邉拓馬さんがGMに就任したチーム?そうなんです。小川HCと座禅もしたはりました。
「みんなで作るBリーグ選手名鑑」という企画に乗っからせて頂き、少しでもハンナリーズと選手たちのいいところを紹介できればと思います。
永吉佑也選手
8人目、継続選手のトリとして永吉佑也選手をご紹介します。
永吉選手は鹿児島県出身。延岡学園高校→青山学院大学→東芝ブレイブサンダース(現:川崎ブレイブサンダース)を経て2017年から京都ハンナリーズ。現在のロスターでは内海選手に次いで長いハンナリーズ歴になりました。愛称は「よっさん」。
外国籍ビッグマンとわたり合える貴重な存在
よっさんは198cm、日本人ビッグマンの1人です。フィジカルも強く、外国籍選手とガチンコ勝負で動きを封じることもできます。その仕事は相当気力体力を消耗するのでしょう。昨季、特に前半は3Pがなかなか決まりませんでした。でも徐々に改善したように見えます。しかも勝負を左右するポイントで決めたことも。また、フリースローはオシリを突き出すような独特のフォームで安定して決めます(スクワットするときはよっさんのフリースローをイメージしています)。
スタッツに現れない、シンドイ任務を地道に遂行する選手です(ベストプレイではデイヴィッドさんへのミラクルパスを選択)。
よっさんのキャプテンシー
昨季はキャプテンを務めました。いろんな場で挨拶することも多いお役目。当初、ヒヤヒヤしながら見守ったブースターさんもいらっしゃるのでは…私もそうでした。でも、よっさんは無難なテンプレ挨拶でなく、自分で考えて言葉を紡ぎ続けました。流暢に喋れなくても、「何だろうな」とつっかえもってでも、伝えたい相手に真摯に向き合う。その姿勢はリクツじゃなく聴く者を惹きつけました。なかなか勝てなかった昨季序盤、雰囲気が沈んだりバラバラになったりしてもおかしくなかったと思います。でもチームはみんなで考え、積み上げ、挑戦する中で成長してきました。いま振り返れば、よっさんのシゴトぶりと通底するのかもしれません。
あの時を経て今
数年前に大きな話題となったできごと、よっさんは当事者の一人でした。そのシーズンは謹慎期間やボランティア活動に費やされます。ホームゲーム入場口で、超大柄な丸刈りボランティアさんがプログラムを配ってたこともありました。
そして最終盤、ついに復帰。あくまでいちブースター目線ですが、あのできごとの前と後で彼の姿勢は大きく変わったと思っています。「オレがオレが」だけでなく、支えてくれる人たちに思いを馳せられるようになった。痛みを知り、やさしく強くなった。
再び日本代表候補(5人制、3×3)にも選ばれるようになり、3x3では東京五輪代表の直前トレーニングで相手も務めました。これ、複雑やったと思うんです。でも、チームが目指すもののために貢献した。ここによっさんの人柄、根っこが読み取れるのではないでしょうか。
よりやさしく強く頼れるよっさんに
いま、よっさんは通信で教員免許取得にも挑戦しているそうです。プロ選手として活動しながら、通信教育…強い意志と行動力がないとできないことだと尊敬します。
今季も、インサイドでゴリゴリ身体を張り、目標のため全力を尽くすであろう永吉選手。チームのために貢献し、チームメイトと勝利を喜ぶ笑顔をいっぱい見せてくれることでしょう。
いかがでしょうか。永吉選手の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
おまけ
【おまけその1】よっさんはキャンプ好き。「ハンナリーズの鍵当番」ではキャンプのことも語ったはります(MCジョーさんもキャンプ好きで、ともに「焚きB会」メンバーです)。
【おまけその2】実は、チームいちばんの画伯。その迷作がグッズになるくらい(本人は割って回りたいらしいのでグッズ写真は控えます^^;)。ファン感謝祭のお絵かき対決で謎の何かを描き、小川HCを困惑させて困惑するよっさん(リンク右上)。愛くるしい。