カード
「配られたカードで勝負する」
よく言われる言葉だ。
僕はいろんな受け止め方ができると思う。
まず「自分を偽ってもしょうがない」という意味だ。
多くの人がこの意味で捉えているだろう。嘘で自分を固めたりしても、いつかはボロが出る、いつかはメッキが剥がれてしまうという。そうした時に損するのは自分だ。
次に「カードを盛って勝負してもいい」という意味。
例えば、幕末の志士が好きなAさんは「歴史が好き」と言うかもしれない。その人にBさんは平安貴族に関して尋ねるかもしれない。この時にAとBの間に関わりが生まれる。つまりある意味では勝負を仕掛けたAに軍配が上がったと言える。
最後に「少しでも自分に関連することはカードに含めてもいい」という意味。
福岡県出身のCさんは上京後、周りから同じ九州の熊本県に関する話を振られるだろうし、Cさんも待ち受けているだろう。
1ミリでも、1ミクロンでも自分に関する事柄は自分のカードにしていいし、もっと言えば自分の武器にすべきだとも思っている。
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