初志貫徹が足りてねえ
(ヘッダは何の関係もないこの前作った煮物です)
この場合の初志と言うやつが何かというと、“このnoteが俺という人間の備忘録であり、作品感想がフローなものとして流れていかねえようにするための場である”という事だったりする。纏まった風のものを残そうとかどうかとかそういう余計な事を考えてるうちに全部忘れちゃうんじゃないかなって。ユルく何見ました的なメモもバンバン残していきたい。BGM的な感じで今は“宇崎ちゃん”を観てるんだけれど、初っ端っから“ぼっちの大学生”にウザ絡みをしてくれる巨乳の後輩とかいうイマジナリー青春を摂取してしまって思わず吐血しかけている。やっぱり俺は異世界的なサムシングで、日常の延長とは結構距離があるタイプのキャッキャウフフしか楽しめへんって事なのかもしれん。このすばとか……
とりあえず変なネタバレは無しで行くんすけど完全に避けられるかはちょっと自信ない
・TENET
難解だ難解だと前情報で超怖がって見に行ったが、本筋自体はそこまで難解ではなかった、本筋そのものは………。
観た人は分かってくれると思うんだけど、“ある瞬間”から脳みその普段使ってない部分がめりめりと音を立てて駆動し、自分が正しい理解をしているかを常に疑いながら“前進”していく羽目になる。途中から俺の中のカンフーマスターが「考えるな、感じろ」って大声上げたんで全てを捨て置いて鑑賞に全力を注ぐなどした。まだまだクンフー足りねえよな俺。
彼にとっての始まり、彼にとっての終着点。彼らの間にあの瞬間に生じたモノの手触りは、絡まり合う時の様相を呈して、だからただ前進するしかない俺には捉えきれないように思う。もう一度あの瞬間に立ち会いたい。
って思ったら現在鬼滅の刃の枠でめっちゃ上映館削られてるとかなんとか。正直マジでやばい。世界は俺らにとり一方通行で、やり直しは利かねえんだ。
作品内容関係ねえところでちょっとすごいなって思ったのが、ヒロイン役?のエリザベスデビッキがあんまりにも縮尺の狂った整い方(日本語おかしいけど正しいと思う)してて、彼女が画面にいるだけでちょっと遠近感狂わせられる感じですごいと思う。手足長え、身長高え。本当に同じ人類なのか?
・三体
俺SF小説は全然読まないんすよね。割と手触り感が苦手というか。推理小説と純粋恋愛小説の次くらいに苦手(なんなら純粋な恋愛小説はおれにとりSFのようなモノと言えない事もない)
ライトノベル文化圏以外のSF小説でちゃんと読んだのって『完璧な涙』『ブラッドミュージック』あとは長谷敏史さんの幾つかの著作くらいじゃねえのかな
そんな中、中国発の大ヒットSFと銘打たれ、本屋でも結構山積みで売れているようであった本作を自発的に手に取ったのはちょっと奇跡的なところがある。結果的に言えば大満足だった。
ざっくりとした物語としては、彼方に存在する圧倒的な科学力を持った宇宙人と地球人との争いを描いた年代記、と表現できると思う。一巻において大きな枠組みと戦いの前夜が語られ、続く二巻(上・下)において時代と距離を超えた戦いが描かれる。
難点らしき難点はないと思うんだけど、一個どうしようもない問題としてマジで中国語圏の人間の名前を覚えるのに最初は苦労した。読み方がマジでわかんねえ、没入感を妨げる最初のポイントは実はここになるかもしれない。そこさえ越えれば、暗黒の宇宙を哲学する、種族を賭けた未曽有の生存競争の始まりだ。この年代を代表する傑作エンタメだと言い切ってしまっていいんじゃないかな。
三体星人との最後の闘いの火蓋は、静かに切って落とされる。
曙光に対峙し、世界を背負う一人の英雄の背中を思い浮かべて欲しい。
・きっと、うまくいく
オーイズウェール!!!!!!!!
いやほんとマジで良いですよ。インド映画。超良いインド映画。
インドの大学の工学部を舞台にした青春コメディ映画。正直ネタバレめっちゃ排除したいから紙幅を敢えて割かないでおきたいレベル。多分嫌な事があって元気になりたい時がきたらまたみると思う。ベン・スティラーの『LIFE!』と同じくらい心の処方箋になるような気がする。
人生の喜怒哀楽に真正面から筋肉質なまでに真摯に向き合った結果、その全ての内容に一切妥協せず仕上がったらこうなる。そんな映画。
難癖的な難点が二点あって
・めっちゃ長い(凡そ三時間)
・間に挿入されるダンスパートがマジで一曲歌いきる
というのがある。特に後者はインド映画に慣れてないと面食らう気がする。
(自分とてバーフバリ観てなかったらマジで???ってなったと思う)
ただ、こんな些細な欠点でこの傑作を見逃すなんてことがあってはならないんでアマプラ加入してる人はマジで観たほうがいい。
ザ・ボーイズ シーズン2
みんな言ってると思うんだけどイチローとディープさんマジで似てない???????????
衝撃のシーズン1からどう続けるんだ???って思ったけど、普通に目標修正して復讐→奪還にシフトして続いたのは良かったなって思う。あと俺はレイシストの白人女が好きなので今回のシーズンは最高だったなって思う。あとサメ映画とかで足引っ張るブロンズ女とかも好きなので終盤あたりは永久に「いいからベッカ殴って気絶させて車に積め」とかめっちゃ言ってた。他人にそうそう聞かせられねえ感想だ。
とまあ、こんな粒度でもちゃんと文章の形で残しておこうかなって思った次第。いい感じで今後も雑食でエンタメ摂取して記録していきたいな……
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