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めちゃめちゃ遅刻した話

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一昨日のmtgで、以前から用意していた企画が通った。
諸々進めるか〜と思っていたが、実家に朝帰り、昼過ぎまで寝ていたため、夜やろうか。

今日は西小山の東京浴場(通称:トーヨク)へ15時に遊びに行こうと思い後輩を誘っている。


ん?
昼まで寝ていた?
15時集合では?


いまなんじ?13じ?



ーー飛び起きた。

ーー冒頭の段落、順番間違えてるだろ?


思いきり寝坊した。実家からでは15時着無理では?と思いつつ家を出た。
そして後輩にすぐ電話した。
「訳あって遅れている」という意味深に話す。
着いたらめちゃめちゃ謝ろうと思った。


しかし移動中、(謝るのは良いとして反省は必要か?)と思っていた。
今も文章を書きながら(だって遅刻はいつものことだしな)くらいに考えている。おっと〜この人間、反省してないみたい。

思えば休みの日の遅刻はしょっちゅうだ。
相手も遅刻しない限り僕のが絶対に後になる。
世間的に信用度を失うことなんだろうけど、もはや遅刻を意図してやっているところ、(というか、うちなータイムってあるくらいだし)と思っているところがある。


どれどれ、
道中長いし、ちょっと昔話に付き合ってくださいな。


僕は小学校〜高校まで野球をしていた。
クラブチームも部活も集団で動くため、時間厳守が徹底されていた。小学生の頃、チームメイトが遅刻してきて、コーチにぶん殴られていたのがトラウマなのか、絶対遅れてやるもんかと誓った。
その光景を見てから、30分以上前から集合場所にいるようになった。

時は過ぎて僕も高校生。
入学前に(故意ではないが)バットを投げてガラスを割ってしまったことがきっかけで先輩に目をつk、かけてもらうこととなった。
先輩の教室で先輩の担任にバレるまで授業を受けさせr、てもらったり、先輩の誕生日をパイ投げで祝福させらr、させてもらっていたら、後の全校朝礼中に顧問に呼ばれて怒鳴られたり...と破茶滅茶に『可愛がっていただいていた』。そして無茶苦茶怒られまくった。
顧問からも「なんでいつも後輩のお前がいるんだよぉ!」と怒られていた。

そんなことはしていたものの、遅刻だけはしなかったからか、新チーム発足のタイミングで部長となった。キャプテンとは別で、キャプテンはゲームメイキング、部長は普段の生活、風紀的なところを見る役目だ。
悪ふざけしていた奴が部長にすれば、全体も良くなるだろう的な魂胆だったのだろうか。顧問の腹の内は最後まで分からなかったが、普段の生活で野球部が悪さをしでかすと僕が顧問のいるところに呼ばれてキレられる。
最初のうちは(なんで俺なんだ当人を呼べよ)とやさぐれていたが、毎度
「...思えばお前たちの代はバットを投げたところから...」と決まり文句を言われ(それはマジですまん。本当に。)という気持ちに変化していく。

いろいろあって高3夏。試合に敗れ引退が決定した。
ボールも見えない頃から集まる朝練も、二度と思い出したくない地獄の冬練も、もうやらなくて良い。
顧問のイヤミ、部員と顧問の板挟み、同期や後輩から偽善者と呼ばれる日々。周りを立てて、己を殺し、部を円滑に回すこともしなくて良い。

けどやっぱりさ〜〜〜〜いろいろあったけど泣いちゃうよね〜〜〜〜@〜@

ひとしきり泣いて、思い出を振り返って...あぁ2年半あっという間だったな。引退した僕の心は清々しかった。

「...よし!これからは!


ソフモヒにしよう〜〜〜ワックスつけちゃおう〜〜〜!!!文化祭の準備頑張っちゃおう〜〜〜ウヒョ〜〜〜開放感〜〜〜!!!!!⤴︎⤴︎⤴︎

僕のタコメーターフルスロットル。
縛りつけていた分の、もうなんか色んなものが出ていた僕は受験勉強なんてそっちのけで遊びに遊んだ。
「今の今までずっと耐えてきたんだから良いだろうが!これくらい許せよ!!!」の気持ちがめちゃ強にあったから、遊びでめちゃめちゃ集合時間に遅れても逆ギレしまくった。

「なんで遅刻癖があるのか」
回答として「たくさん我慢してきた分のご褒美タイムだから」という感じである。

待って!
反論は最後まで読んでからにしてほしい!!
だから殴らないで!!!

とはいえ、このご褒美タイムは「心から解放されているときのみ」発動される。心に闇を抱えた思春期真っ只中の青年に「遅刻は人間性クズ」なんて言えるか?
こちらとしては「楽しみにし過ぎて夜眠れなくてさ〜遅くなったよねぇ」の気持ちを尊重してほしい。いうなれば「遠足前日病」だからねこれ。

まだ!
もう少しだから!!
缶は痛いからやめて!!!!

世間一般的に考えて、めちゃくちゃクソみたいな話だ。
それでも社会通念はある方だと思っている。仕事や重要な話があるときに遅刻は一度もない。なぜって、遊び以外のものはマジ大事でしょ。その、心がドキドキしているというか、絶対にだめっていう気持ちになるというか。心に余白がない場合は絶対に遅れない。

だから僕と遊ぶ仲の良い友人たちは野球部の件を詳しく知らなくとも、
『けんていは遅れる前提での集合時間』を頭に入れて動いているという。
なんともありがたいし、すごい友人らだと思う。一生大事にしたい。
もちろん遅刻しない日もある。そういう日はラッキーくらいに思ってほしい。

これからも友人たちのおもてなし力に甘えていきたい。


1/24 追記


そういうこと!
舐めてるわけではないの!!
だからトマトは投げんなって!!!

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