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伊藤羊一著『FREE,FLAT,FUNこれからの僕たちに必要なマインド』【読書エッセンス】

すべてのリーダーシップの原点は、「自分を知り、自分を導く」ことに尽きる。リーダーは自分を導いて生きるのと同時に、「他者を導く」存在。

FREE 常識から解放され、一人の人間として自由に生きる
FLAT 一人ひとりが、異なる意思を持つリスペクトされるべき存在である
FUN 一人ひとりが意思を決めて生きられれば、楽しく幸せな社会になる
STEP1.自分を導き(Lead the self)
STEP2.他者を導き(Lead the others)
STEP3.社会を導いて生きる(Lead the society)

『仕事力』

仕事力とはaction、skill、mindから構成。
actionは他人から見え、成果につながるもの。
skillとmindは、他人から見えない、行動を通じて成果につながるもの。(skillは業務知識、一般常識のような知識と、思考スキル、コミュニケーションスキル、問題解決スキルのこと。mindは志や情熱、ブレない心、軸、大事にしている想い、価値観、倫理観のこと。)


自分を知る。「自分がなにを大事にして生きているか」を、「内省(自分で考えること)」と「他者との対話」によって知っていくことが原点。

過去を振り返り、現在を知り、未来に想いをはせる。そして、行動する。自分はいまなにを考えているのか。自分はいまどうしたいのか。
これまで「決めなくてもよかった正解」を、自分たちですべて決めて進んでいかなければならない。人は決断して、未来に向かって果敢に進んでいくしかない。「決めて、宣言し、行動する、振り返る」「自分の正解」を言語化し、自分を客観的に見つめる。そして宣言したことに毎日取り組み、取り組んだ成果を振り返り、気づきを得る。

「ライフラインチャート」→振り返りのツールとして有効
→「自分で決めなければ誰も決めてくれない」

「心を自由に」「迷ったらワイルドな方を選ぶ」「ポジティブにガンガン」(サムライインキュベート榊原さん)

過去(自分のファクト)を振り返ることによって、現在の自分の「譲れない想い」を知る。
①自分の人生を振り返る
②他人に言語化して伝える
③他人と対話する
『人生というものは誰にも盗みことができないもの』
『人は一人ひとり違ってみなFLAT』


マネジメントは、一人ひとり個性も価値観もちがう人が集まってできたチームを「なんとかすること」であり、マネージャー「なんとかする人」

【リーダーの仕事】
①ゴールを設定しチームで共有する②プロセスを明確にして導く③安全安心な職場にする「行きたくなる職場、誰もが言いたいことを言い合える職場」④個人の才能と情熱を解き放つ「パフォーマンス最大化」

【1on1ミーティング】→相手にたくさん話してもらう
①個々のメンバーのいまの気持ちや感情的な部分を受け止める②チームのゴールに対し、いまギャップになっているものを理解してもらう③ギャップをどう解決すべきか、自分で考えてもらう(仮に「解答」があっても伝えない)

CAMPFIREの家入一真さんは、チャットでの返答は相手のテンションを上げることのみを考え、パターンは「おおおおお!」「すごい」「やばい」「いいね」「やろう」の5つだけ。

コーチング|傾聴/承認/質問
【How?】【Where?】【Why?】【When?What?】

フィードバック|【Fact】【Good】と【Motto】

経験学習モデル David A. Kolb
経験→省察(振り返り)→概念化(教訓を引き出す)→実践

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面倒なことに向き合うことが、リーダーの仕事
コミュニケーションは質より量であり、濃密なコミュニケーションとフラットな組織は必要十分条件
「リーダー」は上下関係ではなく、「機能」でしかない

平時は可能な限りメンバーに任せて勝手にやってもらう→みんなが生き生きと働く前提
非常時はFLATではなくし、「機能」としてのヒエラルキーによる意思決定権限をフル発動させる

メンバー一人ひとりが、自身の「譲れない想い」を知るとが最も大切。そのためにリーダー自身が「譲れない想い」を持ってこの瞬間を生き、それをメンバーに本気で語りかける。

人は、人々の笑顔のために働き、生きている
目の前の人がうれしかったら、多くの人が幸せになる可能性がある。
「幸せな社会」のビジョンを共有しなければ、望ましい社会に到達できない。理想に共感する「共同体」の一員として、互いをリスペクト。

自分の「持ち場」で、自分自身を自分の「譲れない想い」に導いて生きていくしかない。



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