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犬祭里山vol.2に初出展

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過ぎし2月1日㈯、岐阜県美濃加茂で行われたイベント、犬祭里山Vo.ⅼ2に初出展させていただきました。《犬のお悩み相談》という事で、ブースを設けさせていただきましたが、本当に様々な飼い主さんや、様々な問題行動を抱えている犬たちにも出会いました。その中でも、お声がけ頂き、ご相談頂きました飼い主様、心より感謝申し上げます。

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ご相談頂いたお話を少しご紹介したいなと思います。まず、お散歩での引っ張りが酷かったボーダーコリーの女の子。飼い主さんからお話をお聞きし、うちの代表の小園がリードを掛けなおし、持つと、すっと横に付き座っていました。歩いても引きもありません。さて、何故でしょうか?

私たちはドックトレーナーではありません。私達は【動物行動分析学】を知っている素人です!といつも言い張っています(笑)

ではこのボーダーコリーの場合。まず、このボーダーコリーの子の性格は決して強くありません。どちらかと言えば気弱なタイプ。警察犬の訓練を2~3回受けていたそうですが、正直な話、この性格のタイプの子には警察犬の訓練は向かないです。

じゃあなんで、警察犬の訓練を受けてた子が散歩で引っ張るのか?それは、指示が無いからです。こういった性格の子は、飼い主さんが、リードを持つ人間がどしっと構え、『私が守るからアナタは後ろからついてこればいいのよ』と言うのが必須になってきます。もちろんこれはどんな犬に対しでもそうなのですが。

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画像掲載元:https://petpedia.net/article/618/border_collie2

そして、警察犬の訓練が気弱な性格の子に合わない理由と言うのが、犬が恐怖を植え付けられるだけになってしまうからです。盲導犬でもなんでも、人間でもそうですが、向き不向きってありますよね。まさにそれです。

そして、勘違いされているのが、《警察犬訓練を受ければいい子になる》という事です。これはハッキリ言って大きな間違いです。家庭犬と警察犬の訓練は全く別物です。分かりやすく言うと、警察犬は訓練。つまり決まった形がありますが、家庭犬には決まった形は無いのです。100匹の犬がいて100人の飼い主さんがいれば100通りのトレーニング方法があるという事です。(トレーナーさんを探すとき、これ結構POINTですよ。)

これが出来ればOKと言うのは家庭犬にはありません。それぞれの家庭に合った犬。それが家庭犬。警察犬の訓練を受けていたこのボーダーコリーは、指示を待っているんです。指示に従って訓練してきたから。指示が来ない・・犬は不安定になり、どうしたらいいか分からないんです。

だから、《落ち着いてここにいなさいな》と伝えた代表の意思をきちんを受けることが出来た。だから、横にピタッとついておとなしく座っていた。これが答えです。犬だけが訓練を受けても実はなんの意味もありません。飼い主さんが同じように訓練を受け、犬にきちんと指示を出すことが出来なければ、犬は不安定になり、ストレスでつぶれてしまうのです。

よく考えてほしいのは、《愛犬とどんな風に暮らしたいのか?》だと思います。単純に《いい子になって欲しい》という気持ちで、警察犬の訓練を受けさせるのは辞めた方がいいでしょう。

《いい子になって欲しい》なら、《犬がいい子で居られる方法》を考えてあげて欲しいのです・・。犬だけに責任を押し付けず、共に考えてやって欲しいのです。それが犬と人間の共存に繋がると思っています。

このボーダーコリーの飼い主さんは、ほんのさっきまでギューギューに引っ張っていた愛犬がちょこんとお利口に座り、人間の横に付き歩いてる姿に、『どこの子~~~~!!!』って驚かれていました。『魔法をかけられた~!』と(笑)

この飼い主さんと、犬たちの笑顔が私たちにとって最高のプレゼントであり、頑張れる力の源になっています♡

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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