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既卒就活の第一歩目

こんちは。

ここでは、来年4月からの入社が決まった22卒のくそにーと(最近バイトを始めフリーターに昇格しましたわっしょい)が、生意気にもこれからの既卒就活生に向けて、ちょっとしたアドバイスや体験談を届けていきます。

せっかくマイノリティの経験をしたので自分の備忘録として、同じ境遇にいる未来の既卒さんたちへのちょっとしたアドバイスとして、ゆるゆると書いております。

「既卒」とは

私が、noteを書こうと決めてから、とにかく一番に伝えたかったこと。
それは、「新卒枠で受けること」
これから色んな記事を書いていくつもりですが、とにかくこれだけは間違えないでください。
これ、重要。まじで。
まじで。

既卒で就活することになった皆さん。
まず、ネットで「🔍既卒 就活 やり方」でググったり、大学の就職支援センターに涙目で駆け込んだりします。
かく言う私も、子犬ばりの涙目で就職支援センターに駆け込みました。

そして大抵の場合、「第二新卒*の求人を探すこと」「既卒*向けのエージェントサービスを利用すること」というところに辿り着きます。

*「第二新卒」…大学卒業後、社会人経験3年以内の若手求職者
*「既卒」…大学を卒業したものの社会人経験のない人

ここで私たち既卒は気付くわけです。
「そうか…一度でも社会のレールから外れると新卒枠では受けられないのか…」

悲しみを抱きつつ、既卒・第二新卒向けのエージェントさんとお話をして、こんな仕事がしたい、こういう条件がいい、という話をすると、「ちょっとその条件の求人はございませんね」なんて言われちゃって。
他人からの駄目押しで、「そうか…既卒の社会不適合者がそんな高望みしちゃだめだよな…ああ、やっぱり自分はごみなんだ…はあ…つら…」と自分の立場を思い知るわけです。

だがしかし、私は言いたいのです。

既卒でもとにかく「新卒枠」で受けてください。

既卒も第二新卒も、どちらも若手で経験が浅いという点で共通しており、近年新卒入社後三年以内の離職率が増加していることから、第二新卒向けの募集も増えているので、既卒でも第二新卒向けの求人をおすすめされます。

しかし、既卒と第二新卒では、ある決定的な差があります。
それが「社会人経験の有無」です。
第二新卒でも、一年も働けば、新人研修やOJT(先輩社員に同行し現場で一緒に職務を行う実践型研修On the Job Trainingの略称)を一通り経験し、少なくとも社会人としての基礎知識は身に付いています。
まったくの未経験者と彼らを比べると、採用後に教育する手間が少ないわけです。
わざわざ第二新卒向けで求人を出しているのであれば、その企業は全くの未経験者ではなく、社会人基礎力のある第二新卒の人材を欲している、ということです。

また、第二新卒向けの募集人数はとにかく少ないので、競争率が鬼高いです。
全くの未経験の、ましてや既卒という訳アリっぽい人材を採用するでしょうか。
世の中の「一般的な」進路を外れることは、決して悪いことではないです。
だから既卒になったことで自分はダメなやつなんて思う必要は全くないです。でも、日本は、異質なものをはじこうとする文化が根強く残っています。会社にもよりますが、基本的には「何か問題のある人である」というフィルターを少なからず、持たれています。

一年以上、同業界でのインターン経験があれば第二新卒と同じ土俵に立てるかもしれませんが、そうでない人は敢えていばらの道を進むのは得策ではありません。

ちなみに私は卒業後、4月の就活では第二新卒や未経験者向け求人に申し込んでいました。
ある会社の面接で、一次面接ではポテンシャルを見込んでもらえ、一緒に働きたいから最終面接に進んでほしいですとのお言葉をいただきましたが、幹部の方との最終面接では、なぜかこちらの話をあまりさせてもらえず、この人には端から社会人経験が皆無の小娘など、採用する気がないのだと悟りました。

新卒募集で戦う

ではここで、一旦、スマホを開いてみてください。
新卒就活時代にインストールした「マイナビ」「リクナビ」あたりの新卒向けのアプリが入っていないでしょうか。

自分の卒年度のバージョンのままだと使えなくなるので、次の年度のものに登録し直してください。(22卒用を使っていた場合、23卒用に登録し直す。)
登録し直しが出来たら、求人検索のページの詳細設定を見てみましょう。
PCで見たほうが見やすいかもしれません。
様々なフィルター項目の中に、「既卒可」という項目がないでしょうか。志望業界にチェックを入れて、「既卒可」フィルターで検索してみてください。

…どうですか?
思ったより既卒OKの求人って多くないですか?

大学卒業後1~3年以内の人だと受けつけてますって会社が多いんです。
というのも、厚生労働省が「卒業後3年以内の人の応募を受け付けてください」との要望を企業に向けて出しているからなんですね。

受けたい企業が決まっている人は直接企業の採用ページを見てみると、募集要項やよくある質問ページに既卒の応募可否について記載があると思います。もしない場合は、直接問い合わせてみましょう。

意外と門戸は開いている

既卒になった経緯は何であれ、一度周りの流れから外れてしまうと、自分はなんてダメな人間なんだと思ってしまうと思います。ましてや、就職面接で、何十回も「不採用」という採点をされると、その度に「あなたは不要」の烙印を押されているような気持になると思います。

でもそこで、自分なんてって思わないでください。
思うのは仕方がないけど、不採用を受けた時の自分が、あなたのすべてではないじゃないですか。22年生きてきた中の、たったの数十分。その面接時間であなた全部を否定することは出来ないのです。

めちゃくちゃつらいの分かります。また別の機会に、私が既卒になった経緯についてまとめようと思いますが、就活中は正直生きる意味が分からなくなって、消えてしまいたいと心の底から思っていました。

でも。しんどくても。既卒を新卒枠で採用してくれる企業は沢山あります。勿論、体裁のために既卒可としている企業もあるとは思いますが、特に人柄重視の中小企業や実力主義のベンチャー企業などは、「既卒」という肩書に捉われず、応募者本人としっかり向き合って判断したいと考えている企業が多いです。
意外と門戸は開かれているんです。
自分はだめだと閉じこもっていると、門が開いていることにさえ気づかないものです。

「頑張ればなんとかなる」なんて甘い言葉はかけられませんが、正しい方法で努力すれば自ずと結果はついてきます。

もう一度だけ、自分を奮い立たせて、一緒に壁を乗り越えましょう。


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