食わず嫌いを1つ克服した
子供の頃から梅干しが好きだったけど、はちみつ梅だけは食べたことがなかった。
「梅干しを甘くするなんて、緑茶にハチミツ入れるようなものでしょ?そんなの美味しいわけがないじゃない。私ははちみつ梅なんて梅干しとは認めないぞ」とすら思っていた。(むかしアメリカで甘くした緑茶をうっかり買ってしまい、不味すぎて速攻で吐き出した経験あり)
そんな私だが、最近スーパーではちみつ梅を買って食べてみた。
「いやお前、あんだけハチミツ梅ディスってたくせに買うのかよ!」というツッコミは甘んじて受ける。なぜなら自分でもそう思うから。
なんで急にハチミツ梅を買うことにしたのかというと、「なんか急に思いついたから」である。
スーパーで買い物をしていて、ふと梅干しコーナーにあったハチミツ梅が目に入り「一度ぐらい買ってみるか」となぜか急に思い立ったのだ。いま考えても「魔が差した」としか言いようがない。
とりあえず口直し用に普通の梅干しも購入し、家に帰ってさっそく食べてみることにした。
大粒なせいか、パックの中に大した数は入っていない。もし不味かったとしても料理にでも使えば消費できるから大丈夫だろう。
そんなことを思いながら一粒食べた結果。
さっきまで散々ディスってたやつと同一人物とは思えない変化。ヒーロー映画でよく出てくる『主人公と出会って改心して味方になった元敵役』よりよっぽど激しい変わり身の速さである。我ながらちょっと呆れた。
そんなわけで今ではすっかりハチミツ梅ファンになってしまい、通販で大容量のものを買おうか真剣に悩んでいる。
ほんの一月前まで「はちみつ梅なんて認めない!」と思っていたのに、ちょっとしたことで自分の好きなものは変わるんだな、と痛感した出来事だった。
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