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【スマブラ創作】セフィロス参戦-通常攻撃編

2020年12月、スマッシュブラザーズSPにFF7からセフィロスが参戦しました。

そこで、「自分がセフィロスを作るならどんな性能にするか」を少し考えてみました。
これらは全て自分の創作のため、ゲームの攻略には一切役に立ちませんのでご注意ください。

前回のnoteでは、セフィロスのコンセプトや必殺技、特殊性能について説明しました。
今回のnoteは、前回の記事の続編となるため、前回の記事も合わせて読むことをオススメします。

通常攻撃は、必殺技に比べて説明が地味なものが多くなるかと思われますが、キャラクターをイメージする手助けになれば幸いです。

コンセプトについても、例によって技の解説の中で適宜挟み込んでゆきますのでお楽しみに。

まずは、地上攻撃を弱攻撃から順に説明していきます。

・弱攻撃(NA):絶塵
刀を根本から引き寄せるように、下から上に振り上げます。
持ち手側が動作の起点となるため長剣のリーチは活きにくいですが、素早い発生で攻撃判定を出すことができます。
FF7ACなどで主に相手の攻撃を受ける際に見られる動きのイメージです。

三段派生技で、二度同じようなモーションを取り、三段目で下から上に振り払い相手を遠ざけることができます。
受ける用途で使えるよう、空中攻撃とも相殺可能かつ相殺モーションが発生しない攻撃となっています。

上記の内容で分かるように、セフィロスの刀の長さに違和感が生まれないよう、発生の速い技はリーチを若干殺して、持ち手側から引き寄せるようなモーションを採用しています。

これは原作であるFF7ACなどの殺陣のシーンでも見られる手法で、セフィロスはモーションの少ない動きで至近距離の相手の攻撃を受け、その後反撃に転じるというような戦い方をしています。
絶対的な強者であり、「相手の力を試す」という余裕を持つキャラクター性を表現するためでもあるでしょう。

それを踏襲し、至近距離で使う発生の速い攻撃は、「持ち手側から引き寄せるようなシャープなモーション」で、「相殺モーションを取らず派生できる」性能としています。

以下、ダッシュ攻撃から続けていきます。

・ダッシュ攻撃(DA):虚空
大きく踏み込みながら相手を斬り抜きます。
スマッシュブラザーズSPの「一閃(溜めなし上B)」に近いモーションですが、斬撃は完全に斬り抜いた後に発生し、連続で相手に襲い掛かる仕様となっています。
演出によって実質的な発生はやや遅めになる分、対ガード性能が高く、コンボ始動にも使えるようなリターンの高い差し込み技になります。
・横強攻撃(横A):動地
リーチを活かした四段派生の強攻撃です。
近距離での「受け」を意識した弱攻撃と異なり、こちらは正宗のイメージ通りの長リーチを活かした、中距離の立ち回りの要となる技になります。

さらに、四段の攻撃すべてで上中下のシフトが可能で、ある程度の高さへの対空攻撃としても機能します。

そしてもう一つの大きな特徴は、前段でのシフト方向を含めた範囲を次段で攻撃する仕様となっていることです。
つまり初段で下シフトを行い、二段目で上シフトを行った場合、下から上を大きくカバーするように刀を振り上げる攻撃となります。
これを「シフト合成」と命名します。

シフト合成による攻撃では、攻撃範囲が広がる分の全体隙が若干増えることになります。

上記の横強攻撃が、セフィロスの通常攻撃を構成する内容で最も重要なものになります。
四段派生」と「シフト合成」という二つの自由度の高い特徴によって、この技一つで使い手の技量や個性が大きく反映される技となっています。

・上強攻撃(上A):止水
刀を斜め上に一文字に構えて相手の攻撃を受け止めます。
FF7ACでセフィロスが復活したシーンで、クラウドの攻撃を受け止めているモーションです。
ガードポイント(当たりありの無敵判定)が付いており、カウンター攻撃のように相手の攻撃を受け止めることができます。

派生入力で薙ぎ払い、受け止めた相手を弾き返して宙に浮かせることができる二段攻撃となっています。
・下強攻撃(下A):月下
相手を見下すように刀を突き付ける攻撃です。
CCFF7のニブルヘイム魔晄炉で、倒れ伏すクラウドに向かって刀を突き付けていたシーンの再現になります。

