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『SKY-HI TOUR 2024』ライブレポ


2024年の5月から8月に渡り、全国11都市12公演で開催された、
SKY-HI TOUR 2024のライブレポです。

まず最初に、こちらは一般的なライブレポではございません。
私の感想は極力削り、楽曲の説明、たまに考察を淡々と記載しています。

文字通り、大学で提出するようなレポートだと思って読んでいただければ幸いです。
説明しなくても皆さんが知っているであろう曲は省略します。

私が足を運んだのは、仙台、大阪両日、北海道、名古屋、埼玉、千葉、立川の8公演です。
そのため複数公演行ってないと気がつけない演出の変更点についても触れていきたいと思います。


楽しげなレポはイラストアニメーションで制作しているので、こちらも見ていただけると嬉しいです!



以前Xでポストした私のレポに、「SKY-HIの曲を知らないということは、気づけてないこともいっぱいあるんだろうなぁ……」という引用RTいただきました。

それを受け、新しいFLYERSや9月29日の配信で初めてSKY-HIを見る人に少しでもSKY-HIのことを知って欲しいと思い、今noteに綴っています。

そして本日9月29日、立川公演がYouTubeで配信されます!

配信に向けて衝動的にこの記事を書き始めたので諸々を調べる時間はなく、記憶を頼りに書いているため、誤っている箇所があるかもしれません。
もし訂正箇所がありましたら優しく教えてください。





【タイトル未定ツアーにいて】


5月4日の初日仙台。
その2日前にツアータイトルが変更されるという異例の事態が起きた。

SKY-HIは去年から引退を示唆させる発言をすることが増えており、仙台のチケットは持っていなかったが、直感的に初日に行かないと絶対に後悔すると思い急遽足を運んだ。
チケットは5月3日のビバラロックの会場で購入した程、急な参加だった。

そして今、仙台に行って良かったと心の底から思っている。
初日仙台の異質な雰囲気は実際にあの会場にいた人にしか分からないもので、それを伝える語彙が私にはないため省略する。
とにかく異質な幕開けだったと思って欲しい。


タイトル未定ツアーは、公演を重ねる毎に進化するTOURだ。
まさに人生。
SKY-HIのアーティスト人生を表すようなTOUR、
それが『SKY-HI TOUR 2024』。

下記ではSKY-HIに倣い、『SKY-HI TOUR 2024』を『タイトル未定ツアー』と表記する。




【トレイン出発、これまでのSKY-HI】


・Stray Cat

SKY-HIが土管の中から登場する1曲目。
Stray Catは2017年リリースのアルバム『OLIVE』に収録されている。
2024年のTOURでStray Catが頭に来るとは誰も予想出来なかっただろう。

しかしStray Catを1曲目に持ってきたのは奇を衒ったわけではなく明確な理由がある。
サビで繰り返される「I just gotta be myself」という歌詞が現在のSKY-HIを表すのに適しているからだ。


・ナナイロホリデー

2曲目のナナイロホリデーは2016年リリースの楽曲だが、BMSG FES'22でBE:FIRSTのJUNONと共に披露しているため、最近SKY-HIを知った方の中でも比較的知名度の高い曲だろう。

北海道公演以降、
「必ずまた戻ってくるから」という歌詞が
「また戻ってきたから」に変更された。
これは当初地方ライブはもうしないということの示唆だと思っていたが、埼玉千葉立川でも変更された歌詞を歌っていたため真意の程は分からない。

更に立川では
「いつまでだって楽しませてみせる“一生涯”」が
「いつまでだって楽しませてみせる“間違いない”
に変更された。


今回のTOURでは公演を重ねる度に演出が進化していたが、ナナイロホリデーでFLYERSがレスポンスする箇所で客電が着く演出が途中から追加された。
(気がついてなかっただけで初日からだったらすみません)

