2022/01/03
1/3
この週から（厳密には1/1から）1ヶ月間は喜楽湯に住み込みとして働く。
デンジャラス過ぎる日々になると思った僕は、あったことをより具にまとめていこうと思った。
あとただ住み込むだけでは面白みが無い張り合いがないので、自身に課題をいくつか提示した。
これらを1ヶ月で完了させるのが目標だ。
ようしやってやるぞ。意気込む僕は仕込みに取りかかった。
仕込み中に電話が鳴った。
「営業前の電話対応は業務にないので」というと冷酷で血もない感じになるが、対応してたらキリが無いから社員じゃないと出ない、というのが弊社のなんとなくのルールにある。
このとき社員はおらず、また忙しいときだったから（出られないわ…てか忙しい時にやめてくれ…）と思い無視していたが、思わず手に取ってしまった。相手はおばあちゃんだった。
「お忙しいときにごめんなさいね、今日は何時から営業していますか？」と丁寧に質問されたので、丁寧に返事をしたら「お正月に営業してくれてありがとうね」と言われたので気持ち良かった。
この日は後輩に教えながら仕込みをする日だ。
仕込みは覚えれば誰でもできるものだけど、体で慣れる部分もあるので教えるとなると勝手が違う。
またこの日は「掻き出し」と「ろ過器清掃」の追加業務もあったためスピード感持ってやらねばいけないのである。
掻き出しについて過去に書いていた。
「掻き出し」ってのは煙道の煤を取り除く作業になります。なんでしょう、めちゃめちゃでかい松居棒で耳掃除する感覚です。
そして「ろ過機清掃」というのは営業中、広い浴槽を常に綺麗な状態に保つ＝ろ過ing、する必要がある。で、ろ過機自体の清掃も無論必要なので定期的に清掃をしないといけない。今日がその日。
僕は教えることに手一杯になっていたため電話に出る余裕など…と思っていたが、風呂を待っている方たちがいることを声を通して再確認できた。
同時に、電話で毎回対応するのは大変なので、誰でもカレンダーを確認できる方法を考えたいと思った。
うちはSNS、HPにカレンダーを掲載しており、時間も分かる。なんなら店の前にも貼ってある。しかし全人類がSNSをやっているわけでもないし、遠方の方は店前まで確認はできない。
おそらく電話で確認してくる方々は、日々喜楽湯に来られる方々だろうからカレンダーを印刷して持ち帰りできるようにしておこうと考えた。
この対応でもかかってくるようなら別の方法を考えるが、一旦はこれでやってみよう…などと考える余裕ができたのは電話のおかげ、おばあちゃんありがとう。
1/4
今日はシフトが無いため部屋で作業をしている。
作業中に「匿名ラジオ」を聞いていたが、面白くて聞き入ってしまう。作業が進まない。
知らない音なら作業が進むんじゃ、と思った僕は、まったく見聞もない囲碁の名人戦を流すことにした。
囲碁といえば、碁盤に碁石を並べる有名なスポーツである。（静寂のなか、「パチ…パチ」と碁石を並べる音って集中できるはず。そもそもルール分からないから生活音として捉えられるだろ）と採用した。
結論、結構作業が捗った。たまに映像を見たが、やっぱり分からない。長考する場面が結構あったのと、視聴している方々のコメント欄が賑わっていたのですごい試合だったのだろう。ルールが分からないのが悔しい。
午後になりお布団に入って休憩。
「ここで仕事をしなさい」と天啓を受けた気がしたのでこたつのようにして作業をしていた。その後も天啓はあり「横になりなさい」、「目を瞑りなさい」と続き気付くと16時半。3時間ほど眠っていたようだ。
もうやる気が無くなってしまったので、翌日に任せることにした。そもそもシフトに無い日にこうして仕事しているのだからこれくらい許してほしい。
神は特に何も言ってこないからそういうことだ。
ネットサーフィンしちゃうぞ〜。
で、あちこち見ていて面白かった3つを紹介する。
1.学級委員長選挙/Vote for 'I don’t know'
TL見てたら出てきたから見た。
