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初任給が入った

 自粛ウィーク皆様お疲れ様です。僕の初任給は税金の支払いその他にいきなり消滅しました。早く来い給付金。

 ここしばらく何も書く気になれなかった。転職して二ヶ月目に差し掛かり、このコロナ騒動もあってなんとなく何かを書くという行動が出来なかった。だが、せっかく初任給という節目に差し掛かったので、自分の転職してからのことを振り返ってみたいと思う。


何一つ知らぬ領域

 工場での生活に嫌気がさして転職したのは以前に書いた通りだ。怒りすら湧く人間関係の希薄さ、関わりの薄さと勉強にならない環境に我慢できず、社会性のなさをブースターがわりにして職を辞した。

 友人の伝手で入れてもらった会社ではざっくりとデータ入力系の仕事をしている。ちなみにパソコンの類の動かし方、Excel等の技術に一切習熟していない俺は文字通り歩き方から習う必要があった。巨大な赤ちゃんと言っても過言ではない存在だ。

 最初の一ヶ月間は自身の仕事内容すら把握していなかった。前任者が、俺が入社して三週間足らずで辞めるので急いで色々なやり方を習う必要があった。俺は10説明されて1理解するタイプの厄介さんなので、前任者には本当に苦労をかけたように思う。あの時期、水の中でもがいているような感覚が仕事をする上で常に付き纏った。

 だが同時にそれはとても楽しい時間でもあった。新しい情報が(上っ面だけかもだが)毎日更新されていく。紛れもない新陳代謝が、構成要素が置き換わる音が聞こえる。前職の三ヶ月の夜勤業務の事を思いだすと長足の進歩だ。繰り返しに殺されていた自分が蘇ったように思えた。


改めて自覚した事

 俺という存在の現在の市場価値は芥子粒ほどもないという、身も蓋もない事実だ。俺の遂行している業務は今の同僚全てがちょっとやる気を出せばカバーできるような作業に過ぎない。言ってみればこの時間は「会社に食わせてもらってる」時間だ。俺は明確な意味で会社に養われている。

 今俺がやれるようになるべき最も大事なポイントは、業務そのものの遂行速度の改善かもしれない。“誰かの代わり”の精度をまずは上げるのだ。全員の代わりが出来たのならば多分俺の代わりは居なくなる。幸いにも掴んだ立ち位置は最大限利用して前に進んでいきたい。


余禄:自粛ウィークの過ごし方

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 最近は同居する家族のために料理ばかり作っている気がする。スーパーに行くと驚くのだが、小麦粉、ホットケーキミックスなどの粉物、そして製菓用具の類の需要の高まりは相当のものだ。(製菓用セルクルすら売り切れているとは思わなかった)。かつての震災の時期は流通への巨大な影響からか、出来合いのパンや生鮮食品そのものへの巨大な需要が発生していたのだが(故に小麦粉はそこまで売れていなかった)、今回は手間をかける事そのものを目的とした購買が目立つのかな?って思ったり思わなかったり。お菓子に限らず、一手間かけた料理は娯楽なんでめっちゃいいと思う。

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