着実に終わりに近づいている

同棲が終わることを忘れ、いつも通りに過ごしている。あと2週間くらいで同棲が終了する可能性が高いから「同棲終了まで、一緒に過ごす土日はあと数回だけ」と思って大切にしたら良いのに、盛大にお昼寝をかましたりしていた。

でも、ひとりで布団でごろりと寝転がっていると、彼との生活はおしまいになることを思い出す。そして、涙は出ないけど、心の中で「結婚とかいう理由だけで別れを選ぶなんて!自分のバカ!」と泣き喚いている自分がいる。そして心の中にいるもうひとりの自分が「ごめんね」と言いながら、抱きしめている。

終わりをいちいち意識して「これが最後のxxだね」と思ってしまうと、恐らく常に終わりを意識することになり、悲しくなり心がもたない。無意識のうちに、自己防衛本能が働いているのかもしれない。

終わりが見えているならば、せめて。この幸せで満たされている、愛情に満ち溢れているこの空気を保ち続けたい。そして、死が突然訪れるように、幸せな状態のままで同棲生活をぶつりと終わらせたい。同棲を終えたら、いくらでもひとりで悲しんで泣いて、喪失を受け入れ、自分を責めることができるから。

例えばしょうもない合唱曲のハモリを歌って録音してケラケラ笑っている空気を、あえて悲しみで染め上げて壊したくない。

悲しみ、辛さといった感情を受け入れずに幸せや嬉しさを受け入れることは、意思だなと感じる。

…なにを書きたいのか分からなくなったので、この辺でお終い。

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