しゃがんだ後のジャンプのタイミングが合っていないと、「バラバラじゃねえか!」と指摘される。


・Blanket、Blue Monday、Count Down、Limo

ナナイロホリデーに続き観客とC&R、声出しを行う楽曲で、客電が付く演出が用いられた。

Blue Mondayではビルのパネルに隠れるようにして手を出すBFQ※が見られる。
ステージの大きさにより美術セットの配置が微妙に変わっているため、公演によってBFQが出てくる位置も変わってくる。
また、「アイムソーリー」という歌詞が「岸田総理」になっていることがある。

LimoのホーンズはBOSSDOMの演奏をレコーディングしてるためFIRE HORNS※のもの。

これまでSKY-HIのTOURではこのようなC&Rを積極的に行い盛り上がる楽曲はセンテンス後の後半でやることが多かったが、タイトル未定ツアーでは頭に持ってきていた。

※BFQとは、ケンスケ、マニー、ジュン、タクヤの4名で構成されたSKY-HIダンサーズのこと。

※FIRE HORNSとは、SKY-HIバンドのホーンズ隊のこと


・Sarracenia

7曲目にして最近の楽曲、SarraceniaをBFQとパフォーマンス。
去年のD.U.N.K.と豊洲※で既にコレオは披露されていたが、初めて見たFLYERSも多いのではないだろうか。

※毎年12月11日、12日に豊洲PITで行われるSKY-HIのバースデーライブ


・Bitter Dream、Blame It On Me

この2曲は2018年頃学園祭ライブ※を中心に、まとめてセトリ入りしていた。
BFQとのコレオ付きの楽曲である。
2023年の豊洲でも続けてセトリ入りしていた。

Bitter Dreamはアコギver.で演奏されている。

※昔は秋頃になると学園祭ライブに出演していた。
特に2018年は盛んだった。


・WHIPLASH

ここに来てFLYERSが予想していなかった楽曲WHIPLASH。

SKY-HIメジャーデビュー前の2012年にリリースされた『FLOATIN' LAB』に収録されている、RAU DEF※, 環ROYとのコラボ曲だ。
タイトル未定ツアーのセットリストの中で最古の曲である。
SKY-HIはタイトル未定ツアーで自身のバースだけでなくRAU DEFバースも蹴っていた。
(1番のサビ終わり以降はRAU DEFバース)

WHIPLASHの意味は鞭打ちで、“鞭打ちになるくらいヘドバンをする“という意味が楽曲にある。
そのめ私はヘドバンをしたかったが周りがハンズアップしていたため、結果ヘドバンしながらハンズアップする奇妙な女が出来上がった。

※RAU DEFとは、SKY-HIが主宰するインディーズレーベル、『BULLMOOSE※』に所属するラッパー。
『BULLMOOSE』 に所属していたのはSKY-HIとRAU DEFのみで、唯一の直属の後輩だった。
つまりBMSGアーティストの先輩。

※BULLMOOSEは2012年に立ち上げられたレーベルで、2024年に立ち上げられたBullmoose Recordsとは別物。




【弾き語りパート】


・クロノグラフ、LUCE、そこにいた

SKY-HIがピアノで弾き語りをした3曲。
前半の畳み掛けるような盛り上がりから一変、しっとりとした弾き語りを楽しむパートだ。

八面六臂、超八面六臂、BOSSDOMでは弾き語りをしなかったため、今回のタイトル未定ツアーでSKY-HIがピアノを弾けると知った人も少なくないのではないだろうか。

ちなみにドラムとギターも演奏出来る。

そこにいたの前奏で片手で鍵盤を叩き、もう片方の手でタオルを持ち汗を拭くSKY-HIの姿が全公演に渡って見られた。




【ラッパーとしての真骨頂パート】


・Goodbye To The System、運命論

2曲共SKY-HI×SALU※の楽曲。

Goodbye To The Systemは『Say Hello to My Minions 2』のリード曲。
そして運命論はSKY-HIにとってとても大切な楽曲
SKY-HIの背後から差し込む後光のような照明が非常に美しく、運命論という楽曲が持つ力を際立てていた。

