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ジョージア旅行記 8日目(2019/07/20) ズグディディ→クタイシ→バトゥミ

朝早くから、例のニナさんの旦那さんの作った小屋でご飯。

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ジョージア風の朝ごはんは美味しいです。

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朝一のマルシュでクタイシに向かいます。そのためちょっと時間を早くしてもらいました。

ニナさんは買い物ついでに駅の近くまで送ってくれました。記念に写真でもどうですか?ってきいたらすっぴんだから・・・って照れながら断られました。人妻かわいいかよ

この日はクタイシに向かい、そこからバトゥミという黒海沿岸の街に向かいます。ズグディディからバトゥミはまっすぐ向かうこともできるのですが、クタイシでプロメテウス洞窟を見たい!という気持ちからクタイシ経由で行くことにしました。

ということでクタイシ行きのマルシュに乗り込み、クタイシのバスターミナルへ。一度行ったので慣れたものです。

バスターミナルからバスを乗り継いでツカルトゥボという地区に行き、プロメテウス洞窟に向かうこともできるのですが、時間が勿体無いので今回はタクシーで行くことに。数字見せ合いっこの交渉をしたあとはまっすぐと洞窟に向かいます。

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今度こそちゃんと来ることができたーー!!!

プロメテウス洞窟にはツアーでしか入れません。ツアーは30分に1回ぐらい、英語とロシア語がありますがもちろん英語で。

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プロメテウス洞窟のマップはこういう風になってます。こういうのFF13の攻略サイトで見たことあります。文字書いてあるところでイベント発生するんでしょ?

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入る前に一通り説明をされて、中へ入っていきます。

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めっちゃライトアップされたゲートを通ります。

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中はめっちゃ鍾乳洞。うん、綺麗なんだけどさ、

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公式サイトだとこれなんすわ、なんか嘘じゃね・・・。照明が虹色って聞いたんですが・・・。

先に進めばこんなになっているのかなと思い、

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いや、いいわ〜、鍾乳洞綺麗だわ〜。

期待と違うけどな!!!

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なんかちょっとライトアップされてる!!

と思ったら、

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ゴールでした。

もしかしたらライトアップがもっとされるタイミングがあるのかもしれない・・・。

ことごとく僕の期待を裏切ってくれたプロメテウス洞窟でした、悲しみ。

だけどここクタイシにはもうひとつ鍾乳洞があるのです!

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その名もサタプリア自然保護区

ここ一帯が公園になっていて、その中に規模はプロメテウス洞窟ほどではないけど鍾乳洞があります。プロメテウス洞窟より人が少なくて落ち着いて観れるとのことでした。

ということで、運転手さんと交渉してこっちにもきてみました。途中めっちゃ迷ってその辺の人に道聞いてたけど

で、ここもツアーじゃないと入れません。ですがツアーの本数が全然少ないです。次の回が30分後ぐらいのロシア語の回。英語だと1時間以上も待たされるのでこの回に参加しました。

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まずは恐竜の足跡の化石が発掘されたというところに行きます。
なんか色々説明してましたがロシア語なので全然わかりませんでした。僕以外にもおんなじような人がいて、他の客に通訳されてました。でも断片的にしか聞こえなかったのでマジで何言ってるのかわかりませんでした

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公園の中を洞窟のところまで歩くのですが結構上り坂を5分ぐらい上がらないといけないです。前日に嵐があったとかで、ウォークスルーできるルートが通れなくなっており、裏口から一回はいって往復するという感じでした。

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今度はちゃんと色がついてます!!

