【海中道路と宮城島】「東洋の宝石」的な海を眺めに行ったドライブ②
私は「癒しの島」沖縄県に住む沖縄県民。
眼精疲労が溜まって仕方がない今日この頃。
目の保養のため、美しい絶景を眺めにうるま市の宮城島へ行きました。
前回の記事では、
・道中で立ち寄った「海中道路」の景色
・宮城島にある「海畑食堂てぃあんだ」の様子
を紹介しました。
この記事では、宮城島の高台から眺めた風景やのどかな集落の様子を紹介しています。
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シヌグ堂バンタ
現在宮城島は、土砂崩れの影響で迂回路で移動する必要があります。
(2023年9月現在)
迂回路は山道が多く、なかなか海を拝むことができません。
島の中へ進むにつれ、高低差のため私は毎回「耳キーン」現象が起きます。
そして、細くて曲がりくねった山道のため、ずっと運転していると疲れてしまいます。
迂回路をずっとドライブしていると、
「この島、海見えないじゃん!」と思ってしまうかもしれません。
そんな時に立ち寄って欲しいのが「シヌグ堂バンタ」と呼ばれる、絶景ポイントです。
山道運転の休憩としても良いかもしれません。
「シヌグ堂バンタ」は道路沿いに看板が出ているので、すぐに見つけることができます。
シヌグ堂バンタから島を見下ろす
シヌグ堂バンタは、宮城島内陸部の標高約100mの場所にあります。
「シヌグ堂遺跡」の中にあり、伊計島や周辺の海を一望することができます。
この日は少し曇っていたため、かすんでいましたが、眼下に集落と、遠くには海を眺めることができました。
宮城島は標高が高く、気軽に行けるビーチが少ないのですが、高い場所から海を眺めることができる絶景ポイントがあるのが魅力です。
眼下に広がる集落に目を向けると、のどかな雰囲気。
赤瓦屋根がの家屋がいくつか残っており、離島ならではの空気が流れていそうです。
少し気になったので、シヌグ堂バンタから見下ろせる集落へ足を運んでみることにしました。
集落散策
シヌグ堂バンタから見下ろしていた集落は、「上原」。
瓦屋根の家並みが続き、自然豊かで静かな場所です。
瓦屋根と味があるコンクリート家屋
上原を散策していると、瓦屋根を多く見かけます。
伝統的な赤瓦屋根から、瓦を模したコンクリート屋根。
立派な石垣や木造家屋が多く残っていました。
古き良き沖縄の家並みは、青い空に映えます。
瓦屋根ではないコンクリートの家屋は、ノスタルジックな良い味を出しています。
上原簡易郵便局
一部の「ノスタルジック好き層」に人気の「上原簡易郵便局」。
味のあるフォントの看板に、今はあまり見かけない丸い形のポスト。
丸いポストの背景には、蔦と草木に覆われたコンクリートの空き家。
哀愁漂います。
「となりのトトロ」と「ラピュタ」を掛け合わせたような世界観です。
宮崎駿監督に「ぜひ次回作の素材に!」とプレゼンしたくなります。
地元の商店で沖縄アイスを食す
集落散策の合間にひと休憩したいなと思いました。
しかし、近くにフラッと入れる喫茶店などはありません。
そんな時に目に入ったのが地元の小さな商店。
「新里商店」の文字の左右には「酒」と「氷」の文字。
建物に直がきの看板が良い感じです。
周りにスーパーやコンビニのない場所なので、この地域で欠かせない場所なのでしょう。
「上原新里商店前」というバス停の名前にもなっていました。
ひと休憩のため、「ヤンバルクイナ」というチョコアイスを買いました。
沖縄県産のアイスで、値段もリーズナブル。
平成レトロなタッチのヤンバルクイナが印象的。
早速アイスを買って、お店の外で立ち食い。
学生時代、下校中に買い食いしていた時のことを思い出しました。
この日は9月。まだまだ真夏の沖縄です。
ものすごい勢いでアイスがボタボタと溶けていきました。
「水と共に生きる」雰囲気のヤンガー
新里商店の近くに、案内板と記念碑が立っている場所がありました。
近づくと水が流れる涼しい音がしています。
「ヤンガー」と呼ばれる湧水です。
昔の人たちはここで芋を洗ったり、洗濯をしていたりしたそうです。
ヤンガーに設置された案内板には、ヤンガーの石造の改修工事がされたことが琉球王国時代の歴史書に記録されていると書かれていました。
立派な石造りは、琉球王国時代の建築物なのだそう。
現在でも豊富な湧水が流れていて、水が溜まっている部分には魚やテナガエビといった生き物がいました。
ヤンガーでの生き物観察楽しい!
苔が生えた風流な石造りに、湧水が流れる音を聞いていると、「水と共に生きる」感じのナレーションが聞こえてきそうです。
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