ロックの神様ありがとう!
13年前
レンタルビデオショップで働いてました
今じゃレンタルビデオショップ自体あまり見掛けなくなって
利用する人も当時に比べたら格段に減ったと思うんですけど
それでも
・借りに行く
・選ぶ
・見つけられなくて店員さんに探して貰う
・借りたいヤツが借りられてた時のショック
この「わざわざ」とか「ひと手間」みたいなめんどくさい行為が心地好くて今でもたまにレンタルビデオショップに足を運んだりしていて
なんていうんだろうなあ
あの独特の空間?雰囲気?
そういうのもすごく好きで
今でも機会があればもう一度働きたいぐらい
それぐらい魅力的で大好きな職場でした
当時私が働いていたレンタルビデオショップは
昔から地元にある古いお店で
場所も地元の人じゃないとわからないような場所にあって
お客さんも1日10人来れば万々歳
お店の中はゆっくりと時間が流れていて
お客さんと映画の話や天気の話
そしてなんでもないあんな話やこんな話
日常と非日常が混在しているような
まるでパラレルワールドに迷い込んだような
なんとも言えないような雰囲気があるお店でした
ビデオとDVDだけじゃなくてね
レンタルのCDも扱っていたんだけど
CDショップもないような田舎なもんだからさ
音楽好きな人たちもたまに来たりしていて
その中で
ある日ギターケースを背負った若い男の子が来店
顔見た瞬間
ん?どこかで見たことあるぞ?
「あっ!○○でバイトしてる人!」
「え?!はい!」
っていうね
とんでもない店員から突然話しかけられたお客さん
13年の時を超えて今謝ります
あの時は突然大声で話しかけてごめんなさい
でもまあその後ちょこちょこ来てくれるようになって
色々話してみると地元でバンド組んでる大学生で
お店が無くなるまでの1年半
たまに来ては音楽の話して
大学卒業して大阪で就職して
そんで働きながら今もまたバンド組んで音楽やってんだってさ
今頃になって言うけど
キミのおかげで私の音楽の世界の扉がひとつ開きました
ありがとうね
もしも音楽がなかったら
今私の周りにいる人たち
大好きなあなた
誰とも出会えてなかったかもしれない
だからね
私は今日も空に向かってこう叫ぶんだ
ロックの神様ありがとう!
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