タテの国の備忘録3

前置き

備忘録1と2で書きのこしたことを書きます。
議題、
・チャンドラの介入後、本編開始までに何があったか?
 →特に、頭尾人と人間の戦争はどちらが勝利していたのか?
 →ユダは何をしたのか?
・ケルビンは何者か?
です! いきます!!

【前提】タテの国における(デザインされた)生命体の寿命について
・ここから先の話を検討するために、まず、「タテの国において、生命体はすべからく長寿である」を前提として追加します。もうそうしないと! 辻褄が! あわんのよ!!
 でもちょっと待って! っていう人もいると思います。
 みんな大好き♡ ケルビンがロボットの姿になった理由は、「1番下まで研究を続けるため」(1話)=つまり、「ロボットの姿にならないと、研究を続けられない」からでは?! みたいなセリフがあるじゃん! って言われたらそれはそうなんですが、でもここ、「そのほうが色々便利でな」(1話)ていう発言が続くので、これはもう「寿命の問題」というより、「エネルギーを得る方法」なのでは? と思います。
 ルスカは「10日間落ち続け、乾きと飢えの限界が来る」(1話)とありますし、缶詰を美味しそうに食べるので、ルスカのような(普通の)人類が生きるには通常食べ物が必要です。
 でも、ケルビンのようなロボットなら、光エネルギーを取り込むことが出来ます。(何話か忘れたけど。ユダの世界での出来事)
 それから、長寿でなきゃおかしい理由は、「オメガ(駅長)が落ちてきたのは結構前だと思ってたのに、オメガ(駅長)が落ちる時点に戻ったルスカたちの段階で、オッサン本人、およびオッサンの家族が生きている、見た目も変わらない」っていうのもあります。
 (これ本当最初混乱したんですけど…?! みんな別にって感じ…?! 何…?!)
 (オメガ駅長が落ちてきてから10年とかそこら(中年男性であるマックスの見た目が変わらない=30代→40代程度の変化)しか経っていない…ってこと!? とも思いましたが、オメガ駅長数百年落ちたと言っているし…オメガ駅長が頑張った時間が、関所のハトのジジイが当代になってからの時代の1/7っていうことはない…と思うんですよね。印象です)
 ピーピー世界(時間軸的には、少なくとも70年よりは前のはず。あれが関所の出来事で、ハトのジジイが70年前からは少なくともあの職業をしているなので)のケプラが「なんかちょっと若い」くらいで済ませられるのは、まだ「公務員だから、ワームホール使いたい放題になった」で済ませられるんですが…。
 でもよく考えれば、宇宙旅行が可能になるほどの人類の科学、寿命がやたらゆっくりになる、くらいの医学の進歩はあってしかるべきで…。作られた生命であるオッサンたちもそれに倣ったとおもうと…いやそうなると、なんで博士は老けてるの、みたいな話になるんですが…。
 まあとにかく色々仮説は立てられる中で、
・タテの国の生命体は、怪我や餓死、毒ガス等の理由があれば死ぬ
・逆に言えば、上記要因がなければ数百年単位の長生きをする
 (成長もゆっくり。老化もゆっくり。生殖能力はある(マックスの妻子))
・ケルビンがロボット化したのはエネルギー摂取を効率化するため
 と想定しておきます。
 そう思わないと色々引っかかって次に進めないので、ざっくり、地球人の現在の感覚×10倍くらいの寿命はあるのかな! くらいで理解しておきたいです。
 オメガ駅長が「私が薬を飲んでから数百年以上経っている」(27話)とか言っても、全然周囲は驚いている気配はないしな…。