「全て決まっていた
お前がこのバースを今聴く事もさ」
という歌詞はどこかの公演で
「全て決まっていた
お前がこのライブを今観る事もさ」
に変えられていた。

また、BE:FIRSTのMasterplanがリリースされドーム公演を終えたばかりということもあってか、初日の仙台では
「マスタープラン 全て始まってる」
の“マスタープラン”という歌詞を語りかけるように強調して歌い上げる姿が見られた。

TOURの途中から運命論の曲間MCで
教科書に載るところまで行く
という内容を明確に提言していた。

※SALUとは、SKY-HIが唯一コラボレーションアルバムを出している(元)相棒。
2016年に『Say Hello to My Minions』
2019年に『Say Hello to My Minions 2』
と2枚のアルバムをリリースしている。
FLYERSの言うSSは、SKY-HI×SALUのこと。


・I am

この曲の前までは舞台にHPY LIFEというカラフルな文字が吊り下げられているが、この曲の「I am」というフレーズ共にSKY-HIロゴをあしらった白黒の垂れ幕が一気に降りてくる。
何度観ても圧巻。

仙台、静岡では歌い終わってから垂れ幕が降りていたが、大阪から上記のタイミングに変更された。


・Walking On Water

「水の上を歩くように簡単さ」
セトリ入り常連曲。
生きてるので両手を見せる。
毎回真骨頂パートで要になる楽曲である。


・何様

故人ぼくりり※とのコラボ曲。
こちらもセトリ入り常連曲。

前半公演ではクラップ、ヘドバン、ジャンプ、どれで煽られるか分からないくじ引き状態だった。
FLYERSのノせ方が定まったのは後半。
SKY-HIは1番のフックで「FLYERSその音聞かせろ!クラップ!」とクラップを煽り、2番のフックで「今度はこっちの番だぜ!」と言っていたため、私は2番ではクラップせず聴くことに集中したが、解釈は多ステしているFLYERSによっても分かれる箇所である。

※現たなか。
SKY-HIより一回り年下ではあるが、2019年に病んだSKY-HIの心の扉を開いた人物。
『JAPRISON』リリースの際多数の雑誌でインタビュー記事が組まれたが、SKY-HIはその全てでぼくりりの名前を出し、強く感謝していた。


・Turn Up

こちらもセトリ入り常連曲。
BOSSDOM、更にはBMSG FES'24でもセトリ入りし、タイトル未定ツアーのライブ映像としても公開されたため、聴いたことある人は多いのではないだろうか。

意外と知られていないと思うが、実はこの楽曲、驚くべきことにSKY-HI名義の曲ではない。
SKY-HIの先輩、KEN THE 390※に客演として呼ばれた曲である。

※SKY-HIの先輩ラッパー。
おそらくFLYERSがSKY-HIの先輩として真っ先に名前を上げるのが彼。
コラボ曲も多数有り、かなりお世話になっていたため、今こそSKY-HIは超ライブに出て豊洲にケンさんを呼んでください。


・Sky's The Limit

前半最後の楽曲。
この曲の途中で熱いMCを挟む。
前半公演では熱く語るSKY-HIの後ろで流れる曲が大きすぎてMCが何も聞こえないという事態に陥っていたが、調節された。

熱いMCを終え、スクワッド※が楽器を演奏している中SKY-HIは舞台を降りるため、最後の「Sky's The Limit」は裏にはけて姿の見えないSKY-HIから音だけが観客席に届けられる。