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この石は「心臓の石」と言って触ると願い事が叶うそうです。っていうのを他の客から聞きました。

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往復しないといけないので奥まで行った人が折り返してきます。

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全体マップはこちら。プロメテウス洞窟がFF13のマップだとしたら、サタプリア鍾乳洞はFF10のマップです。

出た後は少し付近を散策。

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東京メトロのロゴみたいな形をした展望台があります。

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道がガラス張りという恐怖。

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遠くに見えるのがクタイシの市街地です。全然遠いやんけ。

ということで、またクタイシの街に戻ってきます。

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クタイシからトビリシまでは221km。エレヴァンはアルメニア、バクーはアゼルバイジャンの首都です。バクーにはザハ・ハディドの建築やフレイムタワーというモダンな建物がある一方で、昔ながらの景色があったりする面白い街です。時間があれば行きたかったです。

さて、ここからバトゥミはマルシュで2時間ぐらい。

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クタイシのバスターミナルは通称マクドナルドのところ、と言われています。それくらいマックがないです。

どこに行ったらクタイシに行けるのかわからないのでとりあえずバスセンターに。

そしたら必死でお金を数えている受付の人。

「バトゥミにいきたいんですけど・・・」

って行ったらなんか「※□●×△!!!!」と突然怒鳴られました。なんだこいつ・・・と思ってたら近くにいた人が今はやめとけ的なムードを出すので、とりあえず忙しいのかなと思ってあとで来ることに。

うろちょろしたら俺をドイツ語で客引きしてくるタクシードライバー。ドイツ語が少しわかるのでドイツ語ってことがわかったけど、なぜ・・・。

ちょっとして戻ってもう一度話しかけたら、半ギレでバチバチっと紙に時刻を書いて渡してきました。いやなんでキレてるのそれお前の仕事だろ・・・。まぁ日本の接客が丁寧すぎるんですけどね。

さて、ここひたすら西へ進み、

黒海の端をひたすら通り・・・


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バトゥミに到着!!!

なんかうらぶれた(失礼)クタイシと違って、なんか南国のオシャレタウンって感じです。上にはロープウェイも通っている。


ということで、荷物を置いてBooking.comでとった宿に向かいます。


場所がよくわからずうろちょろしてたらあっちだよ、とその辺の人に言われ、一応表札はあったので、入ったはいいも、


誰もいない。

宿泊者もいない。

スタッフもいない。


これはやられたか・・・???

とりあえずこの日の宿がないとかいう状態になったらまずいので、まず宿を飛び出して再度Booking.comを開いて、歩いて行けそうなところを予約!!


そして「すみません、5分まえに予約したんですけど!!」と言って飛び込む。

若干最初は予約あったっけ?みたいな感じでしたが、快く迎え入れてくれたのはその宿のオーナー、テムリさん。部屋は開いてたけど掃除してないので、待ってて、と。

待ってる間、あの部屋にも昔日本人が泊まったことがある、トモコって言ってな・・・という話をされましたが多分僕の知ってるトモコではないです。

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これがトモコの部屋です。

で、荷物を置いてそのまま出かけます。ドタバタでそんな慌てなくても、って感じでしたが、日が暮れる前に街の様子を見ておこうかなと。

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バトゥミの魅力はトビリシよりもモダンでオシャレな街並み。黒海に面しているリゾートとしての側面もあるのです。

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中央広場も綺麗。

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極め付けはこの異様な形をしたビル群。

FFのザナルカンドとか、臨港都市ボーダムとかを思い出します(そればっかか)

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海岸沿いも整備されています。砂浜ではないですが天気が良ければいい景色なんじゃないかな。

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まじで変な形の建物が多い。

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かと思えばヨーロッパみたいな綺麗な通りもあったり。全体的にトビリシよりも綺麗です。街の規模はクタイシと同じぐらいですがラグジュアリー感は大違い。

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海辺にはこんな像も。現代アートっぽいものもいっぱいあります。

そして一旦ゲストハウスに戻り、日が暮れるまで休息。

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よくみるとゲストハウスの前はこんな感じなんですよね。ホラー映画っぽい。バトゥミもちょっと裏に行くと雰囲気違います。

そしてテムリさん夫妻といろいろ喋る。とりあえず明日早朝に出るという話をしたらもっとゆっくりしていきなよ〜とか言われたりして、まるで家族みたい

英語がうまく通じないところは一旦Google翻訳でジョージア語にするんですが、スマホが小さくて読めないので、スクショとって拡大みたいな感じでコミュニケーションをとりました。

