操り人形
大丈夫 ひとりでも寂しくないよ
だって僕は 名も無き操り人形
人形は"寂しい"だなんて思っちゃいけない
だからね
僕は寂しくない
寂しくないんだ
目の中から溢れ出す水
止まらない 止まらない
それを見たパパは
血相を変えて僕を叩いた
いたい いたい いたい
こわい こわい こわい
ダメ
恐怖を感じたらいけない
だって 僕は名も無き操り人形
叩かれても耐えなきゃいけないの
どんなに胸が張り裂けそうでも 笑顔でいないといけないの
これも生きていくためだから
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