【前提】グルオンの整理

次に、グルオンとは何かを考えておきます。
①人間としてのグルオン
→チャンドラ世界で会ったりする、生身の人間としてのグルオンです。シンプルに天才のおじいちゃん。
②オメガシステム内にバックアップされたグルオン博士のデータ(心)
③オメガシステム内の「大きい人」と誕生したグルオン
→真の底の国において、オメガニウムをオメガ(少女)に変えてせっせと突き落としている生命体
④オメガ・ラムダ王の言うグルオン
→「世界の改変者」にニュアンスとしては近く、この場合はチャンドラと認定(私の中で)備忘録2参照
⑤ラニ博士の言うグルオン
→「タテの国の管理者」にニュアンスとして近く、つまりはオメガシステム。
 オメガシステムの一部になる前に、ピーピーに離脱、というような順番かと思う。
⑥底の国のアメーバがいうグルオン
→これは⑤に近く、「底の国の管理者」としてアメーバを設計した存在、つまりオメガシステム全体のことを指していると想定。
⑦カラビ・ヤウ
→後述。私は②グルオン博士のデータをもとに、ラニ博士のライバルとして、チャンドラがデザインした人類と想定。
⑧ケルビン
→後述。私は②グルオン博士のデータをもとに、「ルスカを横に行かせるための起爆剤」として、チャンドラがデザインした人類と想定。⑦とは人格別。

ケルビンとカラビ・ヤウは同一人物か?

いや、統合が起きているので同一人物だろ?! って私もちょっと思ったんですけど、よくよく考えたら「違うわ」ってなったのでコーヒーでも読んできいてくれ 暇な人に限る

カラビ・ヤウは錠剤のかたちのオメガニウムを、名前はオメガニウムと知らなくても、70話時点で知っています。この流れに、ルスカの干渉は関係ありません。そしてケルビンは、砂の巨塔において、オメガニウム錠剤を知っている、とか、過去にもっていた、とか、そういうそぶりをみせません。
(タテの国はこういう…キャラクターが、その段階の読者に寄り添った知識・判断力レベルの台詞を言うことが多すぎて…あとから考えると「なんで…」ってなることが多いんですが…でもまあそれが盛り上がるところだから…とかぐだぐだ悩んでたんですが、描写としてある以上全て”信じる”方向で解釈します)

上記を違和感のきっかけに考えた結果、ケルビンとカラビ・ヤウ、私の中では「オメガ駅長」と「オメガ友」みたいなものだという判断をしましたということを話します。

つまり、カラビ・ヤウが自分をロボット化して1000年経つうちに名前を忘れてケルビンになった のではなく、カラビ・ヤウとケルビンは同じデータ(②オメガシステム内にバックアップされたグルオン博士のデータ(心))から作られたが別個体、ということです。

根拠としては、
1.上記「錠剤オメガニウム」に対する反応の矛盾
 
(カラビ・ヤウは自力でいくつか手に入れているのに、ケルビンは初見のような反応)

2.カラビ・ヤウとケルビンの所在地
 カラビ・ヤウは分離帯にいますが、ケルビンは無限エリアにいます。(前々記事、地図参照)
 →もしこの二人を同一人物(ケルビン人間やめてるけど)だとした場合、どこかのタイミングでカラビ・ヤウは無限エリアに移動しなければなりません。上も下も無限の場所に、最初からそこに生まれている以外の方法でどうやって…?! ケルビンはワームホール見て驚いていましたし、ケルビンは「上下を1000年分調べたので、次は横に行こう」と思いついていた段階でルスカに出会っているのでまだ横に行っていません。

3.二人の「底に行く」動機の差異
 カラビ・ヤウは「底にいる誰かに用事があった」という理由ですが、ケルビンは「構造物の調査」と、ややドライです。

ではなぜ、カラビ・ヤウとケルビンという存在がそれぞれ別個に誕生したのか? 誰がそれを求めたのか? ということですが、私はそれをチャンドラに求めます。

カラビ・ヤウはチャンドラが、口径の大きな銃を開発してほしいがために仕組んだ頭尾人と人間の戦争が盛り上がるように、頭尾人側にラニ博士という優れた才能を爆誕させたのと対照の存在として、人間側のラニ博士としてデザインした人類。

ケルビンは、チャンドラのやりたいことである「ルスカが横に飛んでディスプレイを破壊し、戻ってくること」を実現するための動機づけの存在。
チャンドラがいくらミミズを空飛ぶようにしても、大きな銃を作っても、ルスカが「横に行こう」と思いつかなければ…無理なんですよね。
ルスカの動機付けのための存在として、ケルビンを作って、ルスカと同じ無限エリアに配置したのではないか?(チャンドラがルスカのいる場所を正確に把握できていないと思うので、ケルビンと同じような存在をあちこちに置いたんだと思いますが)と思っています。