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記念写真。

そして夜のバトゥミに繰り出します。

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すげぇライトアップされてて綺麗。

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海岸沿いの建物は更に、マジでFF。

右側の一番異彩を放つタワーはアルファベットタワーといい、上の球体がレストランになっていて、下の部分は全部エレベーターという謎の構造。

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 近くで見るとアルファベットの意味がわかると思います。

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中からはこんな面白写真も。

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街も街灯が綺麗です。

さて、ということで夕食を取ろうかと適当な店に入ります。

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歩道に面してる、というか完全に歩道のテラス席。

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向かいの建物はネオンギラギラの、こちらも飲食店。

さて、ここはトルコも近いのでトルコ料理も出てきます。

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これはDolmaというトルコ料理です。完全に名前がどいまみたいなので選びました

葡萄の葉っぱで米やひき肉を包んだ料理です。葉っぱなのにちょっと葡萄の味がします。

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そしてトビリシでも食べた、アジャリア風のハチャプリ

実はここバトゥミは、このスタイルのハチャプリの本場なのです。
なぜかというとバトゥミは正確にはジョージアの中の自治共和国、アジャリア自治共和国なのです。

ソ連の歴史をあまり知らないので正確でない部分もあるとは思いますが、ここバトゥミを含む地域は古くはアジャリア自治ソビエト社会主義共和国というジョージアの中でも独立した地域でした。

そしてソ連崩壊のどさくさに紛れて、かなりの権限を持つに至り、ジョージアの中でも事実上独立した地域になっていたのです。

ただバトゥミは黒海に面している交通の要衝でもあるので、ジョージアとしては欲しくてたまらない地域でもあります。そして2004年、ジョージアの国土分裂を防ごうとしたミヘイル・サアカシュヴィリが政権を握り、アジャリアを封鎖。あわや内戦かというところで、アジャリアのアバシゼ議長がロシアに亡命し、アジャリアはジョージアに組み込まれることになります。

こう言った流れで、今のアジャリアは事実上ジョージアの地方自治体となっています。なので渡るときにパスポートを見せる必要もないし、通貨も一緒です。ただあちらこちらにはジョージアの旗ではなく、アジャリアの旗が立っています。

アジャリア以外にもジョージアにはアブハジア、南オセチアと言った未承認国家を抱えていますが、ジョージアと安定的な関係を築いているのはアジャリアだけなので、この辺の地域に観光客は近寄らないほうがいいです。

と余談が長くなりましたが、本場のアジャリア風のハチャプリはチーズも卵もトロトロで最高でした。みんな、ぜひバトゥミに来て、ハチャプリを食べてくれ

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腹も満たされたところで、ちょっとしたテーマパークみたいな街並みを歩いてテムリさんの家に帰ります。パリピっぽい人がまだうろちょろしてます。

テムリさんの家に帰ったら他のゲストが風呂入ってました。若い女性だったのでかなりドキドキしました。


ということで、ジョージアラストナイトが更けていきます。

そう、翌日は帰りのフライトなのです。

でも実はここはトビリシからかなり遠く離れた場所なんですよね・・・。
なので帰りがものすごく不安。特にマルシュ。
もともとはバスがあったので、日本にいるうちから取ろうとしていたのですが、なぜか決済にコケるしエラーメッセージも丁寧ではないし、よくみるとhttpsでないサイトなのでやめてました。
ジョージアにくれば取れるかな〜と思ってサイトを見てみたら満席。
電車も走ってるけどちょっと時間も中途半端。

なので、テムリさん一家に話したら翌日マルシュ乗り場まで送ってもらい色々話してもらえることに。

ジョージアの人々の暖かさを感じました

まぁバス乗り場でブチ切れられたり、宿がなかったりしたのも今日なんですけどね。


バトゥミはパリピの街なので、夜中花火の音が絶えませんでした。
さて、次の日は無事にトビリシに、そして飛行機に乗れるのでしょうか・・・?

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