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20240113・逆、逆ー!の話

こんにちは、土下座最中です。
先日、祖母から米寿のお祝いのリクエストがありました。

そもそもの前提の話をしておくと、一人の叔父は祖母が「掃除機が重くて困っている」と言っていたのを聞いてハンディタイプの軽い掃除機を買って送りました。
最初は叔父は単に祖母が困っているから買ったそうで、米寿のお祝いは別にするつもりだったようですが、祖母が「それが米寿のお祝いってことで」と言ったのでそうなりました。

もう一人の叔父と私の母親、二人で話し合ってプレゼントをどうするかという話を、お正月に祖母宅で会ったときに話し合ったのですが、結論が出ず後日改めて連絡ということになりました。

ですが、叔父はまだ働いており忙しいのと、普段住んでいる場所がかなり遠方なのもあって、なかなか話が進まず。
そんな中、祖母からトースターが壊れたのでそれを米寿のお祝いにくれないかという電話がかかってきました。

最初は炊飯器の内釜が剥げてきたので炊飯器がいいとのことでしたが、一応まだ炊けるのと、トースターの方が電源が落ちて困るのと、調べてみたところ炊飯器は結構な値段のものだったので祖母が遠慮してトースターになりました。
祖母はトースターは食パンが焼ければいいくらいにしか使わないので、高機能のものはいらないと言っていました。

口紅も無くなってきて困っているとのことで、口紅は叔父に頼むとのことでした。
と言っても、叔父には化粧品のことなどわからないので叔父のお嫁さんに頼むと言っていました。
そこで私は思ったのです。

あれ?普通逆じゃね……?

ここでジェンダーだの男性も化粧を楽しむ云々だのそういう話はしていません。
ただ祖母の年代の人の考え方なら、息子が家電に強くて、娘が化粧品に明るいと思うはずです。
だから普通に頼むなら逆だろうと……。

私がそう思いながら母親と祖母が電話しているのを横で聞いていると、祖母がアイブロウペンシルも無くなってきたけど、どの色を買えばいいかと母親に相談し始めました。
しかし母親はめちゃくちゃ、それはもう会社勤め以降何十年と化粧をできないくらいめちゃくちゃ肌が弱く、化粧に関する知識が全くありません。
そこで普段、まだメイクをする方の私に電話を代わりました。

私が祖母は髪が黒いので(この年齢にしては本当にびっくりするほど黒いです)グレーくらいの色がいいのではなどと話していました。
そして母親も気づくのです。

あれ?逆の方がよくない?と。

母親は気づいた瞬間笑い出して、叔父にトースターを私たちが化粧品を買った方がいいのではと言いました。
私もそう思ってはいたけど、祖母がすっかり思い込んでいたのと母親と伯父と祖母の関係もあるので黙っていたがそう思っていたと言ったら、祖母もめちゃくちゃ納得していました。

思うに祖母が逆に思い込んでいた理由が2つほどあります。
1つは母親の夫、つまり父親が家電メーカー勤務だったこと。
そのため祖母は母親も家電に詳しい、あるいはわからなかったら母親が父親に聞けばいいと思っていたのでしょう。
そしてもう1つは叔父のお嫁さん(私の義理の伯母)が東京のOLさんだったからオシャレや化粧品に詳しいと思っていたのでしょう。
実際、叔母はおしゃれな人でいつもきれいにメイクもしています。

そういう思い込みで逆に頼んでいたのですが、叔母はもう何年も祖母に会っていないし、普段どんなメイクをしているかも知らないので、もし口紅を頼まれていたらプレッシャーだったろうなと思います。

義理の母親の米寿のお祝いだから、絶対デパコス選ぶだろうし、そもそも色選びも失敗できないけど、実際に本人が合わせるわけじゃないから何を買えばいいかわからない……。
たぶんそんなことになったろうと思います。

一方で私たちなら近くに住んでいるからしょっちゅう顔も見てるし、私がメイクに興味があるタイプなので祖母がどんなものが似合うかもわかる。
そして丁度いいことに、今月祖母と出かける予定があるのです。
まあ出かける予定といっても、大学病院にかかる日が同じだというだけなのですが。

ですが、大学病院の最寄り駅の駅ナカに化粧品の店(しかも美容部員さんがいる)があるのです。
そこは外資系のものはないものの、国内大手化粧品会社の高級ラインの化粧品を取り扱っている店です。
祖母は安い口紅を想定しているようですが、せっかくのお祝いなのでカウンターで選んでもらって、似合うものちょっといいものをプレゼントにしたらいいのではと思っています。

母親は高い化粧品に慣れていないので、もし難色を示すようでしたら私が半額は出そうと思っています。
この前、お正月に祖母にお年玉をもらったので、それこそいい使い道だと思うのです。
まあ、そもそもが祖母のお金なので、プレゼントになるのかというのは疑問ですが……。笑

アイブロウペンシルは、プチプラでいいものがたくさんあるので、駅ナカのドラッグストアで買おうかなと思っています。
それは私からのプレゼントということにしようと思っています。
あんまり高いものを私が買うと、私に収入がないことを知っている祖母が困ってしまうので。
まあ、これも祖母からのお年玉で買うのでしょうが……。笑

というわけで、今回は逆、逆ー!の話でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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