たまさか実家が裕福で犯罪者にならずに済んだだけの障害者
が俺なんじゃないかと思う。最近仕事で落ち込み続けているが今日は特にひどい。脳の具合が悪い、他人が出来ていることができていない。俺だけお箸が上手に使えない人になった気分だ。
物覚えが悪いのか、はたまた日頃の行いが悪いのか。とにかく自分の記憶に関する能力や要領はものすごく偏りがある。何故だかディテールを永久に覚えてることもあるし、一昨日聞いたことすら忘れてる事もある。なんにせよメモは必須だ。
こう、憂鬱な気持ちになるとついつい考えなくてもいい過去のことに思いを馳せてしまう。止まらなくなってしまう。幼稚園、小学校、中高、浪人して大学入って中退して。仕事して。ありとあらゆる場面で、俺が“まとも”だったシーンがいっぺんたりとも思い出せない。あらゆる位置で劣り続けてきた。“鶏口となれど牛後となるなかれ”俺の父が事あるごとに繰り返した言葉だが、今や俺はチキンシットだと言わざる得ない。生まれた罪を噛み締めてる。
分不相応なほど友人・知人には恵まれ続けている。親から貰い受けた教育と余裕を担保にして幾らか人に優しく出来たのか?なんにせよ、俺のもんじゃないものを右から左に流したおかげで得られた知己によって助けられ続けてるんじゃあ収支が合わない、いつか絶対破綻する。俺はまともじゃない。嫌になる。
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