遊戯王 OCG デッキ紹介「count up!」
こんにちは。どぶ(@dobriver169) と申します。8 月から手持ちのデッキ紹介記事をつらつら書き始め、今回で 3 本目になります。お付き合いいただければ幸いです。
レシピ
コンセプト
簡潔に説明するとセンチュリオン・メルフィー・ウサミミ導師を使って効果の発動回数やチェーン数を稼ぎ、犀子の王様や斬リ番を発動して戦うデッキとなります。
構築の経緯
事の発端は「斬リ番使いてェ……」です。
ややクセのある発動条件と条件に見合った全体除去持ち 3000/3000 という強さ。これは使いたくなりますね。
情報が公開された際の TL では効果無効になってるモンスターの効果を無限に連打して条件達成するというのが流れてきて頭いいなーと思いましたが、自分はまっとうに 10 回数えようと思って構築を始めました。
相手ターン中のアクション回数を稼ぐテーマとしてセンチュリオンとメルフィーに目を付けましたが、これらだけでは斬リ番の条件を達成できるかはかなり相手依存だったので、もっと発動回数を稼げるカードとしてウサミミ導師を使うことにしました。
こいつが立っているとフィールドでモンスター効果が発動するたびに発動回数がかさ増しできるので効果発動 10 回もかなり満たしやすくなります。② でも発動回数稼ぎに貢献してくれます。
そして斬リ番使えるようになったところで問題点に気づきました。こいつ強いけど所詮は牽制役だと。エースの器ではないと。で採用したのが犀子の王様です。
チェーン 3 で500~3000 バーン、チェーン 4 で 1~6 枚破壊ということで仕事するかはダイスの出目次第ですが斬リ番よりもアグレッシブな点が良いです。斬リ番は効果の発動回数を稼がないといけなのに対してこちらを強く使うにはチェーン数を稼がないといけないのでこの 2 枚を並べて語るのはちょっと違う感がありますが、そもそもチェーンも組みやすい構築になっていたため無理なく入りました。
という流れでできたデッキになります。事の発端だった斬リ番はサブウェポン的なポジションに納まったけど、デッキから抜けたわけでもないのでいいでしょう。……いいよね?
採用カード
天底の使徒やメルフィーを起点にキーカードに触れるようになっていますが、ガチガチに定まった初動はないです。引いたカードで耐えつつパーツ集めていきます。というわけで採用カードの仕事やらアクセス手段やらつらつら書いていきます。
キーカード
前項で触れた皆さんについて。強みとかアクセス手段とか補足。
・ 犀子の王様
エースモンスター。チェーン 3, 4 の効果でライフを取ったり盤面を荒らしたりします。チェーン 4 は対象取らないのも強いです (1 枚しか割れずにずっこける回もしばしばありますが)。メルフィー、ワンフォーワン、天底の使徒とアクセス手段が豊富なのもよい。
・ ウサミミ導師
チェーンと効果発動回数の稼ぎ頭。戦闘耐性付与も一時除外も強いです。使うときはとりあえず飛べるようにしておきたいので敵味方問わず誰かしら 1 体にはカウンターを載せておきます。獣戦士のためメルフィーの恩恵は受けられませんが、犀子の王様と同じくワン・フォー・ワン、天底の使徒からアクセスできるほか、メルフィーや犀子の王様を対象とした鉄獣の凶襲からリクルートできます。
・ 斬リ番
デッキ構築の出発点。こいつ以外を伏せているときもメルフィーが戻るときとかに無闇にウサミミ導師の ① を発動したりすると勘のいい決闘者相手に存在を匂わせられて楽しいです (通じなくて怪訝な顔されて終わるときもある。気まずいね)。存在がバレてるときは脅威度は下がりますが「あと〇回で斬リ番ですよ~♡」って言って遊べるのでそれはそれでよし。
センチュリオン
フリーチェーンで発動できるカードを安定供給することと、レガーティアを出力して相手を小突きながらか弱い犀子の王様とウサミミ導師を戦闘破壊から守ることが主な役割です。ウサミミと犀子の王様はステータスは貧弱ですが効果自体は強力なので戦闘破壊されなくなるだけで厄介さが跳ね上がるほか、ウサミミがいると効果での除去からもモンスターを逃がせるのでレガーティアと合わせると非常に強固な盤面になります (レガーティアを除外するとエンドフェイズの永続罠化が発動できない点が難点ですが)。また、エンドフェイズにレガーティア→ウサミミ→犀子の王様でチェーンを組むことでカードの消費なしでバーンを飛ばせる点も強力。ちなみにこれ毎ターンやるとレガーティアがウサミミカウンターまみれになります。
