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【30名規模優勝2回】レジギガスを一か月間使った人間の考察

1.始めに

とある地域でポケカをしている人です。
今回、自分が8月の期間中に調整、及び大会で使用したレジギガスデッキについて軽く考えをまとめたいと思い、投稿することにしました。
戦績としては以下の通りです。
・38名規模大会:スイス4-1 トナメ優勝
・42名規模大会:スイス4-1 トナメ一没
・30名規模大会:スイス4-1 トナメ優勝
・72名規模大会:スイス4-2 トナメ一没
(優勝か1没だらけだ・・・)

レシピだけ見たい人へ
【レジネジキ】(8月1日~8月15日くらいまで使用)

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【普通のレジ】(8月16日~)

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以下常体。
追記8/29:採用カード、および不採用カードついて追記

2.レジギガスのデッキ選択理由

これを語るには、現状のポケカのTier表を整理する必要がある。

Tier1
パルキア裏工作 ロストギラティナ

Tier2
アルセウス裏工作 LTB ミュウVMAX
パルキアキュレム

この上記のTier表を整理し、
アルジュラ、ミュウの減少、LTB、ロストギラティナにある程度有利、パルキアにも弱点が付ける、以上の理由でレジの立ち位置がいいと考えた。
上記のtierの各対面については4の項目で話す。

3.デッキレシピと完成までの経緯

【ネジキ型】

元々のコンセプトとしてはロマンギミック
エクストラで似たようなギミックがあり、ギフトエネの登場で安定してできると考えて構築した。
軽いカード解説
・ベルト1:ネジキのギミックを採用する上で噛み合いが悪くて1
・ヘビボ1:2枚サイド落ちは考慮しない。
・手帳1:ポケストでサポを落とす危険性と、ネジキを使いたくて1枚。
デッキのパワーとしては高く、勝てない相手に強引に勝てる点は強い。
(そらを飛ぶピカチュウ、コオリッポ、ジュラルドン等)
しかし、安定性の低さ、レジのマークがそもそも薄いのでレジだけで戦える、アメイジングデスの成功率の低さから構築を変える事にした。

【普通のレジ】


初期案

初期案としてはこの型で一人回ししていたが、このレシピには問題点があり
・ミュウVMAX(ロストシティ)に勝つのが厳しい
・アルジュラをほぼ諦める必要がある
・キュレムVやギラティナVに対してどうしても2パン必要
・タフネスマントやお守りが付いた弱点の付けない非エクが面倒臭い

上記の問題点を解決するために
・ミュウVMAX、アルジュラ→雪道の採用
・弱点を付けないV、非エクなど→ドラゴンエナジーのレジドラゴの採用

こうすることでどの対面でもある程度一定の勝率を保てると考えた

完成系

キーとなるカードのみ解説する

・レジドラゴ(ドラゴンエナジー)
採用して正解だと感じた。Vをワンパンするのがあまりにも偉すぎる。
エネの手貼りや回収ネットがないとギフトエネが貼れない問題があるが、相手からすれば見えないワンパンルートなので、なくても問題ない。
エレキのダメカンが40乗った時点でレジドラゴのワンパンラインに入るのも強く、HPが270以下のVSTARにはベルトでワンパンできるのも強い。


・ポケストップ2枚
エネをトラッシュに送れる点もそうだが、ボールや釣り竿や回収ネットなどを欲しい場面で引ける可能性が高まるので採用。
レジ系統やサポートを巻き込む危険性もあるが、エネやボールに触れる可能性を考えるとレジというデッキでは一番強いスタジアムだと思っている。


・雪道2枚
雪道マリィは強い。ポケストップで雪道が落ちる事も考えて2枚採用だが、1枚でも問題ないと思う。これは好み。
ちなみにこのカードがあってもミュウとアルジュラは不利が五分になるだけなので、この対面を切るなら雪道は不要。自分はアルジュラはともかく、ミュウは絶対に切れないと考えて採用した。


・基本炎エネルギー
ネジキギミックの偽装が目的。
勿論レジドラゴの技を打つため。というのがあるが、基本炎を見せると相手がネジキを警戒してくれるだろうという考えの元採用した。
(実際に相手が警戒していたかは知らないが、ブラフから試合は始まってると考える人間なので基本草入れるぐらいなら基本炎の方がいい。)


不採用カードについて

普通のレジのみ解説する。

・こだわりベルト3枚目
ドラゴンエナジーがいるため、レジエレキのベンチ狙撃さえ決まってしまえばHP280ラインを確実にワンパンできるのでベルトは2枚にした。
ベルトの枠作るくらいならマリィ4枚目の方が入れたい。

・マリィ4枚目
かなり迷った(エネクジを2枚にしてマリィ4にするかどうか)が、このデッキをずっと回していく上でエネに触れない事が負けに直結すると感じ、エネクジの方がエネを集められると考えマリィは3枚にした。他に削るならツインエネぐらいだが、どうしても対面でミュウVMAXを切りたくなくてそのままマリィ3にした。

