#20 あわや交通事故!
イヌの教室に通い、
先生に「伸縮リードはお勧めしない」と言われたのに・・・。
元気くんを飼い始めた当初、伸縮タイプのリードを使用していました。
当時、住まいの周辺の公園は、アップダウンが激しく、階段等を、勢いよく駆け上がる「元気くん」のスピードについていけなかったからです。
その後、イヌのお教室を受講した時にも、
「一般的に、伸縮リードは、手首への固定が弱く、お散歩時の長さもバラバラになり、トレーニングもし難いので、お勧めしない」と言われてました。
それでも、手首に巻く紐もついているし、ロック機能もあるから問題無し!
と勝手に解釈し、そのまま、伸縮リードを使い続けたのです。
そんなある日、事件が起こりました。
いつも通り、近所の公園をお散歩していた際、
正面から来た黒づくめ、かつ、頭皮の薄い男性が、我々に対し「ニッ」と少々怖い表情で微笑みかけたのです。
よっぽど怖かったのでしょう、
この男性と目が合った「元気くん」、急に、全力で、逆方向に走り出してしまい、いともあっさりと、伸縮リードが手を離れてしまいました。
マズイ!!!
慌てて「元気! ストップ!! 止まれ!!!」と叫ぶが、
伸縮リードの、プラスチック製の巻き取り部分が、路にガンガンぶつかり、その音が怖いのか、さらに、全力で逃げようとする「元気くん」
そして、ついには、公道に飛び出してしまったのです!
その瞬間、「キ、キ、キィーーーー!!」と、車のブレーキ音が鳴り響く!
まさか!!!
でも、間一髪のところで、車をかわし、さらに逃げ続ける「元気くん」
運転していた方が、心臓を抑えて、顔面蒼白になっている表情、いまも覚えています。ゴメンナサイ。。。
その後、
民家の塀の角にうずくまる「元気くん」を抱き上げる事が出来ましたが、本当に、生きた心地がしませんでした。
ここには幾つもの油断があります、
・お散歩にも慣れてきて、かつ、リード無しでも呼び戻しが出来るようになっていた事。
・いつもは「止まれ!」の一言で、きちんと止まれていた事。
・リードの紐を手首に巻いていたので、大丈夫と思い込んでいた事。
などなど・・・。
冷静に考えてみれば、
「常時」と「非常時」では、全く違う行動をするし、その場面で放出される「火事場の馬鹿力」も普通ではないのです。
愛犬とのお散歩をなめていたのです、すごく怖くなりました。
結果的には、だれもケガをせずに済みました。
でも、
もしかしたら「元気くん」が車にひかれて、虹の橋を渡ってしまったかもしれない。
もしかしたら、車や運転していた方に怪我をさせていたかもしれない。
そんな「もしかしたら」が、次々と頭をよぎり、しばらく心臓の鼓動が納まりませんでした。
愛犬との生活に、少し慣れた頃が危険です、
ほんの少しの油断が死を招く事もあります。
もちろん、
それ以来、伸縮リードをやめました。
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