尚、体調が優れてなさそうだった北海道公演では最後の「Sky's The Limit」が忘れられ、全私がズッコケた。

※DJ HIRORON、ギター Tak Tanakaドラム、もっちー(望月敬史)から成る「スクワッド編成」のこと




【センテンス】


前半は過去の曲を中心にライブが進んで行く。
そしてセンテンスが終わり後半が始まると現在へと続く流れだ。

センテンスとはSKY-HI TOURで恒例のBFQによるダンサーズタイムのことである。
ストーリーは配信か円盤を見ていただきたい。



【ライブ後半の始まり〜現在へ】


・Crown Clown、Happy Boss Day

ライブ後半は2022年の末にリリースされた『THE DEBUT』からの3曲でスタート。


・Dramatic

今TOURの問題児。
DramaticはSKY-HIが1階席に降りてくる客降り曲だ。
確か客降りはTHE JAPRISON中野ぶりだと記憶している。

この客降りは当初予定されていたものではなく、初日仙台でSKY-HIが衝動的に降りたらしい。

BFQとコレオを踊る予定だったが当然それも中止。
仙台では「やりやがった!」というような顔でSKY-HIの行方を見守るしかないBFQと、突拍子もない動きに照明がついて行けず真っ暗な中彷徨うSKY-HIの姿と、ゾンビのように群がり両手を伸ばすFLYERSの姿が印象に残っている。


お立ち台が設置されたのは大阪2日目から。
大阪初日は登ってはいけないであろうところに登ったり、千葉では更に登ってはいけないであろう所を歩いたりしていた。

埼玉ではSKY-HIが戻るのが遅れたせいでSKY-HIの立ち位置である中央が空いた陣形を保ったまま困惑してるBFQを見ることが出来たり、千葉ではケンスケさんがもっちー(ドラム)からマイクを奪取し、SKY-HIに合わせて歌ってるフリをする姿も見られた。

オーラスの立川公演では下手ではBMSGアーティストのすぐ傍まで行きファンサをし、上手ではキスするような距離でカメラを掴み吼えていた。


No Chill

SALUとの楽曲、3曲目。
Goodbye To The Systemと運命論のセトリ入りは驚かなかったがこちらは予想外。
しかしTOUR直前のビバラロックでNo Chillがセトリ入りしていたため、現場にいたFLYERSは察した。
HPY LIFEでNo Chillやるんだな、と。

後半パートではNo Chillだけが場違いな印象を受ける。
他の楽曲はBMSG設立以降の比較的最近のもの、もしくはSKY-HIというアーティストを語る上で要になる曲だが、No Chillだけは違うのだ。
なぜNo Chillが前半ではなく後半に組み込まれたのか……
それを考えると少し期待してしまう自分がいる。

何様、WHIPLASHでヘドバンしていたFLYERSは少なくないと思うが、タイトル未定ツアーで正式なヘドバン曲はNo Chillのみ。


・HEAD SHOT

豊洲1212で初披露されたばかりのHAN-KUNとのコラボ曲。
めちゃくちゃ楽しい。

2人揃って歌ったのは既に3回。
豊洲1212、HAN-KUNの日比谷音楽堂、そしてタイトル未定ツアー立川公演。
私は興奮しすぎて頭に留めていたヒッピーヘアピンが吹っ飛んだ。


・Double Down

セトリ常連曲。
恒例のフェイントC&R※をしてもみんな当然のように出来てしまううからか、タイトル未定ツアーの途中で「フェイントC&Rをすると見せかけてC&Rをしない」という手法が編み出された。
私はまるで酸素を吸うように決まったタイミングでHey!!と言うように調教されているため、この手法に見事引っかかった。

※MCとして喋りながら当然「Play!!」という初見殺しのこと。




【BMSGメドレー】


・Scream

BE:FIRSTの楽曲をカバー。
イントロかかった時に驚愕した楽曲、堂々1位。

1回目のD.U.N.K.でも披露されており、その際は
「俺こういうのあんまやらないんだけどさぁ〜……Wanna hear ya scream!!」
というように始まった。
あんまやらないと言っていたのにセトリ入りした。

