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遊戯王OCGデッキ紹介「Azorius gate」

はじめに

初めまして、どぶ (@dobriver169) と申します。
一年くらい前からいわゆるカジュアル環境での遊戯王に熱を上げてます。
自分は他のプレイヤーのデッキ紹介見るの大好きなんですが、たまには自分もやってみるかーという気持ちで今回筆を執った次第です。奇想天外奇天烈コンボデッキとまではいきませんが、気に入ってるデッキなので暇だったら見ていってください。

今回組んだのは 2024 年 4 月 に INFINITE FORBIDDEN にて収録された白き森主軸のデッキです。
コストがコストじゃない・下級が無限湧きしてくる・魔法罠なんでもサルベージできるなどなど、溢れる 12 期 のパワーによって単体でもなんでもできちゃいそうなテーマですが、今回はフィールド魔法「混沌の場」と組み合わせて遊ぶことにしました。

最近シャバに出てきたヒグルミの同期です。

混沌の場は 2015 年 7 月にディメンション・オブ・カオスで登場したカオス・ソルジャーのサポートカードで、「カオス・ソルジャー」儀式モンスターか「暗黒騎士ガイアモンスター」をサーチしたり、魔力カウンターや儀式魔法を供給し続けたりできます。
① の効果が強制効果のためサーチできないとそもそも発動自体ができないので、盆回しで送り付けるとフィールド魔法の発動を封じることができるカードとして有名です。先日フリーで使ったら「あっ…盆回しの………」って言われました。不名誉~。

検索エンジンの予測にも出てくる。やめーや。

前置き長くなりましたが、そんな混沌の場にたくさん魔力カウンターを貯めていろいろやっていこうというのが今回のデッキです。


レシピ

魔法カード、円が中心にありがち。

白き森について

強すぎて未だにビビりながら使ってる

このデッキの基本骨格を担ってもらったテーマです。
下級モンスターがいずれも自己再生・自己サルベージ効果を持ち、シンクロモンスターも回収できるということでシンクロモンスターの出力にさえ成功すれば一生ゾンビのように湧いてきます。手札で腐った混沌の場・メタバース・儀式魔法もコストに充てられるのも助かりポイント。腐りやすい魔法を採用するハードルが下がるのはデッキを組むうえで非常にありがたいですね。
このデッキでは概ねデザイン通りの動きを行い各種素材として活躍してもらっています。要は星 2 非チューナーから星 4 チューナーにアクセスしてルシエラでサーチを行いつつディアベルかわざわいなりを構え、次ターン以降下級を蘇生・サルベージしてシンクロなりリンクなり儀式なりしていくという形です。
強いて白き森絡みで特徴的な動きを挙げるのであれば、ルシエラからホーリー・エルフをサーチする点と、ディアベルの ② の効果でフォーミュラ・シンクロンを特殊召喚して自己再生したアステーリャとともに虹光の宣告者を出力することで牽制と儀式関連カードのサーチにつなげる点です。

「守備力」ではなく「守備」が高い点に初期フレーバーテキスト特有の胡乱さを感じる
こいつ見るとみんな心底嫌そうにバトルフェイズに入ってくれる

混沌の場関連カード

すなわち、儀式と魔力カウンター関連カード

伝説の剣闘士カオス・ソルジャー

デッキの中でじっとしていてくれ

混沌の場の発動時のサーチ先であり、ATK 3000 の高打点を備え、バトルフェイズ中の相手の効果発動を封じ、相手フィールドのカードをすべてデッキに戻し、儀式魔法もサーチでき、イラストもかっこいい最強儀式モンスターです。でも初手にだけは来てほしくない。混沌の場が発動できなくなってコンセプト崩壊するので。
混沌の場の発動前に手札に来た場合はイリュージョン・オブ・カオスで送り返したり瑚之龍で墓地に落としてからマインドオーガスや大儺主水でデッキに戻したり、なんとかしてデッキに帰ってもらいます。強い動きしてるのに苦しそうな顔してるときは大体こいつをデッキに返せない時。
① の儀式魔法のサーチは白き森カードが一通りそろっていて余力があるときか、逆に白き森のコストが枯渇して魔法引けないと死ぬときに使います。
ちなみにホーリー・エルフはこのカードの ③ の発動条件を満たすために採用しています。ここ一番のドローで引いて精神が崩壊するのを防ぐために隙を見つけて早めにサーチするよう心掛けていますが、儀式召喚するタイミングが来ないせいで伏線を回収できないままデュエルが終わることもしばしば。
降臨に必要な儀式魔法である超戦士の儀式は序盤で白き森のコストにしても最悪墓地効果で伝説の剣闘士を出力できる点が偉いです。ただし儀式時のリリースはレベル 8 ピッタリの生贄を要求してくる。お高くとまってんじゃねえぞ。