ケルビンはかなり初期の段階で「次は横に行こう」ということを思いついています。
さらにこれの根拠にしたいのは、ケルビンは、「テレビ見ながらスマホいじるような感じ」(9話)とか、BTTF理論(BackToTheFutureの略)のことにも言及して(16話)います。王子様のキスで目覚めるお姫様の話とかも序盤してました。
これ、読者サービスのメタ発言と取ることも可能なんですが、チャンドラが放った、ルスカに対しての「横に飛んで来いよ!!」という切実な思いから放たれた(一種の)刺客的な情報を植え付けられていたからだ、と思えば結構納得できます。
何故なら、チャンドラはルスカが地球の記憶を全部失っていることを知らない(あるいは信じ切れていない)からです。
どちらかといえば、「何らかのトラブルで、ルスカが帰ってこれなくなった」程度の想定しかできていないと思います。
右も左も頼る人がいない、戻れなくなった、ヤバい! っていう状況におかれた中で、「BackToTheFuture」とか「スマホ」とか「眠りの森の美女」とか、そういう「タテの国では知りえない地球の情報」を言ってくれる人がいて、その人とルスカが出会ったら、ルスカはその人のことを頼りにするんじゃないか?! とチャンドラが思ったと思うんです。チャンドラの中のルスカ、結構後輩気質ですし…。

(グルオンをもとに作られたはずの)ケルビンが、ワームホールについては「ワシが知りうる科学技術ではない」(11話)と言って知らないのも、チャンドラとしては「ワームホールで他の国に飛ぼう」よりも、「横に飛んで早く戻ってこい」という気持ちがあったので、わざとその技術の存在をケルビンにインプットしなかったのではないか? と思えます。

一方、カラビ・ヤウが「底にある人と会いたい」と言っていた件については、いくつか解釈はできるともちろん思いますが、ここは素直に、「オメガ=リサと会いたい」だと思っておきます。グルオン博士をもとにした心を持っている以上、孫愛強めの人のはずなので…。
そしてカラビ・ヤウ誕生が、チャンドラによるルスカ救出作戦の一部だとすれば、その時点で落とし巫女システムは成り立っているので、③とリンクしている②の情報がちょっとカラビ・ヤウに流れていてもおかしくないと思っています。(私は、(リサをもとにして作られた)全てのオメガ(オメガ・ラムダ王含む)が一部の記憶領域を共有しているのと同様に、(グルオンをもとにした)全ての存在も、一部の記憶領域を共有しているというようなことをいっています)

まとめると、「ケルビンとカラビ・ヤウは、二人ともチャンドラがデザインした人類」 「二人は②グルオン博士をベースに作られているが、個体としては別」 としたとき、そんな二人でも、顔を合わせれば統合の現象が起きた、というのは、 もしもオメガ駅長とオメガ友が顔を合わせたら二人して消えてたのかな…といことで妄想を膨らませられますね! どっちが残るのかな! 存在の強さデュエル!

いうことでここから、チャンドラによる介入後の話をします(備忘録1の続き)

1-7-1.チャンドラによる介入

チャンドラの至上命題は、「①横に飛ぶ生き物の発明」と、「②口径の大きな銃の発明」です。
まず①については、ミミズ(なんでミミズなの?!とは思うが…普通に塔バト改良ででかい鳥じゃいけんかった??)を改良した生き物+それを使役する特別な能力をもつ人類をデザイン。その人たちがルスカに力を貸してくれることを祈ります。(ここからすでに運ゲーであるが)
次に②については、なんといってもやっぱり戦争。これを起こすためにチャンドラがやったと思わしきことを列挙します。

1-7-2.オメガ・ラムダ王の機能制限(スリープ)
チャンドラはオメガ・ラムダ王の機能を一部制限(スリープ)させます。
(人間側に、タテの国の管理ユーザであるオメガ・ラムダ王がいたらチートにもほどがあって戦争にならんから、がその理由と思われます)
→このチャンドラの動きが、オメガ・ラムダ王には「グルオンの介入」とみなされます。
 これを最初に置いたのは、要職に就くケプラがオメガ駅長を見た時のリアクションが、「その顔誰かに似てるな…。ん、いや、まさか…ラムダ王の…」(50話)という程度だったからです。王そのものはオメガの顔をしていない。ケプラが生まれる前の出来事と想定します。
 ラムダ王の仮面などのデザインに十字傷が残ったのは、オメガシステム内のグルオンの自己主張…かなあ、と思います。(ラムダ王の言うグルオン=チャンドラとは別)
→さらにチャンドラはのちの公務員と呼ばれるオメガ・ラムダ王の配下の下位管理ユーザたちから、ワームホールや重力の技術を奪っておきました。それがあるとやっぱりチート状態になってしまうからです。この時点で、各駅は孤立したと思っています。でも、目玉はロストテクノロジーとして残します。

