1ヶ月

同棲解消ならびに別れてから、一ヶ月ほど経過した。ここにも色々書いたような感じで悩んで、解決した(ような気分になるけど、数日後にまた憂鬱になった)りしていた。

会わなくなれば忘れるなーっと思った。そして、彼に執着していたのは、すっごく単純化すると「彼と同等の魅力を感じる男性を捕まえることは、至難の技だろう」と思っているからだということを改めて認識した。

自分はそんなにモテない。ずーっとモテてこなかったから知ってるし、この件がコンプレックスになってる。だからこそ、今までは恋愛に関して心が動いたらすぐに行動していた。ナンパこそしなかったけど、今まで付き合った人はほぼ全てと言っても過言ではないくらい、自分から強めにプッシュをかけて成約(?)をした。

若い頃は、ちょっと押しが強くても「まぁいいや…」と思って相手をしてくれる異性がそこそこいるとは思うけど、おばさんが押し強くやってきたらセクハラ事案である。自分のことをおばさんなんて言いたくないけど、自分がまったく性的魅力を感じないどころか「勘弁して欲しい、、」と思う人からアプローチかけられたら辛いだろうなって思うから、節度をもたないといけない…。

そう思うと、自分の今までのスタイルを貫いて恋愛結婚を成約させるには、若さは必須条件だなと感じていた。だからこそ、彼がかつて結婚を決めてくれない時に焦ったんだろうなぁとも思う。

今でも彼のことは人間として好きだし、幸せになって欲しいし、たぶん明日にでも会ったら情が戻って毎晩泣くだろうけど…離れて暮らして別のことをしていれば、だんだんと脳味噌に占める割合も減ってきたような気分になり、こうして気持ちを見つめ直すことができる。

でも、やっぱり、自分を磨き直したら、もう一度彼に出会い直したい。やり直すのではなくて、出会い直したい。だからこそ、自分磨きというものを余念なくやらなければならない。人と比較する以外で、自分が絶対的に幸せを感じることを見つけて、自立してひとりで幸せを見つけられる魅力的な人間にならないと。…こういうモチベーションがあるからこそ、腐らず生きていけるし、泣きそうな夜もどうにかふんばって生きている。

彼への生々しい恋愛心やら執着を過去のものとして切り離したとき、ふたりで過ごした楽しい思い出が残滓のように残る。すごく楽しかった。そして、離れたからこそ思い出を美化してやり直そうと思えたので、本当によかった。あのまま同棲を続けていたら、何か起きない限り「結婚してくれるのかな? 別れて別の相手を探したいけど、彼が好きだから信じて待とう」と思ってずーっと待った挙句、結婚はなしでお願いと言われたときに「ふざけんな!!!」と怒っていただろうなと思うから。

我ながら怖いけど、きっとそうなっていた。待てば必ずいいことがある、みたいな感じで気持ちを無視して期待していたら、爆発していた。こうして別の男性を選んでも良い状態になったからこそ、恨みが愛情を超えていないからこそ、美化できたなと思う。別れるタイミング、別れ方もすごく大切だなって思う。

そんな感じ。もう更に一ヶ月経ったら、どう思っているのかな? どうでもいいーと思っていたり、いい感じの男性が現れたりするのだろうか? 予想がつかない。恋愛は正直もういいやって気持ちなので、もし来月に恋愛的な発展があったら奇跡というか、自分は恋愛大好きなんだなぁと自己理解が深まる形になるだろうな…

家に篭ることをよしとする風潮に感謝して、当分はひとりおうちで内省を引き続き続けようと思う。

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