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Cruelty Squad日本語化

まとめ:色々書いてあるが、結局はこのファイルを使います。
Godot RE Tools任意の.ttf形式の日本語フォントファイルが必要です。
JIS第二水準のフォントの使用を想定しています。
一部セーブデータの互換性が失われるかもしれません。

6/25更新 株・内臓・魚・固有NPCなどの名称を日本語化

基本的には動作に問題ないのは確認済ですが、未知の不具合が発生したり、英語版セーブデータとの互換性が失われるかもしれません
・英語版で入手済みの臓器が、日本語導入後に再取得まで「???」と説明文に表示され未入手扱いになる(所持数は維持され、また通常通り加算される)
・英語版で死亡した固有NPCが、日本語導入後に復活する
これは確認済みの仕様ですが、大きな不都合にはならないかと思います



 昨年末くらいにCruelty Squad全文を翻訳したのだが、自分が馬鹿すぎて翻訳を組み込めなかったのでファイルだけアップしておこうと思う

( 2024/06/17 エンディングでの表示を確認・修正済み
 また全般的に細かな改行を調整、メニュー画面や設定、弾薬名、自販機で買えるジュースやスナックの名前などを日本語化)
(セリフの音声をランダムに当てるアップデートに対応、初クリア時の本部でのセリフを日本語に修正)

 この.tsvファイル自体もpentad0氏に作ってもらった。。。
この日本語化はpentad0氏やchihiro氏の力によるところが大きいです 多謝

自分が馬鹿でゲームに組み込んで動作を確認できないので、ゲーム内ではどう表示されるのかなど確認していません。

 このpentad0氏の手順に従えば日本語化できるはず。自分は脳味噌が足りないので出来なかった

追記

できた。pckフォルダとpck_bakフォルダを取り違えてたのが原因くさかった(たぶん)。やればできるみたいです

 最後、バッチファイルの07_import_text_and_copy_to_game_dir.batは途中でGodotエンジンが起動してファイルを置き換えてくれるはずなのでちょっと動作固まってても待ったほうがいいかも

 フォントを置き換えるバッチファイル(06_copy_japanese_font_file_to_game_dir.bat)だけ動作がちょっとよく分からなかったから、Cruelty Squad内のFontsフォルダにあるgamefont.ttfとgamefont(1).ttf、およびMingLiU-ExtB-01.ttfを任意の日本語フォントに置き換えても成立します


概要、やり方

 基本的には、Godotエンジンの特性である「展開したファイルから実行ファイルを起動してもゲームが動作する」という点を生かして、ゲームのpckファイルを展開し、Godotエンジンを利用して.tsvファイルの翻訳を基に日本語に置き換える、ということをしていると思います。すごい

アンパック前のCruelty Squadのフォルダはこんな感じ
アンパックするとこんな感じになります

うまく行かない、あるいは面倒だという人向け(6/22追記)

コンパイル済みの日本語化ファイルをzipにまとめました
Godot RE Tools任意の日本語フォントファイルだけ用意してください

6/24更新 死亡時およびエンディング3の画像ファイルを日本語化
(それに伴って、エンディング3の字幕を削除 前のバージョンを使用していた人は上のzipファイルで上書きしてください)

6/25更新 株・内臓・魚・固有NPCなどの名称を日本語化
 たぶん大丈夫だとは思うけど、未知の不具合が発生したり、英語版セーブデータとの互換性が(一部)失われるかも

6/24更新

1.Godot RE Toolsをインストールして起動

2.「RE Tools」→「Recover Project」で「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad」などsteamにインストールされてるCrueltysquad.pckを選択
(steamライブラリのCruelty Squadを右クリックして「管理」→「ローカルファイルを閲覧」から開かれるフォルダのことです)

3.Destination folderに同様に「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad」を選択して、Optionsの「Extract Only」でExtract(ファイルを抽出)

4.「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad」を開いて、crueltysquad.pckをリネームまたは削除
(展開されたファイルと.pckファイルでは、.pckファイルのほうが優先的にゲームに読み込まれるため=展開されたファイルに日本語化の変更を加えても、.pckファイルのほうが読み込まれてしまう)

5.上記Crus jp.zipファイルを解凍して出てきた中身を全て「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad」にドラッグ&ドロップで上書き

6.任意の.ttf形式の日本語フォントファイルを「gamefont.ttf」「gamefont(1).ttf」「MingLiU-ExtB-01.ttf」にリネームして「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad\fonts」にドラッグ&ドロップで上書き

