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道元、水と空と月と花と

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13世紀(鎌倉時代)に活躍した僧・道元の主著『正法眼蔵』のエッセンスを書いています。
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#仏教

桃花おちて身心脱落せん

さとりを開くということに関して、いくつか伝承されたエピソードがあります。小石が竹に当った…

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雪裡梅花只一枝

『正法眼蔵』の大部分は「読む」というよりは「登攀する」という感覚に近く、雲間から一瞬見え…

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月ぬれず 水やぶれず

帝釈天「善現さま、般若波羅蜜多はどのように学べばよろしいでしょうか」 善現「般若波羅蜜多…

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一夜、落花の雨

藤原俊成の『古来風躰抄(こらいふうていしょう)』の初めの方に、こんな文章があります。 春…

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花は愛惜にちり

藤原定家のたぶんいちばん有名な一首。 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮 和…

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大悟三枚を拈来して少迷半枚をつくるなり

仏教に関するたぶんいちばん広まっている誤解は、「仏教はさとりを得るための教えである」とい…

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