ウェブサービスのトレンドから時代を考えてみる

突然ですが、(※ラブストーリーは突然です。)皆さんメルカリというサービスって使われてますでしょうか?ここ最近では、宣伝なんかもされていますのでご存知の方が大半だと思ってますが、一言で言うとフリマのマッチングサイトです。2013年に早稲田大学の山田さんが創業した会社です。

※山田さんはその前にもウェブサービスをいくつか立ち上げ、世界一周を経てメルカリを創業。

単純に「フリマアプリ流行ってんなぁ。」「時代の流れかぁ」なんて感じる人もいるかもしれませんが、ちょっと考察してみます。

実は、ローンチ当時はほとんどユーザーはいなかったと記憶しています。(出てきてすぐに登録したと思います。)たしかに供給過多の時代において、フリマや中古市場の拡大は時代にはフィットしていたと思いますが、そもそもの認知がなければユーザーはつきませんよね。CtoCの取引なので、メルカリ側からするとローンチ当時はトラブルも多かったんだろうと思いますが、今では月間ユーザー数が約500万人いるみたいです!!いつの間にかヤフオクのユーザーも超えているという。

参考】2015年スマホアプリ利用者数1位は「LINE」/「メルカリ」利用者は3倍に

つまり、

本当に時代の流れ(本質)さえ感じ取り、事業を継続していればいつか時代が追いつくのではないかと考えられます。

別の角度では、今でこそ「TERRACE HOUSE」がテレビで放映され、シェアハウスも都心を中心にじわじわ日本でも普及していますが、これまでの「日本的常識」からすると他人と家をシェアするなんて有り得なかったわけですよね。プライバシー云々ではなく、「シェア」することで生まれる価値を人々は求めています。これも時代が追いついてきているであろう一つ。

「家族」や「家」「人との結びつき」などの変化が起こっているとは思いますが、「価値観」は本当に面白いと思います。

さて、話は戻りましてSumallyというサービスはご存知ですか?これも個人的には2013年から利用していますが、本当にユーザーが少なかったです。(今でもそんなにいないはず。)自分は洋服が好きな関係で、東京でスタイリストしてる方や、デザイナーさん、アパレル関係の人が使っているのを知って登録しました。
どんなものかというと…3年前は単純に、自分が持っているもの=「have it」欲しいもの=「want it」するというものでした。

「え、なんの意味があるの?」大半の人はそう感じたはずです。自分もアプリをダウンロードした当日は

「あれ?(・_・;」

と感じたのを憶えています。今ではものの購入も可能になってるみたいですが、本当に当時は雑誌感覚で使っていました。

ただ、ずっと感じているのは、「もの」を持っている人と「もの」を欲しがっている人の情報があり、「have」と「want」がピッタリ合った時、「物々交換」できるじゃん!ということです。

現在世界のほとんどは、資本主義社会で、「貨幣」が「価値交換の媒体」として機能しているわけですが、この流れからいけば「貨幣」誕生以前の「物々交換経済」が必ず発生してくると思います。理由としては、社会が成熟し「もの」と「情報」の量が増えた結果、交換媒体としての「貨幣」の価値が低下したためだと考えられます。あくまで、私のリアルタイムの検証ですので悪しからず。

「貨幣」を別の角度から考えると、「ビットコイン」や様々な「ポイント」の台頭も貨幣の価値を脅かすものになってきていますよね。つまり貨幣に代替しうるほどの「信頼」がおける何かが登場してきているわけです。

貨幣の話になると、「国家」という膨大なテーマについて論じる必要がでてきちゃいますので、今回はこの辺にして、またアウトプットしたいと思います。

転々としてしまいましたが、まとめると、


『シェアの行き着く果ては「貨幣をすっとばした交換」であり、本当に時代の流れを察知する洞察力は大事ですね。』


ということです。

長々と書いてしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございました。

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