「MingLiU-ExtB-01.ttf」は印象が近いIPA明朝、「gamefont.ttf」「gamefont(1).ttf」はふぉんとうは怖い明朝体暗黒ゾン字源界明朝、あるいは可読性めちゃ低いけど雰囲気重視なら怨霊フォントなどに変更すると良いのではないかと思います。JIS第二水準のフォントを想定しています。


バッチファイルを使用したやり方

Python、Godot RE Tools、Godot 3.5.2-stableのインストールが必要です。

Godot_v3.5.2-stable_win64.exeはC:\Temp/Cruelty Squad/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe/に入れます。


7つのバッチファイルがあります。
基本的には上記に書かれた手順に従って、順番に使っていけばいいです。

  • 00_config.bat

まずこれをメモ帳などテキストエディタで開くと、一行目に

rem set gameDir="F:\SteamLibrary/steamapps/common/Cruelty Squad"

とあります。これはゲームのディレクトリ(フォルダの場所)を指定するものです。これがいちばん大事。だいたいみんなCドライブにインストールするかと思うので、

rem set gameDir="C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad"

たとえば、このように指定してください。

  • 01_create_work_folder.bat

このバッチファイルを実行すると、C:\Temp/Cruelty Squad にワークフォルダが生成されます。ここのショートカットを作っておくと便利です。

  • 02_copy_unpacked_gd_files_to_work_dir.bat

  • 03_copy_unpacked_files_to_game_dir.bat

  • 04_delete_unnecessary_files.bat

  • 05_export_text.bat

この4つは、Cruelty Squadの.pckファイルをアンパックしたり、英語の.tsvファイルを生成するのに使います。手順通りやればいいですが、自分はGodot RE Toolsで.pckファイルを展開する際に、間違ってワークフォルダ(C:\Temp\Cruelty Squad\pck)とバックアップフォルダ(C:\Temp\Cruelty Squad\pck_bak)を取り違えて指定しまって、しばらく詰まりました。
 バックアップフォルダ(\pck_bak)にpckファイルをアンパックして、ワークフォルダ(\pck)にコピーしたり必要なファイルだけ抽出してくれたりする作業をやってくれます。

 Godot RE ToolsのRecover projectからcrueltysquad.pckを選択して開き、アンパックの指定先にバックアップフォルダ(C:\Temp\Cruelty Squad\pck_bak)を指定して、Full Recovery→Extractを実行。
 02_copy_unpacked_gd_files_to_work_dir.batを実行したのち、再びバックアップフォルダ(C:\Temp\Cruelty Squad\pck_bak)を指定してExtract Only→Extractを実行。順にbat/03_copy_unpacked_files_to_game_dir.bat、bat/04_delete_unnecessary_files.bat、bat/05_export_text.batのバッチファイルを実行する。

  • 06_copy_japanese_font_file_to_game_dir.bat

これは C:\Temp\Cruelty Squad\japanese_font に入れた日本語フォントファイル(.ttf形式)を、上記手順によって展開されたCruelty SquadのC:\SteamLibrary/steamapps/common/Cruelty Squad/Fonts に元々あるフォントと入れ替えてくれるバッチファイル。
 バッチファイルを編集してフォントファイルの名前を指定することで、任意の日本語フォントに入れ替えてくれる。

 …はずなのだが、自分は何故かこのバッチファイルをうまく使えなかったので、代わりに直接 C:\SteamLibrary/steamapps/common/Cruelty Squad/Fonts にフォントファイルをドラッグ&ドロップして入れ替えた。
 ゲーム中で使用されるフォントはgamefont.ttfgamefont(1).ttf、およびMingLiU-ExtB-01.ttfがある。前者は手書きのアルファベットのフォントで、後者は明朝体のフォント。

 自分は前者をふぉんとうは怖い明朝体に入れ替えて、後者をオリジナルとほとんど印象が近いIPA明朝に入れ替えた。それぞれのフォントの名前をgamefont.ttfgamefont(1).ttf、およびMingLiU-ExtB-01.ttfに書き換えてドラッグ&ドロップし上書きするだけでもいい。下の日本語に置き換えるバッチファイルを起動するたびにフォントもバックアップの(オリジナルの)フォントに戻されるので、その度にフォントを入れ替える必要がある。

gamefont.ttfとgamefont(1).ttfを「ふぉんとうは怖い明朝体」にした例
gamefont.ttfとgamefont(1).ttfを「暗黒ゾン字」にしてもいいかも
  • 07_import_text_and_copy_to_game_dir.bat

 このバッチファイルを起動すると、まずコマンドプロンプト的なものが立ち上がってそれからGodotエンジンが起動し、C:\Temp\Cruelty Squad\tsv内にあるCruelty-Squad_text_Japanese.tsvのファイルの内容に書き換えてくれる。02~05のアンパックなどの手順がうまく行ってないとエラーになる(と思う)。