この技も特徴的な性質があり、A入力を長押ししている間は刀を下に向け続け、A入力を離した瞬間に二段目の斬り上げ攻撃が発生するようになっています。

このように、前述した「攻撃を受ける技」の他にも、通常攻撃に様々なギミックや派生行動を持たせることで、高い自由度と対応力を備えられるよう工夫しています。

続いてスマッシュ攻撃の解説に移ります。

・横スマッシュ攻撃(横S):氷霜
氷のマテリアの力を開放し、両手で刀を握りしめて強力な踏み込み斬りを行います。
マテリアはCCFF7においてボスであるセフィロスが召喚するもので、氷・雷・炎の内の一つになります。
なお、このマテリア召喚はFF7リメイクのセフィロスにも属性強化として実装されています。

モーションそのものは一般的な斬撃ですが、正宗を使用しているためそのリーチと上下のカバー範囲は恐るべきものになります。
さらに、マテリアの力によってヒットした相手を凍結させます。
・上スマッシュ攻撃(上S):雷鳴
横スマッシュ同様、雷のマテリアの力を利用して攻撃を行います。
スマッシュブラザーズにおけるセフィロスの上スマッシュのように広範囲を大きく薙ぎ払います。
刀は雷を纏い、攻撃判定がさらに拡大されています。
・下スマッシュ攻撃(下S):炎心
横スマッシュ同様、炎のマテリアの力を利用して攻撃を行います。
斜め下方向に向かって横一文字に刀を振り抜き、斬撃が地形に触れた場合は触れた箇所に亀裂が入り、炎が大きく噴き出します。
炎も威力が高く、飛び道具判定のため対ガード性能も優秀です。

原作でセフィロスが焼き払ったニブルヘイムを想起させるような技になっています。

以上で地上攻撃の説明は終わりです。

続いて、空中攻撃になります。
セフィロスは地上攻撃(特に横強攻撃)を軸に立ち回るキャラクターをイメージしているため、空中攻撃はやや癖のあるものになっています。
また、相手の攻撃を受ける技が空中攻撃にも存在します。

・空中ニュートラル攻撃(空N):無尽
刀を持ち手側に引き寄せるように振り抜く隙の少ない攻撃です。
空中攻撃ですが地上攻撃、空中攻撃とも相殺可能で相手の攻撃を受けるように使用することができます。

使い勝手のよい技ですが、最大の特徴は八段派生であることです。
一段目から七段目までは正面に同様に攻撃を行い、八段目は下方向に振り抜くメテオ攻撃となっています。
CCFF7の回想シーンで、ジェネシスとの訓練中に見せた空中での連続攻撃が原型になっています。

また、ショートジャンプなど低空から始動した場合は八段目まで派生する前に着地してしまいますが、前回の記事で紹介したスペースジャンプを使用することで連携を可能にしています。
・空中前攻撃(空前):三極
使い勝手のいい前方への振り抜き、シフト可能な両手突き、上から下に大きく振り抜く強力なメテオ攻撃の三段派生技
です。
用途の異なる強力な技の詰め合わせのような性能になっています。
・空中後ろ攻撃(空後):鏡花
刀を背後に構え、相手の攻撃を防ぎます。
上強攻撃と同様にガードポイントを持っており、さらに派生で後方への振り抜きも可能です。
・空中上攻撃(空上):堕天
両手で刀を持ち、上方向を斬りつけます。
FF7ACでのクラウドとの戦闘の際に落下する建物を細切れにしたモーションの再現になります。
刀の判定以外に、時間差で複数の斬撃が発生し、最後には上空の広範囲を一刀両断します。
・空中下攻撃(空下):獄門
DDFF、スマッシュブラザーズでも文句なしの理想の空中下攻撃です。
セフィロスを代表する技の一つと言えるでしょう。

ここまでで自分が考えてみたセフィロスの通常攻撃の解説はすべて終わりになります。

掴みや投げなどはそこまで工夫を凝らした性能でなくてもよいかなと思っています。
各種原作タイトルで、蹴りを使ったり殴ったりといった動きもしているのでそれらの格闘術を取り入れたモーションであればよいでしょう。

いかがだったでしょうか。

至近距離で使用可能な「受け」の要素を持った技、多様な連続攻撃を再現する派生技の数々、そしてセフィロスを象徴する長いリーチを活かした剣技
これらを複合して上手く纏めることができたように思います。

セフィロスに関する記事は今回で一旦終わりになります。
次はどんなキャラクターを想像してみようか。

夢が膨らみます。

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