・レジエレキ(でんじソナーの方)

このカード単体の打点が弱すぎるため不採用。でんじソナーやターゲットボルトするくらいならボス採用して立ち回りで対応する方がいい。

・穴抜けの紐
5枚目の回収ネット兼コオリッポと空を飛ぶピカチュウ対策カード。
枠が無くて採用していない。可能なら入れたほうがいいカードではある。
コオリッポと空を飛ぶピカチュウにワンチャンあるかつ、サイドが残り1の時に後ろを呼んで強引に倒せる可能性があるのはカードとして強い。
もし枠を作るならツインエネを1枚にする。(元々エネ兼逃げるためのカードとして使っているので。)

・嵐の山脈
不採用理由は単純で相手のギラティナに利用されるから。
また、序盤の盤面形成には貢献してくれるが、結局エネやボールを自力で探さないといけない点が、相手に利用されてもどうでもいい(なんならサポートとかポケモン落としてくれる可能性がある)ポケストップと比べて微妙に感じた。
後、終盤で山脈を引いても別に強くないのも理由。

4.各対面について


・パルキア裏工作 五分(ネジキ型:五分)


以降五分と書いているのは基本的に先攻取ったほうが強いという認識で。
レジエレキで後ろのパルキアVにベンチ狙撃できたらほぼ勝ち。
相手はインテレオンを起動してレジエレキを絶対倒してくるので、ツツジやマリィケアでレジエレキがトラッシュに送られた瞬間にすぐ回収すること。
セイボリーは序盤だけケアすると良い。
ネジキ型の場合、アメイジングデスでサイドを取れると有利に傾く。


・ロストギラティナ 有利(ネジキ型:微有利)


有利。基本的にエレキとドラゴとアイスで戦う。
ギラティナ側は、ギラティナV二体の引き裂くで戦ってくるが、どこかのタイミングでドラゴンエナジーのレジドラゴでワンパンできると有利になる。
また、マリィ+雪道+レジアイス、レジエレキでベンチ狙撃などでキュワワーやギラティナVを狙う事で相手に回収ネットを強要させたり、ツールジャマー必須の盤面を作る事が可能になる。
気を付けることとして、ツツジを打たれながらギラティナVSTARやヤミラミでギフトエネを無視されること。この盤面にされる前に、回収ネットなどを使いアタッカー二面用意すると少し楽になる。

ネジキ型の場合、ネジキでイベルタルを作る必要がない、ドラゴンエナジーが不採用、不要なカードが多いという事で微有利という立ち位置。


・アルセウス裏工作 微不利(ネジキ型:五分)

セイボリーや崩れたスタジアムがきついというわけではなく、
ノコッチとマナフィが同時に置かれるとほぼ負けになる。
どちらか片方採用ならなんとかなる。
基本的にレジロックでワンパンを狙う。直近のレシピだとノコッチ不採用でマナフィ採用している場合が多く、崩れたスタジアムとセイボリーの回答を用意できると勝ちに近づける。
迂闊にスタジアムは切らないようにすれば最低限は戦えるとは思う。
ネジキ型の場合、かがリザやイベルタルでワンパンできるタイミングが生まれるので、相手のノコッチの有無に依存しないという面で五分とした。


・LTB 超有利(ネジキ型:有利)

※アメイジングライコウは除く
相手は序盤ウッウで殴るしかなく、回収ネットで帳消しにできるのと、こちらが一方的にワンパンできるためほぼ負けない。多分8:2で勝てる
気を付ける点としては、セイボリー+やまびこホーンからこだいのえいちが使えなくなること。それさえ気を付ければいい。
ネジキ型の場合、やまびこホーンでイベルタル等が呼ばれると少し面倒という意味で有利という立ち位置。まあ何もなければ有利ではある。


・ミュウVMAX 微不利(ネジキ型:五分)

ロストシティが厳しい。
雪道マリィで相手を止めたり、ロストに送られたポケモンを回収ネットで倒されないように立ち回るなどをすれば少しは勝ちの目がある。
ネジキ型の場合は少し話が変わり、イベルタルを作る事さえできれば相手のプランを崩壊させる事ができ、ロストシティをイベルタルのために使ってくれるのでその点は普通のレジよりはまともに戦えるといった感じ。

ネジキを使っていた際、ミュウVMAXと超タイプ意識でドラピオンVを採用しようか考えたが、バトル場スタートした時の弱さがミュウVMAXのバケッチャ以上に弱すぎるのでやめた。


・パルキアキュレム 微有利(ネジキ型:微有利)

