本気になれない

自分って人間について自分は全然わかっていない。自分の気持ちや考えどうしたいのかわかっているつもりでわかってない。他人に合わせた発言をしているうちに自分の意思がほんとにあるのかもわからない。

プライドが高くて傷つくのが本当は怖いのかもしれない。かっこつけてクールぶったりするときやわかってる風な対応をするがただ単にいい風にみられたいだけなのかもしれない。

中学生くらいからそんな感じだった気がする。一生懸命やることが恥ずかしいみたいな所があり、態度が悪かったり、先輩や先生に対しておこらすようなことをふっかけたり…

高校生の時もあった。野球をやっていたが野球が好きで一生懸命やっていた。途中からイップス気味になり投げ方がわからなくなり、送球が怖くなった。心の問題の所があるのでバレないように肘が痛いから投げれないといったり、やる気がないから適当に投げてるみたいな今思えば結構周りから見てたらダサい人間だった気がする。熱くなって頑張ってて下手くそだったらセンスがないけど適当にやってたまに上手くいけばカッコいいという変な自分の中の理論があった。熱くて一生懸命な人に対して憧れや尊敬なところがあったのだが、冷めた感じを見せて自分や周りを騙してきていたのだ。

社会人になってもそうだ。あまり好きな仕事じゃないっていうのもあるがどーしても率先して仕事をしない。覚えようということもなかなかしない。意欲がない感じ。周りにはそう思わせないように見せてるつもりだったがやっぱりバレていた。周りの目にはやる気がなさそうにしているようにしか見えてないようだ。やる気がないのにだらだら続けるならスパッと辞めて新しいことをやる、続けるのならもう少し意欲的にやる、そんなことはわかっているのだがどっちつかずの状態になっていて中途半端な態度になっている。何にしても本気になれないのは変に高いプライドや俺はなんかやれるという根拠のない自信が邪魔をしているんだろうな。小学生の頃は体力測定やマラソン大会など競うようなものには誰にも負けたくなかったし、負けたときは本気で悔しくて泣いていた。プライドとか自信っていうより負けん気が強かった。本気で何事にも取り組んでいたような気がする。

本気にやりたい、もっと熱い、人間臭い、そんな体力は使うけど泥臭いけど誰かの心、自分の心を揺さぶるそんな本気を見せたい。出したい。冷めた、体力を使わない、クールぶった人間をもう辞めたい。いや辞める。意識を変える。