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転職日記3(青木海青子さん)

青木海青子さんの『不完全な司書』(晶文社)が、とても心地よく、芯を捉える文章で、何度も読み直した。

「わからないことが希望」 であったり
「できないことからはじまる循環」があるということなど、自分の弱さ(解決できない問題)を開け放つことで人とゆたかに繋がっていけることが、具体的な手触りを持って描かれている気がした。

しなやかな片意地を張らないその方法論、佇まいが、ひいては、「(サービスの)エンドユーザーから、手の届くところにある公を共に作っていく人へ」という、共同体をゆるやかに作っていくことになっていくことも、学びになった。

人と居ることを求めつつも、緊張や格好つけが出てしまい、疲れてしまう私にとっては、その、自分のままの弱さを開け放つことで、自分からだけでなく他者から入るバリアも弛んで、少し楽に、そして本質的に人と居合わせられるようになっていけるのだろうというのを、なんとなく感覚的に捉えられた気がした。

そうなっていけるといいな。

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