ウィペット WHIPPET:近現代 イングランド

画像1 空気力学的にエレガントなウィペットは、1世紀半前、イングランド北部の工場労働者の週末の余暇に流行したラグレースで、飼い主がぼろ布を振って待っているフィニッシュラインに向かって直線200ヤード(183m)を疾走し、スピードを競いあった。 犬の体重や勝歴に応じたハンディキャップ制も導入されたという。ウィペット・レースは、現在も健在で、米国やカナダ、ヨーロッパの一部でも行なわれている。
画像2 小型のグレーハウンドと様々なテリアまたはスパニエルとの交配で作出されたこの犬は、屋外では エネルギッシュに動き、自宅ではリラックスして穏やかに過ごすことができる理想的な伴侶犬として高い評価を得ている。走る姿勢が鞭を打たれて走る馬のように見えることからウィペット(鞭犬)と名付けられたといわれている。

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