昭和の風景

昨年末に、AmazonPrimeの「プラス松竹」に加入しまして、
「釣りバカ日誌」や「男はつらいよ」を見ています。

「あの頃は良かった」と言われる昭和の風景満載で涙が出てきますね。
自分が幼い頃は、両作品ともに「ツマラン」なんて言って見てませんでしたが、今ならこのおもしろさが分かるなぁ。

特に「男はつらいよ」は、まるで自分を見ているかのような錯覚さえ覚えます。
たまに実家に帰る。帰るまでは「家族にやさしく接してあげよう」とか、
「たまには親孝行せにゃいかんなぁ」なんてことを思ったりするものの、
いざ実家の敷居をまたぎますと、ケンカになってしまう。

自分には引き留めてくれる【さくら】のような身内はおりませんので、
なるべく「もういいよ!帰る!」みたいな状況にならないよう心掛けております。

そうか、寅さんには【さくら】が居てくれるから、あ~ゆ~ふうな振る舞いになってしまうのかもしれないなぁ。
まぁ、それじゃストーリーが展開しないわけですが。

あと寅さんの実家は【とらや(後にくるまやに変更)】という団子屋さん。自分は、実家じゃないけど親戚がまんじゅう屋さん。

そして、いつも「いい人」止まりな三枚目。
どことなく親近感があるわけです。

聞けば、寅さん、渥美清さんのお母さんは、会津の出身だとか。
そうか・・・寅さん(ではなく渥美清さん)会津の血を引いてるのか。

そう思うと、無性に嬉しくなるわけです。単純ですね。
ここら辺も、寅さんっぽいなと思えちゃうわけですね。アハハ。

第一作から順々に観ておりまして、先日36作目を観ておりましたところ、
見覚えがある風景。
はてな?どこだろ?まぁ昭和の風景なんて、どこも似たり寄ったりかもな。

そんなふうに思っていたら、
「いや、これ、うぢのまんじゅう屋だべした!あぁ~びっくらこいだ!」

スクリーンショット (119)

画像2

「男はつらいよ 柴又より愛をこめて(第36作)」
オープニングで出てくるんです。

1985年の作品ですから、当時小学校に入学したぐらいでしょうか。
あぁ残念。知ってたら寅さんに会いに行きたかったぁ。

というわけで、福島県にいらっしゃいましたら、ちょいと足を伸ばして、
会津柳津の「小池菓子舗」へ、ぜひお立ち寄りください。

寅さんふうに言うなら、
「もし、福島に来ることがあったら、会津は柳津町、福満虚空蔵尊の参道に
小池菓子舗っていうまんじゅう屋があるから、そこを訪ねてみな。俺の身内があったかく迎えてくれるからな」

うん、いつかマドンナに言ってみたいセリフだな(笑) 


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