24分の短さでサクッと見られるからオススメ。
内容については「面白い」の一言だけ添えてあとは触れないけど、本編に出てきた先生たちが株価の話してたのが気になる。
なんか関係あったのかな〜社会情勢的なものを表しているのだろうか。
公務員が株ってところが肝なのかな。
2.黒ギャルとオタクが宅飲みしたら意外と相性が良かったことが判明
黒ギャルとオタクによる宅飲み記事でサムネイルがどうして筆者のヨッピーの笑顔なのかが未だに謎で笑えるが、とても面白く読みやすいものになっている。
偏見をもたれやすいオタク陣営と黒ギャル陣営がオタク部屋で宅飲みをし、徐々に仲良くなっていくのが良い。文章後半で、現場にいたヨッピーが早抜けしたところもポイント。読者に（この後どうなったんだろう）と思わせるものであった。2014年の記事なんだけど、今の若者が読むべきものだと思ってる。
3.変態かも？
蛙亭のイワクラさんが書いたnote。「この内容が100円で読めるのか最高じゃんか」と思った。プライベートであったことを面白くまとめるの凄いな。
芸人の道に進まないけれども僕も頑張って稼いで、記事内のイワクラさんのように行動しようと思った。
な〜んてネサフしてたら20時くらいになって眠くなってきたから寝た。
1/5
6時半起床。昨日の分やるか〜！と気合が入る。
相変わらず囲碁をBGMにして作業している。
今日は少し悲しいこと、というか人に発言するのが少し怖くなった（喜楽湯とは関係のない話）。
自分が人を傷つけることばを使わないようにしていても、他者からみれば、僕が選んだことばは傷つくものだったかもしれない。「想像力をもっと働かせて」伝えるというか「他者を無理矢理に褒めようとしてまで」伝えなきゃいけないものだったのだろうか…と思うことがあった。別に嫌われたら嫌われたでしゃあない話だけど、進んで嫌われたい訳ではないので、少し胸が傷む。
午後仕込みが終わり、今後の喜楽湯の動きについてmtgが行われた。詳細は書かないが希望の光が見えた。（株）わきみち社ファンの方々、待っててくださいね。
なんだか感情の高低差が激しいと思う僕、多分ご飯食ってないからだなと思い、キッチンを見てみるとこれがあった。
社長に聞くと「誰も食べないからええよ」とのことなので1人で食べることにした。賞味期限が2021.10…とかだった気がするが消費期限でないならイケると思いやかんをセット、食ってやるからなぁ〜！
言うて3人前くらいだろ。
グルメ界にありそう。
トリコが「小松ゥ！ラーメンの海だなぁ！！」といって泳いでそう。とにかく尋常じゃない。なんだこの量。
僕は小分けにして食べることにした。味は、まぁなんだろう。普通のカップラーメン。腹は満たせた。
その後トイレに幾度となく行くことになったけどその話はしなくていいよね。
1/6
「朝からSKC行けたら笑顔もドカンと世界一！」
ってことでやってきました。草加健康センター。
よっしゃあ！
入店すると草加健康センターの割には空いているように思えた、が浴場に入るとやはり混んでいる。すごいな。
同じ温浴施設とはいえ、うちとは桁違いの施設である。
ここはテーマパーク、大企業だなぁと思う。
露天風呂から雪を確認したときは焦ったが、雪の白さと露天風呂の雰囲気がとても合っていた。温泉の良さを久しびりに感じた。
午後はmtgを行った。なんかとんでも企画が生まれてしまったので必ずや実現させてみせる。
是が非でも企画を通す。使命のように思っている。お楽しみに。明日は営業後の掃除以外は空いているのでお参りに行くことにしよう。
1/7
早起きして神田明神へ行った。
毎年恒例のお参りにウキウキしていた。
「目標を頻繁に変えると全て実らない」とあったが3年前からマジで変わってないので大丈夫だろう。
今年は就活が控えているので気合入れていきたい。
この後友人らと買い物のために青山〜表参道を歩いた。風が冷たすぎて辛かったけど眼鏡を新調できたので良かった。
