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「まだ」可愛くないあの子のために
風が涼しくなってきたある夜のこと。
ぼくは時雨(愛犬の名前)の散歩途中で、
ショッピングセンターの外のテラスに座っていた。
月はくっきりとしていて、秋になるんだなあ、と季節を感じる散歩だった。
「すみません…ちょっといいですか?」
声をかけてきたのは年配の女性と、
高校生くらいのその息子さんらしきふたり。
足もとの時雨をちら、と見て、
「触ってもいいですか」と言って、
ぼくがもちろん、とうな
風が涼しくなってきたある夜のこと。
ぼくは時雨(愛犬の名前)の散歩途中で、
ショッピングセンターの外のテラスに座っていた。
月はくっきりとしていて、秋になるんだなあ、と季節を感じる散歩だった。
「すみません…ちょっといいですか?」
声をかけてきたのは年配の女性と、
高校生くらいのその息子さんらしきふたり。
足もとの時雨をちら、と見て、
「触ってもいいですか」と言って、
ぼくがもちろん、とうな