ちなみに私はBE:FIRSTの曲でScreamが1番好きなためとても嬉しい。
欲を出せばMAZZELのFireもカバーして欲しい。

・New Chapter、Brave Generation

BMSG大人数曲。


・Tiger Style

BMSGの寅年組、Aile The Shota、LEO、JUNONとのコラボ曲。

Tiger Styleのフックで「ニャー!」と言うことにハマったSKY-HIは、仙台以降毎公演7~9回程「ニャー!」と言っていた。
BMSG FES'24でも言うかと思われたが、フックで歌うJUNONと被ってしまうからか抑えていた模様。

Tiger Styleは寅の曲だがSKY-HIだけ猫というのは公式。


・J-POPSTAR

Aile The Shotaとのコラボ曲。
「来年は港区にビルを買お〜か
という歌詞が、
「来年は港区にビル買いま〜した
にアレンジされた。


・One More Day

REIKOとのコラボ曲
過去〜現在を歌った楽曲。
タイトル未定ツアーをギュッってやったらOne More Dayになる。



・SOBER ROCK

Novel Coreとのコラボ曲

「っておかーさん見てな3年後
という歌詞が
「っておかーさん見てな今!
に変更された。

(来年、「っておかーさん見てな去年!」になったらどうしよう)




【ラストスパート】


・To The First

後半怒涛の連続15曲が終わった後、ふざけるタイプのMCを挟み、To The Firstが始まる。
THE FIRSTのテーマ曲。


・New Verse

SKY-HIが墓場に持って行くと言っていたとても大切な曲。
他に墓場に持って行く曲にフリージアが上げられる。

SKY-HIソロだけでなくfeat.eill バージョンも有り、MVではeill※の他にSALUがカメオとして出ている。

SALUが「アイドル崩れの〜」の箇所でカメオ出演し、首を横に振っているのは、実際に完成したNew Verseを聴かせた際に、「そんなことないですよ」と否定してくれたから。


BMSG設立以降のライブでは
「アイドル崩れのJ-POP野郎
口だけ達者な世渡り上手だろう?
ラップも見かけも凄い奴なんて山ほどいる
誰かの目で見るそこに生きる俺はいつもヒール」
の後の
「いや俺自身が本当はそう思ってるのか?
という歌詞を
「いや俺自身が……もう思ってないぜ!
とアレンジしていたが、タイトル未定ツアーでは本来の歌詞通りに歌っていた。

タイトル未定ツアーはSKY-HIトレインを振り返るものであり、当初の思いを歌うべきだと本来の歌詞で歌い上げたのではないか。
と、最初は考えたが、それだと前半の過去パートで行われるナナイロホリデーの歌詞変更の説明がつかない。
寧ろBMSGメドレーの流れを組み込むならNew Verseは歌詞を変え、ナナイロホリデーはそのままが適しているように思えるが、そうしなかったということは上記の考察は間違っているのだろう。


名古屋公演以前はFLYERSが言う「SKY-HI!」で全然声が出ていなかったが、後半で揃うようになった。
名古屋で「SKY-HI!」とFLYERS皆で言えたことに感動して私は泣いた。立川でも泣いた。

SKY-HIのFREE TOKYOの企画に応募し、選ばれた女性シンガー。
SKY-HIがオーディション(?)で多数の応募者から選んだ子。
実質BMSGアーティストの先輩(?)


・MISSION

MISSION×2のテーマ曲。

公演によってはカイリュウを意識して歌っているように私は感じた。
映像化される立川もそうで、リリースされた音源の「時こそ最後」の部分を聞いてもらえれば、下記の豊洲の歌い方とは全く違うことが分かる。


・D.U.N.K.

