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犬と考える平和

※Instagramで犬と共に、犬に関わる問題について、犬の目線で社会問題を考えるメディアdogmompower.jpを運営しています。こちらではInstagramで投稿した内容をアーカイブしていく目的で投稿致します。

犬と考える平和🕊

今日も暖かい部屋でソファの上で大の字になって眠る愛犬を見ながら、今まで何も感じなかった普通の日常が、実はとても奇跡なのではないかと、今以上に強く感じる日々はありません。

2月下旬にロシアがウクライナに侵攻して以降、既に300万人以上の方々が国を離れ避難しています。
ウクライナでは既に900人以上の民間人が犠牲となりました。
たった数週間前は同じように普通の日常を生きていた人達が急に生活を奪われ、大切な人を奪われる。。
夢であってほしいような悪夢が現実となっています。
日々、ニュースを見ながら目を背けたくなる時もありますが、やはり私は多くのニュースの中でも、大切なペットと逃げる人々の姿を見ると、胸が張り裂ける想いになります。

戦争下でペットを殺処分するのが当たり前だった第二次大戦時とは異なり、今はペットも大切な家族。
大切な家族を置いて逃げることができないと、多くの方が一緒に避難し、防空壕では犬や猫が飼い主に寄り添っているという記事も読みました。
ですが、ブリーダーのように多くの犬や猫と暮らしている方は爆撃のある地域で自宅に留まっている方もいるようです。
自宅に留まっている方々には爆撃の恐怖の他にフードが届かず、食料や水不足への不安もある状態です。
保護施設が爆撃されたというニュースも聞きました。
路上では爆撃に巻き込まれた犬や猫の死骸が横たわっているという話も聞きました。

戦争によって苦しむのは人間だけでなく、動物も同様です。

同時に国境付近までペットと避難することができても、そこから先に連れていくことは簡単ではありません。
EUや英国に持ち込む際の現行の規制は犬や猫などの動物には、ワクチン接種とマイクロチップの装着、狂犬病の抗体検査が義務付けられており、多くの動物がその基準を満たしていません。
幸いなことに、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア等複数の国は、3月から動物の入国規制を緩めました。
ですが日本を含む多くの国(ヨーロッパではフランス、ドイツ、UKなど)の規制が厳しく、ポーランドより先にペットを連れていけない家族も沢山います。
でも、このようなペット達とその家族達にとって辛い状況の中でも沢山の人々が救いの手を差し伸べています。

そのような中から情報を得て、私たちができることはなにか。
日本にいる私たちでもできる事があるかもしれません。

例えば @petauk のサイトではウクライナから動物達をレスキューしている様子が日々アップデートされており、現状を知ることができます。
そしてアメリカ最大の動物メディア @thedodo のサイトには海外から支援ができる団体のリストが掲載されていました。

下記一部抜粋です。

▼ @dogood_romania
この団体は通常、ルーマニアのソルカとその周辺で捨てられた犬や猫を保護し、治療し、再利用する活動を行っています。
しかし、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まって以来、ウクライナ難民とそのペットに支援、ケア、シェルターを提供し、ウクライナのシェルターへの物資輸送も行っています。
支援するには、PayPalで1回限りの寄付をするか、Amazonのウィッシュリストに寄付することができます。

▼International Fund for Animal Welfare
IFAWは、ドネツクとゴロフカのパートナーシェルターと協力して、ペットフード、獣医用品、スタッフの賃金を提供する資金を提供しています。
また、ポーランドとオデッサ、リヴィウなどウクライナの5都市でウクライナ難民に温かい食事を提供している団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」に5万ドルの助成金を提供したそうです。IFAWへの寄付は彼らの公式サイトで受け付けています。

▼ @UAnimals.official
UAnimalsは、ロシアの侵攻により食料や物資が減少している動物保護施設を支援するため、寄付を募っています。
これまでに、Give A Paw、Chance for Life、Pif、Siriusなど、ウクライナ国内のシェルターに支援を送っており、その数は増えています。
彼らも公式サイトから寄付が可能です。

▼ @shelter_ugolyok
ウクライナにあるこの動物保護施設は、数百匹の動物たちのために戦時中の食料を備蓄していますが、爆撃のすぐ近くで物資の輸送が困難な状況にあります。Shelter Ugolyokを支援するには、PayPal (pawsofhelp@outlook.com), Venmo (pawsofhelp), Fundrazr or Patreonで寄付をすることができます。

他にもポーランドから連れ出す為にケージの寄付を募っている団体や、動物の運搬や食料にかかる費用の寄付を募る団体が沢山存在します。
活動記録を確認し、日本から微力ながらサポートできればと思います。

最後にキエフのドッグシェルターにフードを届けに行く道中で殺害されたAnastasiiaさんを始め、多くの犠牲となった人々・動物に哀悼の意を捧げます。

https://www.instagram.com/p/Cbe40tQvxyc/?utm_medium=copy_link

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