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#88【オフ企画・日本人選手②】

では、前回の続きを書いていきます。

※「日本人とNHL」にフォーカスし、現状について私見を述べています。
で、今回紹介している選手は下記のとおり。前回でNCAA所属の選手までは終了しておりますので、北米Jr.リーグ〜日本国内選手を紹介します。

AHL(2部相当):なし
ECHL(3部相当):三浦、平野
NCAA:榛沢、牛尾、佐々木
北米Jr.(1部相当):磯谷
北米Jr.(2部相当以下):村上、鈴木
日本国内:安藤、中島(照)、井口、石田

磯谷 建汰(19歳)

カナダのWHLというジュニアリーグ最高峰でプレーをし、とんでもない成績を残した選手。現状、最もNHLに近い日本人と言っても過言ではありません。
64試合に出場し88ポイントを獲得。これはチーム内1位の好記録。そしてリーグ全体でも20位の記録となっております。上位には既にドラフト指名された選手がズラリと並んでおり、そこに食い込む素晴らしい成績を残しました。
180センチというサイズにも問題はなく、スキルも高く北米に適応できることを証明しました。2022年ドラフトの際は指名予想ランキングで167位(FCHOCKEY)にラインクインされていたので、評価はずっとされている選手です。この先はどんな進路となるのかはまだ記載されていませんが、まずはドラフトで指名されるのを期待して待ちましょう!

村上レイ(21歳)

NAHLというアメリカのジュニアリーグ2部相当でプレーをしているDF。182センチという大きな体を活かしたプレーでチームをリーグチャンピオンに導きました。21歳と年齢的にはそろそろどこかのプロリーグと契約したいところだが、まだ何も記載はされていません。

鈴木富士(19歳)

駒大苫小牧からアメリカジュニアリーグ2部相当のNCDCに移籍したスピード、スキルが高い選手。お父様は日本アイスホッケー連盟強化本部長の鈴木氏。
鈴木選手は実際にプレーを拝見したことがあるが、スピード、スキルに関しては日本の高校世代ではずば抜けていた。アメリカでも良い成績を収めたので英語に慣れ、北米に適応してくれば更に活躍できると思っています。
彼の来シーズンにはとても期待しています。

そして最後に、日本国内で活躍する選手たちを紹介します。

石田陸(24歳)

東洋大学卒業後に東北フリーブレイズに入団。日本代表にも選出されており、若手ではあるが日本を代表するDFに成長中。
そんな彼はまさかの1年で退団。今シーズンよりイタリアのチームへの移籍が決定。アジアリーグよりレベルが高いという噂がちらほらあるが、どうでしょうか。映像を見る限り観客が全くいないので、盛り上がっている感じはしない。
いずれにせよ彼レベルの日本人DFは貴重なので、ステップアップし続けていただきたい。

中島照人(22歳)

東洋大学卒業後、レッドイーグルス北海道に入団。今シーズンアジアリーグデビュー予定。彼は正真正銘の「トッププロスペクト」。もし、アジアリーグにドラフト制度があれば間違いなく1位指名されていたでしょう。
日本代表でも既に活躍しており、フィジカルの強さ、スキル、ホッケーIQどれをとっても一級品。ルーキーシーズンから爆発して海外へ行ってほしい。

井口藍人(20歳)

小学生の時に飛び抜けたスキルが世界各国に拡散され、一躍スターになった彼も大学4年生に、、、
サイズがかなり小さいがスキル、スピード、シュート精度はレベルアップし続けている。
埼玉栄時代の全国大会でアイスホッケーにうるさい苫小牧の観客を唸らせたプレーの数々は忘れられない。
今シーズンの「トッププロスペクト」の1位は間違いなく彼でしょう。どこでプレーを続けるのかは気になるが何の情報もない。

安藤優作(20歳)

3年前までは最もNHLに使い日本人選手だった。ずば抜けたスキルは北米でも通用し、サイズはないがドラフト指名されるのではないかと期待したことをいまだに覚えてる。
今シーズンからは北米ジュニアリーグを離れ、地元のレッドイーグルス北海道に入団。大活躍すること間違い無いでしょう。物足りなくなって海外へ行ってしまうかな?兄はフリーブレイズにいるので兄弟対決は非常に楽しみ

ということで第2弾の本日は7名の選手を一気に紹介いたしました。SNSでは日本アイスホッケー界のネガティブな発言が目立ちますが、彼らのようなスター選手は海外だけじゃなく、国内にもいます。海外のホッケー関係者がアジアリーグに目を向けてくれることを切に願います。
そして、海外でプレーをしている選手の皆様には引き続き、頑張って頂きたいと思います。日本のアイスホッケーのイメージを変えるのは間違いなく彼らしかいません。

ということで本日は「オフ企画・日本人選手②」をお届けいたしました。
読んでくれて、ありがとうございました。





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