あれから

鬱について書いてたのは、もうかれこれ1年近く前の話でして。
その後どうなっているかと言いますと、一向にお変わりなく、といった感じでしてね。
結局、2020年4月上旬から休んで、1年まるっと経過してしまっている状態です。
もちろん、その間、心療内科に通い続けている状態です。

カウンセリングという、とても良いイベントが自分には月に2回ございましてね。鬱とか全く関係なかった頃は「カウンセリング」なんて聞くと、非常に重苦しいというか、よっぽどのことがないと受けないだろうなんて思っていたわけですけども、今になって思うのは、

「全人類、カウンセリング受けたほうがいい」

そんな、精神を病んでる人だけが受けるようなもんじゃないんですね。
いや、こんな言い方したら怒られるかもしれないですが、カウンセリングはもっと広く浸透すべきものだと思うのですよ。
日々の暮らしのなかで、心にたまった鬱憤とか、日頃から感じるイライラ、モヤモヤそんなものを吐き出す場所、そんな感じがします。

もちろん、聞いてもらうだけでお金もかかるし、絶対に気持ちが落ち着くとか解決したとか、良い方向に行くとは限らないですけど、吐き出すだけでも全然違うと思います。

カウンセリングの先生(臨床心理士)は、聞くプロですね、カンペキに。
鬱と診断された当初、自分のなかで渦巻いていた「どこにもぶつけようがない思い」とか、そういうのを「ぶつける」なんて乱暴な感じじゃないですけど、聞いてもらったら、ものすごくスッキリしたんですね。
スッキリどころか、話してるうちに「あ、そうか。だからオレはこういう気持ちになっているのか」なんて、いろいろ気付けちゃったりするんです。

もちろん、人によっての個人差はあると思います。
カウンセラーの先生は「自己分析がしっかり出来てますね」と褒めてくださいます。そういう作戦なのかもしれないですけど、いつもカウンセリングを受けたあとは、何かしらの「気付き」を得ることが出来ています。

話す内容はその時々で変わります。お題を決めてもいません。
当日、なんとなくポツリと言葉を発すると、あとは先生が引っ張り出してくれるんですね。本当に他愛のない会話が、自分の深い所まで、気付くと達しているというか、幼い頃の記憶を掘り起こしていたりするんですよ。
そして「そうか!オレのこの気持ちはココから来てるのか!」とか気付くわけです。

これ、本当に驚きの瞬間なんですよ。自分でも忘れているような、知ってたはずなのに忘れていたような、それが急に目の前に現れて「よ!ひさしぶり」みたいに顔を出すわけです。

解決策は、自分のなかにあったりするんです。

今は、そんな感じで、昔の自分と会話することが多いような気がします。
だからね、もし気持ちが落ち着かないとか、なにか不安があるとか、誰にも相談できないこととか、そういうのがある場合は、心療内科に一度相談するのもアリじゃないかな~と思うんです。
もっと気軽に、身近にあっていいと思うな~。
※カウンセリングを受けるには、初回は診察が必要だったりします。


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