ネットの経済クラスタにがっかりした話。

2020/07/04の日記

こう見えても大学は経済学部だったので(成績は💩でしたが)、ネットのいわゆる経済クラスタ※1と呼ばれる人の書き込みとかを見るのが結構好きだったんです。

「好きだった」と言うのはなぜかというと、一応自分も経済学部だったので、用語に親しみもあります。
そのため、その人たちの頭の良さというものは伝わってきました。

これが馴染みのない学問だとすごいのかすごくないのかすらわからないですから。

ただ、最近はなんかうーん…って感じなんです。

まぁコロナの件なんですが。
結論から言えば、経済クラスタのコロナに対する見立ての甘さであったり、公衆衛生・疫病等の学問に対するリスペクトが足りてないことが原因かな…と。

経済畑の人間のやることは少なくとも感染病対策のやり方そのものに口出しすることではない※2と思うのです。

連携がうまく取れてない、お互いがお互いの領域を侵犯しあってるという流れなのはとても残念です。

【理想の流れ】
感染症の専門家が各種シミュレーションを出し、想定できる未来を複数提示する。
社会科学の専門家が、想定された未来に基づいてそれぞれの未来における悪影響を計算する。
えらいひとがそれをもとに最終的な判断をする。
国民みんなでそこに向かって頑張る。

【今の流れ】
感染症の専門家は「死者数を減らす」ことを第一に行動しており、他の道を提示しようとはしない。
社会科学の専門家は各々が勝手に生み出した「ぼくの考えたさいきょうのコロナ対策」※3が実現されず文句ばかり言う。
国民が何となくで、行動し、何となく危機感を高め、何となく自粛する。
えらいひとは責任を取らず、方向性も示さないのですべてがグダグダに。

はあ、グダグダなのはこの日記だよ。

数字上は2週間以内とかに過去最高の新規感染者数とかになると思うのですが、そうなったらどうするんだろう。
結局国民のリアクション次第かな。

※1 大学教授とか、ネットによくいる謎に経済や数学に強いオーラを出してる人のこと

※2 例えば人数の内訳を見て偉そうに感染について語るとか。そのへんの無作法な行為。

※3 例えば「適切な対策」さえすれば、感染拡大を防げる(≒適切な対策をしていないから感染拡大するのだ)と純粋に思い込んでいる人間は多い。しかし、彼は少なくとも2点見落としていると思うのです。
① 病院で院内感染も数多く発生している点を意図的に?見落としている。病院のスタッフは少なくとも飲食店(適切な対策をしている)の店員さんよりも強い防御をしているはず。にもかかわらず感染してしまう。つまり防ぐことはかなり難しいことは明らか。
② いつまで「適切な対策」をするべきなのか、という観点が抜け落ちている。下手したら二度と前のような接客様式に戻せない可能性もあるが、そうした未来を見据えた観点がない。

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