友人（最近婚約を決めた人＝A、最近彼女が浮気していて別れた人=B）と3人でバーミヤンでご飯食べていた時の会話で、
A「プロポーズのとき手紙渡したんだよね」
B「素敵。俺たちも結婚、というか安定してぇな...。」と話していて僕も「わかるなぁ」と深く頷いた。
しかし2人から「けんていは、常に忙しそうにしているし、相手から『私がいなくても楽しく生きてそう』って思われてそう」と言われて「そうなの！？」とビックリした。そんなことはないよ！？
話は戻る。
（ん…就活？）と思うかもだが、喜楽湯はバイトとして勤めている。
おそらく喜楽湯の転換期にある今、様々なタスクをばりばり終わらせているため、知人らは「銭湯に就職したんだ」と言うんだろうけどそうではない。
UIデザインを仕事にしたいと思ってポートフォリオ制作や勉強に励んでいるが、なかなか元気いっぱい取り組むことが出来なかった2021年。
ありがたいことに、先輩や知人友人のツテでデザインの仕事をさせてもらっていたが、自身の技量を上げないとこの先受注無くなるぞ〜と思ったので、会社に入って自己研鑽したいのである。
12月あたりに（まじで就職したいな）と思ってNotionにロードマップを引いた。
こちらを参考に自分なりに作ったのが下。
1月からこれに沿ってやっていく。だいぶハードだなぁと思っているが、目標のためには必須なので毎日継続して進めていきたい。
まずは本を読むぞ。
1/8
部屋に篭っていろいろ作っていた。0から生み出し続けるのマジで疲れる。爆食いしたいな。
風呂に入って考えた結果、東京03のライブ見ながらお菓子モリモリ食べちゃお〜と考えた。
早速スーパーへ行こう。
寒い。外があまりにも寒い。
なんで自転車でスーパーへ行こうとしている。
「『ご入店ありがとうございます！あなたで10万人目のお客様です！こちら米俵1年分です』と言われないかな。」
寒いときはそう考えると幾分精神はなんとかなる。
1/9
朝6時起床。朝風呂の仕込みである。
昨夜の釜の温度が65度くらいあったので、朝も釜は問題ないと思っていたら38度って「おまえさぁ！！！！」とキレそうになった。
僕が何にキレているのかは分からないだろう。
簡単に説明するよ(=^▽^)σ
みんながおうちでお風呂に入るときの温度は、だいたい42.0〜43.0度とかだと思うんだ！
喜楽湯の場合、浴槽がみんなのおうちのものより大きいから設定温度は43.3度にしているよ！これくらいの温度でちょうど良く感じるんだよね！
で、43.3度でお風呂を楽しむためには、超ザックリ説明すると大元の釜からお湯を作らなきゃいけないんだ！
このお湯の温度を70〜80度くらいで保ち、なんやかんやの流れを経て、みんなが楽しめる浴槽の温度43.3度になるってわけ！
朝風呂の開店は8時。2時間でフロント、脱衣場の清掃などの準備をしつつ、釜に木をくべる。
さらに言うと冬になると寒いよね！
寒いと釜は暖まりにくいんだ！！！！！
38度から70度まで上げるのにどれほど大変か！！！
そんなのお客さんは知るわけない。別に僕はお客さんにキレてるわけではない。断じて違う。
どうしようもなく寒い冬にキレている。ちくしょー！！やってやるぁぁ！！！
…結局どうにかした。怒涛の朝であった。
廃油やガスでお湯を作るところと比べて薪でやる大変さはこういうところに出る。
シフトを終えた僕は古着屋へ行った。
店長さんと楽しく話してたら、あっという間に2時間くらい経っていた。3900円で4着おもしろい服を手に入れた僕はそのまま帰るのはなぁと思って映画館へ行き呪術廻戦を観た。
格好良かったな〜。
ナナミンや京都校ほか戦闘シーンがたくさんあり、何より乙骨くん役を緒方さんが演じるの適役過ぎるぜ…と。あと呪術廻戦あるあるの（このセリフはエヴァパロディなのかな？）って思うところがあって楽しかった。実家戻ったら読み直したいな…。良い一日だった。
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