 途中の「*.gdファイルコンパイル用のGodotプロジェクトを作成する」という手順(エラーが表示~ダウンロードしてインストールとか)は一回やれば多分大丈夫。

 Godot_v3.5.2-stable_win64.exeはC:\Temp/Cruelty Squad/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe/に入れます。
 Godotをインストールしたところの"C:\Temp/Cruelty Squad/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe"を実行して、「新規プロジェクト」したらC:\Temp/Cruelty Squad/gdc_project_workを入力して「作成して編集」「プロジェクト」→「エクスポート」→「追加」→「Windows Desktop」→「エクスポートテンプレートの管理」→「ダウンロードしてインストール」という手順のはず。

00_config.batの中にGodotエンジンの記述もあるのだが、

set godotEngineExe="%tempDir:~1,-1%/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe/Godot_v3.5.2-stable_win64.exe"

 一応バージョンが3.5.2-stableと指定されているので、それに合わせてインストールした。Godotエンジンは.gdファイルを日本語に書き換えてコンパイルして.gdcファイルにする過程で使われます。

こっちは株・内臓・魚・固有NPCなどが英語のままのバージョン

こっちは株・内臓・魚・固有NPCなどの名称を日本語化
未知の不具合が発生したり、英語版セーブデータとの互換性が失われるかも

 .tsvファイル自体はUTF-8で記述されていてNotepad++などで編集可能。1333行目のあたりに日本語でも音声を流してくれるスクリプトが入っているそうです。

 一度ちゃんと書き換わることを確認できたら、翻訳の更新などがあった場合、このバッチファイルを起動するだけで再び(更新された)Cruelty-Squad_text_Japanese.tsvの内容に書き換えてくれます。


 全てが分からなくなったら、Cruelty Squadのフォルダの中身を全部消してインストールし直し頭からやり直すとかすると出来たりします(気分的に)

・文字列が全く表示されない
 →テキストは日本語に置き換わっているが、恐らく日本語フォントがインストールされていない
・フォントは変わっているが、文字列が英語のまま
 →翻訳ファイルが正常に転写されていない。工程のどこかで間違っているので、やり直す


初ミッションクリア時のCruelty Squad本部でのセリフが訳されてないことに気付いたので、とりあえず上記手順の後にC:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Cruelty Squad\LevelsにあるTraining_Level.tscnをnotepad++などで開いて、11825行目の以下の行を、

DYN_LINES = [ [ "N" ], [ "N" ], [ "Great job out there! Can't believe that was only your first mission.", "I would have done it myself but I was simply too busy. I'm preparing to start my own PMC. Getting too old for this. Hahaha!", "Already got funding too so things are looking up. I'll let you know when I'm recruiting if you ever want a change of pace.", "Never thought I'd go this far." ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ] ]

こちらに書き換えたら良いと思います。 →.tsvファイルに追加してもらって対応済 おんぶにだっこ

DYN_LINES = [ [ "N" ], [ "N" ], [ "よくやった!これが君の最初のミッションだなんて信じられないよ。", "僕がやっても良かったんだが、忙しくてね。新しいPMCを立ち上げるところなんだ。こういう仕事をするには年を取りすぎてね。ハハハ!", "もう資金は集まってるから万事好調ってとこさ。自分のペースで仕事したくなったら、君にも仕事を紹介するよ。", "まさかここまで来るとは思わなかったなぁ。" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ], [ "N" ] ]

他にも追加されたセリフがあるかもしれないが未確認です

書き換え前
書き換え後

ギャラリー

仕様的にセリフの音声が無くなってしまう、口の代わりにハンドラーが表示されるときがある、一部改行にミスがある(これは多分私のせい)など仕様とか問題とかがないわけではないが、日本語にできるようです

→ 6/17以降、日本語表記でもセリフの音声が出るようになりました。オリジナルではアルファベットに対応して音声が流されるところを、ランダムに再生しているそうです。すごい。謎の技術

神なる光は切断された 君は神経伝達物質で駆動する肉人形となった

これ日本語表示なかったからここに書いておく

導入方法が分からないけど簡単に作ったから置いておく
(6/24)→上のほうでzipにまとめたが、導入できた。


エンディング(参考用、ネタバレ)


 これは日本語化には関係ないけど、コントローラでCruelty Squadを遊びたい狂人向けのXbox360コントローラのレイアウト(多分steamが開きます)

steam://controllerconfig/1388770/3243748132

00年代のUBIソフトのタクティカルFPS(ゴーストリコンとかレインボーシックスとか)は、
左スティック押し込みでしゃがみ、右スティック押し込みでズームっていうレイアウトだった

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