アーカナイト・マジシャン

Wiki によるとかつてアーカナイトビートというデッキタイプが存在したらしいですね
身内で見たことなかったため未だに存在を疑っています

シンクロ黎明期に登場した魔法使い非チューナーを要求する星 7 シンクロモンスター。
自分フィールド上の魔力カウンターをコストに相手フィールドのカードを対象を取って破壊します。
ご存じの方も多いかもしれないですが、混沌の場の魔力カウンターをコストに相手フィールドのカードをバリバリ割っていくことが可能です。
モンスターを破壊して墓地に送れば再度カウンターが溜まるためモンスター除去は実質無料、1 ターンに一度の制限もなしということでやりたい放題できます。
このデッキでは白き森のシンクロチューナー+マジシャンズ・ソウルズ or ジェスター・コンフィで出します。
対象を取る破壊という耐性によって防がれがちなタイプの除去ですが、裏側のカードも割れるためシルウィアを経由すると破壊耐性・対象耐性持ちが何体並んでいたとしても (リンク以外なら) 端から破壊していけるのが強いです (というかシルウィアが強すぎる。なんだあの女)。
シンクロチューナーを経由することで魔力カウンターも多めに溜まるし星 4 チューナーの蘇生にもつながるのでこのデッキではあまり用事がなくてもとりあえずシンクロしてから素材にします。

イビリチュア・ガストクラーケ/イビリチュア・マインドオーガス

英語名の evigishki とかいう日本人では絶対思いつけない語感すぎて好き
しゅきしゅきだいしゅきいびぎしゅき~(?????)
世話になるのは子供の頃 TAG FORCE6 で リチュアデッキデスワンキル (Gishki FTK) 組んだ時以来
TF6 で Gishki FTK 組むガキ、嫌だね

対応する儀式魔法であるリチュアの儀水鏡が自力でデッキに戻りつつこれらのモンスターをサルベージしてくれるため、継続的に儀式魔法をサーチできる混沌の場との相性が極めて良かったことから採用。うまくいけば毎ターンハンデスも狙えます。マインドオーガスは自分のカードの再利用やサーチ先の枯渇防止もできる点もよいです (混沌の場とリゼットの ① の効果はサーチ先がないと発動できないため)。
フィールドはアーカナイト、手札はガストクラーケ、墓地はマインドオーガスで荒らせるため、相手がどの領域にリソースを蓄えるデッキでも攻める手段がある点がこのデッキの強みとなっています。

創聖魔導王エンディミオン

余談ですが自分は P モンスター滅多に使いません (文字多くて嫌になってしまう)

混沌の場に最大まで溜まった魔力カウンターを捧げることで P ゾーンから降臨できます。
というのは建前で大抵ソウルズのコストにした後に余裕があればセレーネか罪宝の囁きで出します。
セレーネで蘇生しても守備表示での蘇生のため戦闘で取られたり、魔法・罠無効効果発動時に混沌の場を戻した場合サーチ先がいないと再発動できなかったり、出たとしても正直このデッキではそこまで強くないから落とすだけ落として出さない回もザラにある。先述のホーリー・エルフといい、このデッキは「あれ結局何だったの?」が発生しがち。
でもかっこいいし墓地に落とした時相手がビビるから一枚挿してます。

魔導獣 ガルーダ

トリ公

相手の召喚・特殊召喚時に魔力カウンターを 3 つ取り除いて手札から特殊召喚して相手モンスターをバウンスします。しれっと対象を取らないバウンスというかなり質の高い除去を備えており、耐性持ちの大型 EX モンスターを送り返したりできると嬉しい。P 効果が魔法・罠破壊と腐りにくい点も偉いです。
非公開の状態で撃てると最高ですが、ルシエラからサーチして相手を牽制したり、魔法・罠を割ったりするのも強いです。