過去のライブではBFQやヒロロンが、BMSG FESやD.U.N.K.では他のアーティストがサイファーを行っていたが、タイトル未定ツアーでは観客をステージに上げてサイファーを行った。

大阪初日以前はSKY-HIが「踊れる奴上がって来い!」と言っても中々上がる人がいなかったが、ステージに上がれることが広まったため、福岡では人が殺到して収集がつかなくなった。

ちなみに私は大阪初日と北海道の2度踊らせていただきました。
サイファー体験のレポイラストアニメーション↓


(・MATENRO)

立川公演で初披露の新曲

『Players' Player』というOZROSAURUSとKREVAの楽曲と似ているためサンプリングという説もあるが、現時点では不明。


・ヒッピー

HPY LIFEのテーマ曲
しかし公演2日前にタイトルが変更になったため、ヒッピーはトリではなくなった。
本来はこの楽曲でライブを締めくくる予定だった。

シャボン玉のジュン。
風船のマニー。
キックボードのケンスケ。
シャボン玉のタクヤ。


・タイトル未定

タイトル未定ツアーのテーマ曲に当たるもの。
ヒッピーまでは吊り下げられたHPY LIFEのロゴがステージにあり、前半公演ではそれが上がるだけだった。
しかし大阪二日目以降、再度SKY-HIのロゴが降りるように変更された。

公演を重ねる毎に演出が変更、進化されていくTOURだったが、その最たる曲がタイトル未定。
この曲は初日仙台の直前に完成したこともあり、SKY-HIは譜面台を見ながら歌う演出がされていた。

仙台~北海道→譜面台を見てお客さんにおしりを向けて歌う。
愛知、新潟→譜面台はあるが前を見て歌う。
埼玉→譜面台自体がなくなる。
千葉、立川→譜面台が復活してお客さんにおしりを向けて歌う。

このように演出が変更されている。


タイトル未定ツアーはタイトル未定の最後でSKY-HIがステージ上にマイクを置いて退場し、そのマイクが照らされて締めくくられるのだが、その点に関しても変更があった。

おそらくタイトル未定ツアーは大半FLYERSにとって、SKY-HIがステージ上にマイクをカツンと音を立てながら置いて終わる印象になっていると思うが、初日仙台ではそうではなかった。

仙台ではSKY-HIマイクを切った状態でステージ上に置いて行ったのだ。
もしくは入れた状態だったが置き方が優しくて音がならなかった。

マイクを入れた状態でステージ上に置いて去るのと、マイクを切った状態でステージ上に置いて去るのとでは意味が180度変わってしまう。

初日仙台終了後、FLYERSが阿鼻叫喚していた大きな理由はこれである。




【まとめ】


セットリストを見てもらえれば分かる通り、タイトル未定ツアーは過去〜現在へと時間が流れていく様を表している。
SKY-HIトレイン」という言葉をSKY-HIは使っていたが本当にその通りで、SKY-HIのアーティスト人生を体現したようなツアーだった。

そしてSKY-HIトレインを振り返れるだけじゃなく、TOURの最中もトレインが走ってるのを感じた。
仙台と立川では別物のライブ。

BOSSDOMは完成されエンターテインメントショーだったが、タイトル未定はツアーの中で作り上げていく様が人生を感じさせた。
だからこそ初日仙台でマイクを置く演出にFLYERSが阿鼻叫喚したのだ。

完璧な状態でスタートする人間なんていない。
狙ってなかったとしてもそれがテーマに合っていたように思う。


実際、当初の予定では“そう”だったのかもしれない。
しかし“そう”しないことをSKY-HIは決めた。

だから当初の予定通り『HPY LIFE』としてTOURを行うことが出来なくなり、タイトル未定が作られ、それに伴いタイトルも変更された。
私はそのように考察している。


TOUR前もTOURのMCでも、そしてTOURが終わった現在も、今年に入ってからは引退を示唆する発言が増えている。
私は要所要所で散りばめるようなこの発言を、FLYERSに覚悟する時間と機会をくれているのだとと解釈している。

しかしタイトル未定の前のMCでは、
「俺が歌うべき曲を歌う」
「社長、プロデューサーとして1番を目指しながら、それをラッパーとして曲に残す」
と言ってくれた。

私はこれからもFLYERSとして「SKY-HI!」と声を上げ続けたい。



どぎまぎ


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