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継続させる事の必要性

毎年来るこの季節。そう!梅干しの仕込み時期!
その年の日照り具合で、出来の良し悪しが左右される梅干し。今年はと言うと、干したいタイミングでお天道様が顔出さず。こうなるとシンドイ。

うちの梅干し、かなりの減塩で仕込む。しょっぱくなく、酸っぱいをちゃんと作りたいからだ。そんな塩分で仕込む為、お天道様は本当に欠かせない!今年の天候のように曇りでドヨドヨ、雨降りが続くと表面に酵母とカビが繁殖してくる。こうなると、「あ〜今年は不吉な年だなぁ」と昔からよく言われる。笑笑
全く持ってそんな事はなく、単純に菌達も生きていくの必死なわけで、ここぞとばかりに住みやすい所に住み着いてくるだけの事。

大抵の事は、はじめてやると上手く行く事が多く、2回目で失敗する。と自分の経験上からはそう思っている。1回目で上手く出来、味を占めて2回目やって失敗。問題はここからで、失敗したら辞めるのかどうかと言う事。

失敗して気がつく事の方がきっと多い。失敗しても辞めずに、何故失敗したのかを考えながら次に挑戦すると言う事の方が大切。

今年の梅干しは、この天候もあり案の定酵母とカビが表面に現れあっと言う間に覆い尽くされた。もちろんはじめての事ではなく20年やっていると何度かある。20年とはカッコの良い話で、回数で行ったら20回。それでも、こう言った天候の時の仕込方はちゃんと心得ている。菌達が繁殖しても回避するやり方を見つけたからだ。

間違いなく継続は力なり。
ひとつひとつ丁寧に蔕を取る。地道な作業の繰り返し。
相変わらず美味しく仕上がりました。


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