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雑記:見知らぬMV放浪記


 EveのMVってめっちゃ凝ってるよねぇ(挨拶)。何となく久々にYouTube見てて思ったんですよ。今のアーティストはMVも一個の作品として成立させてないといけないんか……?みたいな。ちょっと前に触れたBUMPの『Sleep Walking Orchestra』だってダンジョン飯の答え合わせであると同時に一個のミニストーリーとして成立してる。労力半端ないよなと。

 で、ふと「おれって最近の曲もあんまり聴かないタイプだしこういうMV文化みたいなの全然わかんねえな」って思ったんですよね。おれの音楽の趣味って小学生の頃に親父に植え付けられたものだからディープパープルとかレッドツェッペリンとか、キングクリムゾンとかジョジョのスタンドの元ネタみてえな世代ばっかなんすよ。せっかくなんで畑違いなものを知りてえなぁって思ってちょっとTwitterで友達に聞いたんですよ。これはその備忘録です。

①PEOPLE 1 “鈴々”

 可愛い~!フゥ!!
 みんな知らないかもしれないけど俺こういうのすごい好きなんですよ。可愛い存在になりたいので。あと仕事中つねに頭にハテナ浮かんでるし実質これっておれじゃないかなって思ったんですよね。

19話はガチの傑作なんで300000000回読んだ

 ハテナの女の子、個人的にめっちゃ思い入れのある漫画「怒りのロードショー」のキャラ、ナカトミお姉さんに雰囲気似てるのも俺としてはツボ。

 歌詞も結構好きで、なんというか「ポジティヴな逃走」っていうか、そういう雰囲気のやつがすげえ好きなんですよ。無理くり類似品を出すときのこ帝国の“Telepathy/Overdrive”とかヨルシカの“踊ろうぜ”の質感です。わかる人が居たら今から少しだけ俺と一緒に逃げてしまおう。

②はなわ「ニュー咲きほこれ埼玉」

 もう滅茶苦茶楽しそう。メロディから出てくるエキストラの皆さんに至るまですべてが元気と郷土愛にあふれててなんだか涙が出てくる。自分と故郷は愛せたほうがいいよ本当に。

 “自転車こいで荒川を渡ってきませんか?”って歌詞でマジでドキッとした。おれは大学一年生のある夜、ふと高校時代の友人(埼玉住み)に「月を見に行こう」と電話して自転車で荒川に出発、真夜中に荒川で合流して周りをサイクリング、朝ごはんをそいつの実家でいただいて帰宅したことがある。何を話したか何一つ覚えてないけどものすごく大事な思い出の一つ。帰りに眠すぎてチャリこぎながら寝落ちしかけてクソでかいトラックに轢かれかけたのも大事な思い出。


③サザンオールスターズ - 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて

 MVやたらこだわる文化って若者文化じゃないの?サザンがこだわることなんてあるの???とかマジでひどい偏見と無知によって衝撃を受けた一作。いやこれ歌詞も曲もめっちゃいいけどMVの出来すごく良くないか????
 職場でAV見てる会社員マジで好きすぎて愛おしいわ。戦士たちよ…。

④TOOBOE 心臓

 これはマジで度肝抜かれた。徹頭徹尾一人称視点で紡がれる一人のゾンビの恋愛悲喜劇。たった一行足らずで説明は可能なんだけど実際にムービーの中で取られてる表現の豊かさ、ユーモアのセンス、ゾンビもの的なお約束を混ぜ込んでいく作りの上手さは凄いと思う。グダグダ説明重ねるより見たほうがいい枠。見て


 とまあこんな感じで色々教えてもらえて、ちょっと人生が豊かになった。あとでリンク先を巡回していろいろ楽しもうと思う。


余談:蒼のワルツについて

 映画版ジョゼ虎。これずっと見ようと思ってるんですけどなかなか見られないんですよね。というのも原作小説は滅茶苦茶短い掌編で、ダイビングの話とかも確か全然出てこないの。で、ヒロインの関西弁の女とのセックス(直前)シーンがやたらエッチな感じに印象に残ってるんですよね。はっきり言って抜いた小説です、俺にとって。

 MV見るとマジでさわやかな感じがして、俺の下劣さをとがめられるような気分になってなかなか最後の一歩を踏み出せずにいます。

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