1-7-3.人類・頭尾人等をデザイン
次に、人類の仮想敵として頭尾人をデザインします。
さらに、頭尾人側の技術の推進者としてラニ博士をデザイン。
人類側のラニ博士のライバルとして、グルオン博士をもとにしたカラビ・ヤウ博士をデザインします。
あと、将来開発する銃の口径がでかくなりますように! と祈りながら、人間の体をでかくします。
ただ、カラビ・ヤウ博士は割と人格者になっちゃったので毒ガスは彼の情報をもとに別の人が開発しました。

1-8-1.ケルビンをデザイン
上記、戦争とは直接関係のないエリアに、「底に行きたいな」「タテの国の構造を知りたいな」と思っている、やはりグルオン博士をもとにした人間を多数配置しておきます。
前述のとおり、そのうちの一人が、自分をエネルギー効率のためにロボット化し、のちにルスカと出会うことになります。
(ケルビンがグルオン博士をもとにしているなら、リサをもとにしたオメガ友と会ったときなんかもっと…なかったのか? 反応…とは思いますが…。まあ、ケルビンはグルオンみがちょっと薄めの個体だったと思うことにします。)

1-9-1.人間と頭尾人の間の戦争が起き、終結する
   ここで、ピーピー世界に行く前の、つまりルスカが活動を開始した時点の歴史における戦争はどういう終結を迎えていたのか? ということを考えなければならなくなります(私の性格上)別にどっちでもいいんですが、出来る限り確からしい方を選びたい! ということで情報を整理します。

【類推のための材料となる情報】
・この時の戦争による毒ガスと思われる影響が、ルスカの時代まで広範囲に残っている
・ルスカの居住区域には人間が居住していた(絵で確認)
・人間側の要職にあった、ケプラとヒッグスが生存しており、ラニ博士開発の中和ガムを所持している
・特に、人間側の要職にあったケプラが「上級」公務員になっている。ヒッグスも「中級」。
・ワームホールを操る術をヒッグス・ケプラが所持している
・分離帯に居住していたユダが公務員として働いている
・分離帯に居住していたユダと恋人関係にあったトカマクは「一般人」であった
・トカマクは「この世界の真相に迫ることかもしれない」ということにワクワクするメンタルの持ち主(59話)
・トカマクは、タテの国の守秘義務で命を奪われた(21話)
・トカマクは、ラニ博士の助手(後継者)である
・関所の下部(重力で見る)に存在していた人間の居住区域は途切れている(破壊されたorどこかにいった)
・ラニ博士は、「コンピュータウイルス」であるズパを開発している
・駅のシーンにおいて登場する群衆は全員人間であり、頭尾人ではない
・ピーピー世界(過去)において、人間側のケプラは「ラニ博士の確保」という作戦を持っていた
 追加として、1話時点時空においては、ラニ博士とオメガラムダ王の生存は不明です。

これらの情報をじっと眺めた時、「ありそうだな」と思ったのは、「人間側の勝利」でした。
ラニ博士は戦争終結後の青写真として「これからは一つになろう」(66話)ということを語りますが、これはラニ博士の個人的な意見であり、頭尾人側の戦略=総意ではありません。もしも頭尾人側が勝利し、支配陣営となったのならば、いくらなんでもケプラは戦犯として処刑するよなあ? と思うし、頭尾人側の重要人物の後継者であるトカマクが「一般人」として、「守秘義務」で殺されてしまう、というのもおかしくないか? と思うからです。ラニ博士が1話時点で生きていたらなんかしてくれそうな気もするし…。チート…。

