いいからお前らプロメアを観に行け
おはようございます。私事ですが今週から日を跨ぐタイプの夜勤でして。初めての経験に戦々恐々としています。昼夜は完全に逆転し、夜の眷属となってしまうでしょう。
でも体力もメンタルも一週間は大丈夫。だってこの前の休みに、“観るモンエナ”、プロメアを摂取してきたのだから。
網膜注射エナジー映像
元気がない人、そろそろグレンラガンやキルラキルの薬効が切れてしまった人、パンストのイカレきった構図と色彩の世界をもっかい脳味噌に刻み付けたい人、堺雅人オタク
こんな人達はまぁ当然もうご覧になってると思うんだけど、万が一逃してしまってる人がいて、そんな人達を一人や二人でも劇場にブチ込めたら良いなぁと思いながら書いていこうかなと思います。
あらすじ
公式サイトを見てください。ここでは注意事項を述べておこうかなと。トレーラーPVのロングバージョンは観るな。結構なネタバレが詰まってるから観るな。視聴後に映像を懐かしむのに使ってくれよな!!
キャラ雑感
主要キャラのネタバレ少なめの雑感をサラッと述べていこうと思います。あくまでサラッと
ガロ=ティモス
熱い消火魂を胸に秘めた好漢。本作の主人公にしてヒーロー。かつて火災の被害に遭った折、若かりしクレイ司政官に助け出された事に大きな恩と憧れを持ち、バーニッシュ火災から人々を救うことを誓う。
ガワが完全にカミナめいているし、口上にやはり共通点があるので同タイプのキャラクターと受け取りがちだが、二人を駆動させるモチベーションはむしろ反対のものとなっているところが面白い。次回書くのだけれど、俺はこいつこそが本作1の怪物だと思ってる。
リオ=フォーティア
本作の主人公にしてヒロイン。誰がなんと言おうとヒロイン。炎を操る突然変異種“バーニッシュ”を束ねる攻撃的犯罪組織、『マッドバーニッシュ』のリーダー。「燃やさなければ生きていけない」己の衝動と怒りを以って、相入れないバーニングレスキューと対立する。可愛い。
同胞への迫害への怒りと、バーニッシュの抱える業を背負って世界と対峙するリーダー。真っ向から対立するガロとの出会い、戦いと世界の真実は、彼らを新たなる局面へと導く。可愛い
いやほんと性癖が歪む。こいつにならメイド服とスカート着てほしいな〜ってめっちゃ思う。所謂エロゲ的男の娘のような骨格まで完全に女の子じゃね?とかではなく、肉のつき方とか骨格そのものは男感がちゃんとあるから俺の認知が歪む。可愛い。スキニージーンズとTシャツとか着てほしい。それも可愛い。間違いないよ。
この鎧の中でこんな可愛い男が頬杖ついてると思うと滾りませんか?消火魂が
堺雅人
街を支配する司政官にして、かつてガロを自らの腕と引き換えに救った命の恩人。高い人気とカリスマで組織を束ねるリーダーであり、バーニッシュ犯罪の撲滅に尽力する一方で、技術畑の人間でもあり、優秀な科学者をスカウトしながらさまざまな研究を進めている。万能かよ。
試写会の感想を“堺雅人”で埋めてしまった張本人。俺も最初は「なんだこの糸目、ゴツい癖になんか声たっけえな!わらわら」とか思ってたんですよ。もうあの声以外考えらんねえ。
この3人が作中の熱量の九割を担ってるまである。もうあと他の説明、事前には要らないんじゃないかな……。いや、縦セタ白衣に眼鏡とかいうセクシャル猪鹿蝶を装備したリケジョの話とか個人的にはすげーしたいんだけどさ。
性癖デパート女
シャープでビビッドな世界観
パンフで読んで納得したんだけど、この作品“コンセプトアートをそのまま動かす”ことを目指したそうだ。ポスターのデザインとか見ました?この色遣いもデザインも圧倒的にうるさい、情報量の塊を?そのまま動かす?
完全にやり遂げてます。友人が「完全に日本スパイダーバースに置いてかれたと思ったけどまだやれるわ」って言ってたの、超わかる。高密度のアクションやコミックス的表現(敢えてローファイにしたというCG)をアニメーションに馴染ませている、という点であの傑作に比肩すると言って間違いないと俺は思う。
破壊力の高い澤野サウンド
おれこのサントラ、映画見る前に決め打ちで買ったんですよ。いいに決まってるって思って。んで、末広町から上野まで歩きながらビルの合間から青空を見上げて、ビルと青空のあまりに似合う曲だな、とか呑気に思ってたわけ。
劇場で最初にこの曲かかるところで俺は泣いてしまった。俺がまさに思っていたそのままの光景が始まったからだ。人間、予想を超える形の答えあわせで頭を殴打されると涙が出てしまうと初めて知った。
他の歌モノの楽曲やBGMも、画面に負けない強いサウンド、パワフルな歌唱ばかりなので是非とも楽しんでほしい。
過去作の“要素”と新しい“全体”
本作を見回すと実に様々な、ガイナックス、トリガーの流れを汲む要素が含まれている。含まれすぎじゃね?ってレベルで含まれてる。
ここまで過去要素をバッチバチに含ませてお出しされた料理が尚『グレンラガン』でも『キルラキル』でもなく『プロメア』なのだと言い切れてしまうところに俺は心底驚いてしまった。描きたいモノのイメージが明確で強固だと、同じ絵の具を使っても全く別な絵が描き上がるんだなぁ。
という訳でサラッと映画の見所をさらわせてもらいました。ネタバレ雑感とかも今書いてまして、そちらは今週末に劇場に行って、色々再確認した後置こうかな〜と。
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