メルフィー関連
相手ターン中に効果発動回数を稼いだりデッキのキーパーツに触ったりするのが主な役割です。パピィで犀子の王様をリクルートしたり、キャシィから花騎士団の駿馬サーチ→駿馬で聖騎士団の槍持ちサーチ→ケンタウルミナ融合召喚して槍持ち蘇生→プリメラ・プリムス出力でセンチュリオンにアクセスしたりします。
うきうきのバウンスで 1 ターンごまかしたり、アルファサーチして 12 シンクロの素材供給したり捲りに行ったりもやってくれます。
あとセンチュリオンチューナーの枚数絞っているので、チューナー枯れたときの最後の手段としてラッシィからクオンダム出せるようになってます。ぶっちゃけ素直にメインのチューナー増やした方がいいと思ってる。
ドラグマ関連
天底の使徒から下記の手順でウサミミ導師か犀子の王様をサーチします。
1. 天底の使徒でフェリジットを落として教導の大神祇官をサーチ。
2.フェリジットを除外して教導の大神祇官を特殊召喚。
3.教導の大神祇官の効果でシュライグを落としてレベル 1 の獣・獣戦士をサーチ。
ついでにキマイラを落として犀子の王様の残機増やします。普通にヌトスとか落としてもよし。ベアブルム落として鉄獣の凶襲サーチする案もありましたが流石に遅そうだったので止めました。
教導の大神祇官はレガーティアの素材にできると無駄がないし、落としたシュライグは後々センチュリオンからヴァレルロード・S・ドラゴン出して装備すると二度おいしいです。
パニッシュメントは EX から 1 枚しか落とせませんがシンプルに強いしチェーン稼ぎにも貢献してくれるので 1 枚挿してます。一応ウサミミ導師が自身の効果で除外されている間にシュライグを落としてサーチを狙うこともあります。
その他
・ 機巧狐―宇迦之御魂稲荷
相手の召喚・特殊召喚時にちょっとしたダメージを与えるターン 1 制限のない誘発効果を持っているので、効果の発動回数やらチェーンやらを稼いでくれます。このデッキではパピィや鉄獣の凶襲をトリガーに ① の効果で特殊召喚できます。一応プリメラ・キャシィ・犀子の王様が ② のリクルート先になっているものの、出るのは稀です。そもそもピン挿しなのでこいつ自身が出たらラッキーみたいな枠。でもこいつのバーン食らうたびに皆さんすごく嫌そうな顔するし親の仇レベルで真っ先に処理してくるので、そのたびにちょっと枚数増やしたくなります (陰湿オタク)。
・ BBS
唐突に供給された斬リ番にアクセスできるカード。みんな面白い罠モンスターサーチしてる中でひねりなく斬リ番セットするのは正直ちょっと恥ずかしい。けど便利だから入れちゃう。
・ スキル・プリズナー
一度盤面を荒らされると犀子の王様を強く使うのが非常に難しいので、墓地からチェーン稼ぎに貢献してくれるカードとして採用しました。普通に騎士魔防陣 3 枚目でもいいけど相手の動きに上手く刺さった時気持ち良さそうなので 1 枚挿してみた、機巧狐に並ぶイキりピン投入カードです。
終わりに
正直センチュリオンのパワーありきなとこは大いにありますが、相手ターンにたくさんアクションがとれるしウサミミ+レガーティアなんかは見た目以上に固い盤面になってくれるしで使ってて非常に楽しいデッキとなりました。フリーチェーン多いと「頭使って遊んでる感」を味わえて良いなと思いますね。付き合わされる相手からするとたまったモンじゃないかもしれませんが。
また、(割と順当に強い部類のものばかりですが) ノーマルレアをあれこれぶち込んで組めたというのもお気に入りポイントです。マイナーカード出してテキスト確認されるとニチャア……ってなるやつ、あるよね?
デッキ名「count up」はまんま「数え上げる」って意味です。カウントダウンの逆。自分は感性が中学生なので困ったら英語にしとけば恰好がつくと思っている節があります。犀子の王様のためにチェーン数を数えたり斬リ番のために効果の発動回数を数えたりと、いろいろ数えるため。
以上デッキ紹介でした。そろそろ記事でひけらかせる程度に構築練ったデッキも底をつきそうですが、今後も細々更新するつもりなので、もし琴線にふれた方がいらっしゃったらフォローといいねいただけると泣いて喜びます。
それでは。