チャンドラの介入から1話時点までに発生したこと

つまりここで起きたのは、
・人間側の毒ガスの開発
・頭尾人側にいるラニ博士、中和ガムを開発
 (ここまではピーピー世界と同じ)
・ケプラ、中にいる手引き者(トカマク)の協力を得て、ラニ博士の誘拐に成功(ルスカたちの介入がなかったため)
・人間側、頭尾人陣営を制圧。被支配民とすることで、戦争が終結
・人間側と頭尾人陣営が一体化することにより、二つの領域の間である分離帯も統合が進む
・分離帯に住んでいたユダ、頭尾人陣営側で(戦争が終わり、被支配側として地位を失っていたが、協力者だったので生命は保証されている)一般人のトカマクと出会い、恋に落ちる
・分離帯に住んでいたユダ、ミミズを操る能力を買われ、公務員に。まじめに働くが、被支配民のトカマクとの恋は続く。
・人間側に拉致されていたラニ博士、支配下におかれ、重力やワームホールの研究を進める傍ら、タテの塔の構造の研究にも着手
・ラニ博士の助手として、トカマクが雇われる
・ラニ博士(およびトカマク)の研究により、ヒッグスの乗っているスクーターの開発(重力の研究)や、ワームホールの開発により、各駅が再び結ばれ、交易が開始。マックスのような旅人が生まれる。
・(ワームホールやスクーターのエネルギー源としてのオメガニウムの価値の高まり+タテの国の崩壊が顕在化していき)公務員の役目がオメガニウムの捜索に移り変わっていく。
・オメガニウムを探す旅の中、ワームホールの実用化により、ヒッグスたちが底の国に到達。グルオン・アメーバとの対話などから、ここにオメガを連れてこなきゃヤバい、ということに気づく。ここで、「底に落ちるオメガ=真正オメガ」、「底に落ちないオメガ=不正オメガ」という概念が公務員内に生まれる。そこに落ちないオメガを、底の国に連れていくことが公務員の任務に変わる。
・ラニ博士とカラビ・ヤウ博士、どちらかの研究成果として、毒ガスの全体中和を諦め、居住地域全体の移動を実現するための手段として、設計者の「ツール(タテの国のような世界を作ったり、タテの国の構造物を一部分離したりする方法)」の解明が実現される。また、その横領罪が制定される=タテの国の構造を知ること、ツールを勝手に使ってはいけない、それはもう死罪、という法律が生まれる(22話)
・ツールを理解した人間の支配者層は、ツールを使い、自分たちの居住区域を毒ガスの影響のない場所に移動させる
・ラニ博士、上記法律を無視し、タテの塔の構造の研究成果を続け、成果としてズパを開発。
・「タテの塔の構造の研究をつづけた」=「守秘義務違反」という罪で、ラニ博士とトカマクが死罪にあう(21話)
・ユダ、トカマク(とラニ博士)の遺産であるタテの塔の構造の秘密=ツール、およびトカマクの遺体をもって出奔。自分だけのワームホールを作るためのオメガニウムをかき集め、実際に作る。

こういう順番で、1話時点の世界線が出来たのかな!!! と私は理解しました!
上記、頭尾人VS人間の戦争はチャンドラデザインのものなので、それとは全然別の、オメガシステム(+オメガシステム内のリサ=オメガ)デザインとし、並行して、「最初の落とし巫女であるオメガ駅長の投下」+「その他大勢のオメガの投下」+「最後の落とし巫女であるオメガ友の、無限エリアへの投下」は行われているものとします。

ようやくこれで1話が開始した あとはもう原作を読めばいいんだ…。 最終回からどうやって最終頁に至るのかは楽しく考えればいいだけだ…。

タテの国は面白い漫画でした!!!!! 
色々難しいとは思いますけど電子だけのコミックスにならんかな?!
買いますんで!!!ね!!!

おまけ ケルビンとルスカの出会い方

ルスカが1話でいる地点、ケルビンがいた地点より10日分上のわけですけど、「500年分」タテの国の上を調査したケルビンがチェックしていたはずの地域に含まれます。ってことは、ルスカのいた町(?)はケルビン知ってたはずだよな…ってかケルビンがロケットマンで駆け抜けるところをルスカは見たことがなかったor噂でも聞いたことがなかったってこと…? とかちょっと悩むんですが、「ケルビンは一瞬で駆け抜けたのでルスカは目撃しなかった」「噂にならなかった」とかだと信じておきます。

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