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Viggle:1枚の画像からアニメーションを作れる無料AIサービス

👋みなさんこんにちは!

画像生成AIの普及により、誰でも手軽に高品質な画像を作成できるようになりました。そんな中、1枚の画像からアニメーションを作成できるAIサービス「Viggle」が注目を集めています。

Viggleを使うとこんな動画が作れます。(※編集ソフトは別です)

今回は、そんなViggleの最新版(1.1.0)の利用ガイドや感想、有料エリアではStable Diffusionと組み合わせてより高品質なモーション動画を作る方法などをご紹介します!Viggleの公式サイトはこちら


Viggleの特徴と利用方法

Viggleは、Discord上で簡単に利用可能なAIサービスです。自分で用意した画像やViggle上で生成した画像を使って、アニメーションを作成できます。

Discordサーバーの画面

アニメーション作成には以下のコマンドを使用します:

  • /mix:キャラクター画像をモーション動画にミックス

  • /animate:テキストモーションプロンプトで静止キャラクターをアニメーション化

  • /ideate:テキストのみからキャラクター動画を作成

  • /character:テキストプロンプトでキャラクターを作成しアニメーション化

  • /stylize:テキストプロンプトでキャラクターをリスタイルしアニメーション化

animate-1~9のサーバールームでチャット欄に「/」と入力すると良く使うスラッシュコマンドが表示されるので使いやすいです。

さらに、Viggleには100種類以上のサンプルモーションが用意されており、プロンプトで呼び出すことができます。

サンプルモーションのページはここをクリック

実際にモーション動画を作成!

今回は、Viggleの主要な機能である以下の二つで動画を作成してみたいと思います🚀
・/mix:キャラクター画像をモーション動画にミックス
・/animate:テキストモーションプロンプトで静止キャラクターをアニメーション化

①MIXで作成

1.画像素材:ゲームのキャラクター風のイラストを用意しました。

Stable Diffusionで生成

2.動画素材を用意します(Veed.ioの動画素材を流用)

3.animate-1~9のチャット欄に/mixと入力すると、素材を入力できるUIが開きます。左に画像、右側に動画素材を投入、backgroundはwhiteかgreenなどから選択、FinetuneはONにすると生成までの時間がかかる代わりに、より高精度な動画が出力されます。

4.動画が生成されます。
大体5分~10分ぐらい、混雑していると20分ぐらい待つこともあります。

5.動画が完成
Veed.ioで編集したものが以下です。

少し崩れが見えるものの、狙い通りの動画が作成できました!🙌

②animateで作成

1.画像素材:ゲームキャラ風のイラストを用意しました

Stable Diffusionで生成

2.サンプルモーションを選びます
今回使用するのは$fashion_show_model_catwalkというプロンプト

画面の奥から手前に歩いてきて、ポージングし、振り返るという流れです。

3.animate-1~9のチャット欄に/animateと入力すると下図のUIが開きます。
動かしたいキャラクターの画像を投入し、backgroundはwhiteかgreenなどから選択、FinetuneはONにすると生成までの時間がかかる代わりに、より高精度な動画が出力されます。

4.動画が生成されます。
待ち時間はmixとほぼ変わりません(ほぼ順番待ちの時間です)

5.動画が完成
Veed.ioで編集したものが以下です。

他のAIサービスとの比較

Viggleは、無料で利用できる点が大きな特徴です。また、モーション動画の長さに応じて最大25MBまでの長尺動画を作成可能で、他のサービスと比較して自由度が高いといえます。

Viggleの将来性

アニメ好きや画像生成AIユーザーにとって、Viggleは創作の幅を広げるツールとして魅力的です。将来的には、CMやアニメ制作、Vtuberやゲームへの応用もあると思います。

開発状況と今後の展望

Viggleは、JST-1という物理学を理解したモデルを使用しています。今後のモデル進歩に伴い、高画質・大容量化が期待されます。
開発チームは、Discordを通じて頻繁にアップデート情報を提供していますので気になる方はぜひチェックしてみてください。

使用感と注意点

サンプルモーションを使う分には破綻が少なく、無料で楽しく使えるツールです。ただし、自前の素材を使う場合は崩れが発生しやすく、キャラクターの表情も変わらないので違和感はあります。

動画素材を自前で用意した場合、激しい動きや、角度の変化が多いと破綻も多くなります。

また、見えない部分や違った角度からの補完描画は結構スケッチ感がでてしまうため綺麗に生成できないことも多いです。

左がインプット画像、右が作成したアニメーションでの破綻シーン

Stable Diffusionを使ったViggleの応用編

画像生成AIのStable Diffusionを使って更にViggleで動画を作るのに最適な画像を作成したり、Viggleを使って画像生成に活用したりといった方法をご紹介します。

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