0501昼(自分のからっぽさを直視せず、彼を利用していた)

「彼と別れても、次に彼と同等あるいはそれ以上に魅力的な人と出会える自分であったらどうか」と考えてみたら、結婚できないから別れたいという気持ちはスッと霧の中へ消えていった。

今の自分には身に余るほど、魅力的な彼と付き合えていると思っている。だから「彼を手放すと次がない」と思ってしまい、今週いろいろと考えてきたことが頭の中をグルグルするのだろうなと感じた。

自分はつまらない人間だと思っている。趣味もなく、夢中になれることもないからだ。おまけに、ひとりで生きていたら常に「消えたい」だの「生きている時間は長すぎて暇だ」と思ってしまう。

だから、交際相手などに自分の価値を埋めてもらうことを考えてしまい、エンタメの如く「自分を楽しませてくれるか」とか「自分の好みの容姿か」などをウダウダと考えてしまっていたのだと思う。

彼自身が先天的に持っている資産や人生で努力をして得た資産を、フリーライダーの如く乗っかり消費するマインドだった。だから彼への独占欲が発生していたのだろう。「こんなに希少な存在を逃したくない」と。

やはり、自分一人でも心の寂しさへうまく向き合ったり「生きていくのも悪くないな、むしろ楽しいぞ」と思ってワクワクして生きることができるほうが、人生はきっと楽しい。

彼と一緒にいることで、そういう自分になることができるかもと思い「ちょっとずつでいいから自分を好きになるように頑張ろう」と思って行動しようとしていたことを思い出した。

でも、初志貫徹というわけにいかず、綺麗な三日坊主となった。いつしか「こんなに魅力的な彼と付き合っている自分は素敵だ」といった感じに、自己評価のために彼を利用していた。こんなマインドだったら失いたくないと思い、しがみついてしまうのも無理はない。

他人に自分の存在価値を委ねたくなるような軸ブレの状態で、自分にとって希少だと思うものを獲得してしまうと、その希少なものを利用して自己評価を行なってしまう。

人が羨むようなものを持っていなくたって、自分は幸せ。

そう思えるように自分が好きなことや興味のあることへ取り組んで、「自分一人で生きるのに忙しいわ〜」と思えるようになってから、恋人を見つけた方が良かったのだろうなと思う。

ひとりで生きていても十分に幸せや楽しさを感じる状態で、彼と一緒に居たいと思う。大好きだから。大好きな自分になって、大好きな彼と一緒に、人生を楽しく過ごしていければ幸せだ。

だから無理して別れなくてもいいのかなと思いつつ、こう思ったけどすぐにダークサイド落ちしたことを考えると独り身に戻って自分の課題に専念した方が良いのかなとも思う。悩む…。

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