2つめのto be 動詞の「tha」
ゲール語の学びの階段を、また1段上がりますよ!
substantiveと呼ばれる、状況や状態、statementsを説明する時に使う動詞「tha」です。
Tha Màiri beag. / Mary is small.
マリーは小さい。Tha Eilidh Chaimbeul mòr. / Helen Cambell is big.
ヘレン・キャンベルは大きい。Tha thu trang. / You are busy.
あなたは忙しい。
というように、copulaとは違いsubstantiveは主語にくるものが「どんなもんか」を説明する時に使います。その中でも「tha」はpositiveな文に使われる動詞で、英語でいうところの"is"や"are"です。そしてこのsubstantive、copulaと違って文の中に2つ名詞が含まれることはありません。
ゲール語の文の基本って?
Verb - Subject - Complement
これがゲール語の基本的な文の順番で、subjectは名詞か代名詞になります。なので基本的な考えからすると、文頭にくる動詞が「Tha」だった時は、補う部分に名詞はこないということになるのかな。まだゲール語の単語について詳しくないので、英語と照らし合わせて考えてみるとわかりやすいかも。
・Tha mi sgìth. / I'm tired. 形容詞
・Tha mi trang. / I'm busy. 形容詞
・Tha mi toilichte. / I'm happy. 形容詞
・Tha mi ag obair. / I'm working. 現在進行形(動詞)
・Tha mi ag ithe. / I'm eating. 現在進行形(動詞)
・Tha mi ag òl. / I'm drinking. 現在進行形(動詞)
※現在進行形については別の章でやると思うんですが、とりあえず「ag+単語」が目印です。
そして注目してもらいたい「mi」
そう、お気づきですね。散々と "Is mise~"と出ていた私(= I )を表す代名詞が変わっています。ちょっと短くなってない!?
copulaは強調する時にも使うということで、代名詞も強調されたものを使います。substantiveの時は別の代名詞を使うのです。
mi : I, me
thu : you
e : he, him, it
i : she, her, it
sinn : we, us
sibh : you *年上や目上の方、他人、第三者、仲良くない、知らない人に使う
iad : they, them
これが基本の代名詞。これがベースとなって変化していくことになるので、まずはしっかりと覚えたいところです。Is のところでもあったように、動詞が「tha」の時は上記の代名詞をセットで覚えてもいいと思います。というのも、必ず動詞の後ろに主語がくるので、代名詞を使うとなるとこれらが絶対にsubstantiveの場合は使われるから。
copulaとsubstantive、それぞれの違い、特徴をしっかり覚えたいですね。
それでは今日はここまで!
Mar sin leibh, an-dràsta!
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