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タイランド・ロックダウン(20)4月10日:世界とつながる意味

昨日は、ZOOM練習会を開催したら、参加者から「今日、取引先から今週の日曜日に、ZOOMミーティングの申し込みがあって、昨日、練習会に参加していてよかったです」とうれしい知らせが舞い込んだ。来週ではなくて、昨日にしていてよかった。今日は、「世界とつながるカンファレンス」から。

1.経験を活かすアフリカの国

「世界とつながるカンファレンス」と勝手にタイトルをつけて、楽しみにしている月一回のZOOMカンファレンス。前回のタイ+日本+タンザニアに加えて、今日は、レバノンのベイルートからの参加をもらった。

私以外は、JICAや国際機関で働いている(あるいはいた)人たちなので、国際経験も豊かである。が、私もタイ在住22年という大きな経験をしている。

今日のカンファレンスの中で、各国の状況から学べたことを3つ。

1)東アフリカ6か国は、エボラ出血熱を封じ込んだ経験から、初動が早く、自国だけでなく、近隣国との協力体制が不可欠という意識の元、国を封鎖するなどの対策を早い段階で行っていたという。しかし、医療レベルや医療インフラの観点から、現地で邦人が発病した場合には十分なケアができるかわからないということで、強制帰国をしている。
⇒過去の経験から学んだ行動と近隣諸国との協力体制が素晴らしい
⇒早期の決断と行動が、大きくなる芽を摘むことができる。

2)レバノンも、早くから国を封鎖した国のひとつかと思うが、非常事態宣言を受け、香港から世界に飛び火していたデモができない状態になり、今は、夜間外出禁止令も発令されているという。人口600万人の国だが、その1/3となる200万人のパレスチナ難民とシリア難民がいて、難民キャンプや非公式のキャンプにいる。その難民の居住環境は決して良いものとは言えず、いわゆる「3密」状態、また、水も貴重なため、手洗いができないなど、仮に新型コロナウィルス感染症がはやると、一気に広がるのではないかということ。
⇒中東の難民は、大きな課題であることを再認識

3)日本国内では、都会といわゆる田舎では、温度差が違う。田舎は普通の日常が繰り広げられているそう。備えてさえいれば、不安になる情報は見に行かないという選択をして、いい食事をとり、心の健康を保つことで、体の免疫力を高める努力が有効ということ。
⇒不安になる情報やニュースは、見ない
⇒体の健康と心の健康で、免疫力向上をはかる

2.コロナ騒動を受けてどんな意識変容があったのか

今日のカンファレンスのメイントピックとなった、新型コロナの騒動を受けてどんな意識変容があったのか?という問い。

あらためて、考えると

1)「自分を生きていい」とさらに思う
タイに来て、自分を生きていいと感じたことが、タイ在住のきっかけなのだが、さらにこのコロナ騒動で、自分の大切なもの・ことをしないといけないと感じた。

2)お手伝いが心地いい
ZOOM練習会を開催しているが、きっかけのひとつは、五行歌の仲間とのオンライン歌会。歌仲間が参加してくれて、そこから広がった輪が昨日のZOOM練習会になり、さっそく、結果がでてきたことがうれしい。
他のZOOM練習会では、古希を迎えた先生とその生徒さんが参加して、オンラインセッションを楽しめるようになった。
このような自分が人より少しだけ得手としていることを使って、楽しんでもらえるようになるのは、気持ちがいいし、ありがたい。

3)子供との時間
新型コロナのおかげで、バンコクへの移動が少なくなった。さらに、シラチャーでも人にリアルで会わなくなっている。ということで、家にいる時間が増え、必然的に子供との時間が増えてきた。
「ありがとうで育てよう」と「できたことを見つけよう」で、子供に接し、それも楽しめる自分がいる。

4)コンフォートゾーンや自分の枠から出ること
新型コロナ前までは、いろいろなことが今まで通りで、何も問題なくできていて、それがコンフォートゾーンだったり、自分の枠を作っていたことになってきたように感じるという参加者からの声。新型コロナでそれまでの日常から非日常に入って、今までのままではいけないと感じているそう。
私自身のコンフォートゾーンや自分の枠のことを思うと、それではいけないと再認識した。さてどうするかが、次の課題だ。

4.イミグレーションの特例

手帳を見ていたら、90日レポート(短期滞在ビザで滞在している外国人は、90日ごとにイミグレーションに滞在場所をレポートしなければならない)の期限が近づいている。まだ、オンラインのレポートが間に合うはずと、イミグレーションのページを見ると、なんと特例が適応中とのこと。

いわく、
3月26日以降にビザの期限を迎える人は、4月30日までは無条件で延長する。3月26日から4月30日の間に90日レポートを行う必要のある外国人は、その必要はない。ただし、この状況が解決し、通常に戻った時に、決められた期間内に手続きを行うようにする。それを行わない場合は、法に定められた対応をする(=罰則、罰金)。

ということで、90日レポートは、やらなくてもいいということになった。が、新型コロナウィルスの流行が抑えられ、通常に戻った後のイミグレーションの混雑を考えると、いやになる。

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