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#91【オフ企画・FA解禁】

ドラフトが終了したすぐの7月1日にFAが解禁。解禁日に合わせて各チームが今シーズンのチーム編成をするのが毎年恒例。

今シーズンは例年に比べFA有資格者が多く、近年稀に見る忙しい1日でした。

特にナッシュビル・プレデターズは動きまくった。ライトニングの象徴的存在・スタンコス、ベガスのエース・マルシェッソーなどなど積極補強。すでにヨッシ、オライリーなどのスター選手が在籍しているので、初のスタンレーカップ獲得を本気で目指している事が伺えます。

まずはFA前の動き

【放出】
Ozzy Wiesblatt:2020年ドラ1だが、才能を発揮できず燻っていた
Kyle Burroughs (D)Carl Grundström (F)とのトレードでキングスへ
Yegor Afanasyev:早速KHLのチームと契約したし、、、笑

【加入】
Ty Dellandrea:2025年ドラ5指名権と交換。3〜4セット目の主軸候補
Barclay Goodrow:まさかの出戻り。ウェーバー公示されたので獲得。3〜4セット目の主軸候補
Yegor Afanasyev:ozzyとの交換トレード。彼も環境を変えてブレイクしたい思いあり。ダメならKHLだろう
Jake Walman:ドラ2指名権も併せて、契約を全て買い取る形で加入。間違いなく主軸DF
Carl Grundström (F)Kyle Burroughs (D)とのトレードで加入

この時点で割と戦力整理は順調だったが、得点力あるFW を取れていないなという印象

FA解禁後

※AHLとの2WAY契約選手は記載しません

【加入】
Tyler Toffoli (F):得点力が優れているベテラン。これは確実にチームにフィットするタイプだと思う
Alexander Wennberg (F):攻守にバランスの取れた中堅。3セット目のセンター候補

【放出】
Devin Cooley (G):カリガリーと契約。明るい話題をありがとう
Jacob MacDonald (D):コロラドと契約。好きだったなー
Jack Studnicka (F):ロサンゼルスと契約。頑張れ!!
Ryan Carpenter (F):アナハイム傘下と契約

以上!そしてグレアGM は「ほぼこれで終了」とインタビューで発言しておりましたので、戦力は整ったようです。

では感想を述べます。
昨シーズンのような足りないポジションに当て込んだだけの戦力調整ではなく、今シーズンは戦力補強になっているので、少しは上位を目指す姿勢があるなと感じました。というかそのようなチーム作りをしないとSmith、Celebriniなどを「飼い殺し」してしまいますからね、、、

ちなみに昨シーズンFA主な獲得選手は、、、
Zadina、Burroughs、Duclairの3選手 ←全員いないっていうね

ただ、センタープレイヤーのWennbergを獲得したということはキャプテンのCoutureが本来のパフォーマンスを発揮できない可能性があることを示唆しているなと感じました。
そしてDF補強をしなかったのは予想外でした。なのでThrun、Emberson、Mkhamudulinにかなり期待している可能性もあります。

で現状のメンバーはこんな感じでしょう。

※赤字はメンバー入りが「ほぼ確実」な選手

確実に昨シーズンより良いメンバーが揃っています。
守備力が高いF Wがたくさんいるので、昨年ほど守備が崩壊するというケールは減少するはず。そしてFirst Lineが昨年の経験を活かし、ブレイクすれば得点力もUPします。
そこにCelebrini、Bordeleau、Smithが期待通りもしくは期待以上の活躍をした場合は勝率5割も目指せるようなメンバーではないでしょうか。

ただ、DF、GKはかなり頑張らないといけません。DFに関してはEmbersonとの契約延長が微妙、若手DF達の育成があまり進んでいないこともあり、8月あたりにトレードで実績のあるDFを獲得する可能性があります。プロスペクトが飽和状態になってきているので、「放出候補」は十分に揃っていますので、、、

ではシーズンまで残り3ヶ月。契約した選手の皆様にはトレーニングを頑張っていただき、首脳陣、幹部はチームの方向性をしっかりと決めて頂きたいなと思います。
私はこの3ヶ月で日本のアイスホッケーについて、思いを書きたいと思います。
ということで本日は「オフ企画・FA解禁」をお届けいたしました。
読んでくれて、ありがとうございました。





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