メタバース

ビル群が混沌の場に書き換わっていく場面に見えなくもない

誰もが知っているフィールド魔法かさ増しカード。メタバースによる発動だと発動時の効果処理が発生しないため、サーチ先不在でも発動できるのが偉い。遊戯王やっててメタバースをこんな風に褒める日が来ると思わなかった。正直ここで取り上げるようなことではないと思ったけどこのデッキを組むまで上記の仕様を知らず今回非常に感動したため記載。

その他採用カードについて

このデッキだとこの点が助かる、こう使ってるよ、みたいなやつ垂れ流しゾーン。

メインデッキ

・ マジシャンズ・ソウルズ
アーカナイト・マジシャンのシンクロ素材。イリュージョン・オブ・カオスを落として大儺主水の弾を用意したりエンディミオンを落として相手を威嚇したり (?) します。
もちろん全デュエリストが思いつくであろう白き森魔法・罠をコストにドローするやつもやります。2 枚コストにしてあれやると大抵対面の顔が硬直する。まあ自分が相手にやられてもそうなる。

・ ジェスター・コンフィ
アーカナイト・マジシャンのシンクロ素材その 2。ソウルズに関しても言えることですがリンク値が足りない時とか召喚権を残していいつたえの発動条件を満たしたい時とかに重宝します。

・ 儀式の準備
イリュージョン・オブ・カオス、マインドオーガス、ガストクラーケをサーチがサーチ対象。白き森のコストに充てた儀式魔法も墓地から回収できる点が強いです。

・ Ai 打ち
モンスターの打点を相打ちが発生するように上昇させた後お互い破壊された自身のモンスターの打点分のダメージを受けるカード。
攻撃力 0 のアステーリャ、リゼット、ソウルズ、コンフィを突っ込ませて厄介なモンスターを除去しながら一方的にダメージを与えます。
混沌の場非存在下で効果を使用して攻撃力 400 になったアーカナイト・マジシャンに使うのもよし、虹光を戦闘で処理しに来たモンスターを破壊するもよし、終盤にディアベルの ① の効果で回収して引導火力にするもよし。

EX デッキ

・大儺主水
儀式デッキ御用達リンクモンスター。デッキバウンスがシンプルに強い。
このデッキではリチュアは儀水鏡の墓地効果で回収するので、イリュージョン・オブ・カオスや剣闘士をデッキに戻します。

・神聖魔皇后セレーネ
魔法使い御用達リンクモンスター。大体アーカナイト蘇生します。シルウィア蘇生しても強い。エンディミオンは蘇生しても強くない。

・混沌の戦士カオス・ソルジャー
よく見る方のカオス・ソルジャー。魔力カウンターが枯れて貧弱になったアーカナイトやあまり見ない方のカオス・ソルジャーを素材にして耐性を獲得します。

終わりに

白き森が登場して 4 カ月、触り始めの頃は汎用シンクロモンスターぞろぞろ並べてオラつくデッキになってしまい「つえーけどなんかなー」と思ってたのですが、儀式方面に手を出した結果多様な攻め手が出力できるデッキになったので個人的に満足しています。

混沌の場+アーカナイトについては組む前は「あーはいはいそれね」って反応されると思ってたのですが、実際に使うと想像より多くの方が驚いてくれるので気分よかったです。組んでみるもんですね。

デッキ名 Azorius gate は ”青” 枠の儀式モンスター+”白”き森の組み合わせということで別カードゲーム Magic: The Gathering における青白二色の組み合わせの呼称 "azorius" とキーカードである混沌の場の英語名 Gateway to Chaos の冒頭部分の "gate" から取りました。最近 MTGアリーナ始めて多色の呼称知った時になにそれかっこよ……ってなったためどこかで使いたかったんですね。混沌の場のイラストも青と白……運命を感じる。

いかがでしたか?(記事書いたら言ってみたかったフレーズ)
というわけで駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
どこかのオフ会でお会いしたらその時は対戦よろしくお願いします。また、今回初投稿でしたが今後も気が向いたときにデッキ紹介していきたい所存です。この記事が良いと思ったらチャンネル登録・グッドボタンよろしくお願いします!(言ってみたかったフレーズ②)
それでは。

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