※エンペルトがいたら、微有利→五分 になる。
この対面については、微有利と書いてるが、相手の立ち回りに依存する。
パルキアVSTARから殴られた場合の話をする。
レジエレキで殴る。そうすると後ろのキュレムにダメカンが乗って勝つ。
本来、パルキアにはベルトレジエレキ、キュレムにはベルトレジギガスで戦うのだが、エレキでベンチ狙撃できたらベルトが不要になりほぼ勝ちになる。
ここで気づいた人もいると思うが、パルキアキュレム側としてはキュレムVで殴るのが一番安定ではある。ワンパンされないし140ダメージでレジギガス以外倒せるのでまぁそりゃあそうだろう感はある。
その返しにドラゴンエナジーのレシドラゴで殴ると相手のプランを崩壊できるのでこちらはそれを狙うようにする。
ネジキ型の場合は上記のレジエレキの件に踏まえ、イベルタルでワンパン、ネジキで回収ネットを使わないで欲しいアタッカーを盤面に持ってくる事が可能な点もあり同じく微有利という立ち位置にいる。
自分的には、レジを使う上で練度が一番出る対面だと思っている

5.デッキの回し方

今回は分かりやすい普通のレジの方で解説する。

・序盤
基本先攻を取る。
先攻を取る方がエネを貼る回数が増えてエネをトラッシュに送りやすいのと、レジドラゴの特性を2回使えてサポートやレジ系のポケモンに触りやすくなるため。
このデッキは序盤が一番難しく、迂闊に回収ネットやエネの貼る場所を間違えただけで展開できなくて負けに繋がるので、最大限気を付ける。
ドロサポがない場合はレジドラゴをひたすら使ってサポートにヒットするようにする。
レジ系、釣り竿、回収ネットのサイド落ちだけはきちんと見る。
もしレジが2枚落ちていた場合、強引にヒスイのヘビーボールを探したり、手貼りだけで殴る準備をする。
ギフトエネをレジドラゴに張れると相手はレジドラゴを無視したくなるので、ギフトエネがあるならレジドラゴにつける。

・中盤
相手次第だが、釣り竿は前が倒れたらすぐ使う。
前に出てる=この試合で使うアタッカーなので、ボスで集中的に狙われると厳しいため、可能なら毎ターン回収して前のギフトエネと向き合わせるように誘導する。
試合中はマリィを絡めて相手の要求値を上げる。サイドの取り方をある程度決めておく。これを意識するといい。
セイボリーケアで回収ネットを使う、レジギガスに回収ネットを使ってアタッカー二面用意するなど、状況に合わせて立ち回る。
後、これは非エクを使う上で気を付けることだが、時間には気を配る事。
相手は6回殴らないとサイドを6枚取れない性質上、時間切れがありうるので、こちら側はプレイ速度はできる限り早くしたほうがいい。

・終盤
序盤と中盤に使ったカードが響いてくる。リソース管理をキレイにできるとそのまま勝ちやすい。
どちらかというと序盤と中盤が大事なデッキなため、終盤についてはあまり語ることがない。

6.終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございました。
ロストアビス環境の一つのメタデッキとして立ち位置は良いと思います。
流行ってミラー多発したら使いたくない

何か気になることがあれば
自分のツイッターまでお願いします。では。

7.おまけ 72名規模の大会のマッチング

※レジギガスの数が8人程いるかつ、レジギガスが結構メタられてました。

一戦目:パルキア裏工作  × 

先2で前のパルキアVを倒せたので勝ちを確信していたが、急にコオリッポが飛んできて負け。恐ろしいぐらい一瞬でひっくり返された。

二戦目:ロストギラティナ  〇 

相手が後手を選択したためこちらが先攻。
はなえらびでセイボリーがロストに送られ、「ああ2枚くらい入っているのかな?」と思ったら三枚入ってた。なんならクロススイッチャーも入っていた。完全にレジメタ。ただ、こちらが常に解答を持ってこれたため勝ち。
心臓に悪い。

三戦目:パルキア裏工作  ×

レジドラゴがいればワンパンできる場面でレジドラゴを引けなくて負け
サイドにクイボが3枚落ちていたので引けない事は薄々思っていたが、3枚あるレジドラゴを引けないのは本当にもう仕方ないと割り切るしかない。
これが縦引き。

四戦目:ギラティナVSTAR 〇

相手がVSTARをトラッシュやロストに送っていたので、レジアイスで止めるプランも頭に入れながら戦っていた。
ネオラントスタートしてくれたので、3ターン目くらいにボスでネオラントを飛ばして概ね有利に傾いた。最後にギラティナVをドラゴンエナジーのレジドラゴでワンパンして勝ち。このポケモン偉い。

五戦目:アルセウス裏工作 〇

相手の事故。メッソン2落ち、後手手貼りどんどん呼ぶなど動きとして弱かったためそのまま勝ち。

六戦目:パルキア裏工作 〇

相手の動きが強くなかったのと、レジエレキでパルキアにダメカン乗せられたのが響いてそのまま勝ち。

トナメ

一戦目:パルキア裏工作 ×

事故った。
が、ツールジャマーとお守りとえいち湖を同時に採用していたので、元から勝てない対面だったぽい。仕方なし。



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