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非営利団体が【LINE公式アカウント】を活用:つながりの強化とファンドレイジングの最大化

こんにちは。今回はNPO(非営利団体)が国内最大のコミュニケーションプラットフォーム"LINE公式アカウント"を活用し、寄付者との長期的かつ安定的なコミュニケーションをとりながら、ファンドレイジング(寄付)の最大化を行うための考え方について探っていきたいと思います。

LINE公式アカウントの規模比較

皆さんも日常的に使うコミュニーションツールであり、もはや生活と切り離せないほどのインフラとなっているLINEですが、他のSNSとはどのような違いがあるのでしょうか。まずは各種データを元にツールごとの比較をしてみました。

作成:DO DASH JAPAN株式会社

SNSプラットフォーム比較

LINE公式アカウントの国内のユーザー数は9,400万人と、老若男女年齢層も問わず、ほぼ日本の人口をカバーしていると言っても大袈裟ではないでしょう。
情報の拡散力こそ他のSNSに劣りますが、国内企業が提供する比較的新しいプラットフォームであり、新しい機能なども続々と開発されています。

長期的な関係性の構築とLTVの最大化

非営利団体が目指すべきは、単発の寄付だけではなく、寄付者との長期的な関係性の構築です。
この中〜長期的な関係性を築くことで、寄付者のライフタイムバリュー(LTV)=1人の寄付者が生涯かけてあなたの団体に寄付する総額を最大化し、団体の持続可能性を確保することが大事になってきます。

寄付者との長期的な関係性の構築

LINE公式アカウントを活用することで、寄付者との一体感を醸成し、その関心を維持・深化させることができます。
例えば、寄付のお礼のメッセージを直接送ることで、寄付者の喜びや達成感を高めることができます。また、寄付がどのように活用され、どのような影響を生んでいるかを定期的に報告することで、寄付者が、自身の寄付が実際にどのような変化をもたらしていかを感じられるようになります。

ライフタイムバリュー(LTV)の最大化

寄付者との長期的な関係性を構築することで、それぞれの寄付者からの総寄付額(すなわちライフタイムバリュー)を増やすことが可能となります。
これは、非営利団体が持続可能性を確保するための重要な戦略となります。
特に毎月(マンスリー)の一定の寄付があることは、事業が安定し計画が立てやすくなるのはもちろんのこと、活動する上での大きな心の支えになることと思います。

データ分析:退会率と離脱率の把握

LINE公式アカウントを活用することで、寄付者の行動パターンや反応を詳細に追跡し、データ分析することができます。
これにより、退会率や離脱率を把握し、それがどのようなコミュニケーションや行動によって引き起こされるかを理解/分析することが可能となります。これは、効果的なコミュニケーションのための重要なフィードバックとなります。
重要な指標としては、投稿へのエンゲージメント、HPやLPへの遷移率、寄付フォームへの誘導率などが挙げられます。

効果的なコミュニケーション戦略の策定

さらに、寄付者の反応や行動を数値化し、分析することで、より効果的なコミュニケーション戦略を策定することが可能となります。
たとえば、寄付者がいつ、どのような情報に反応するか、またはどのような行動をとるかを理解することで、寄付者へのメッセージングを適応的に調整することができます。

具体的な活用法:目標設定と応援の醸成

LINE公式アカウントを活用することで、具体的な目標設定や応援の醸成など、寄付者との関係性を深める様々なアクションを実行することが可能となります。

具体的な目標設定

たとえば、特定のプロジェクトや活動に対する寄付目標を公開し、その進捗をリアルタイムで共有することで、寄付者に具体的な目標に向けた一体感を提供することができます。これは寄付者の寄付行動を促進し、プロジェクトの成功に寄与します。
また寄付金額や実現、変革したい活動の目標を共有し、団体の一員であることを訴求することができれば、貢献意欲をより強固なものにしていくことが可能です。

応援の醸成

また、寄付者からの応援メッセージや寄付への想いを公開することで、寄付者間の共感や一体感を醸成することが可能となります。これにより、非営利団体への関心や参加意欲を高めることができます。

まとめ: 信頼性の維持とパーソナライズの重視

NPO団体がLINE公式アカウントを活用する際には、いくつかの重要な注意点があります。第一に、信頼性の維持が重要です。そして第二に、寄付者へのパーソナライズの重視が必要です。

信頼性の維持

寄付者からの信頼は非営利団体の生命線です。だからこそ、透明性と信頼性は常に維持されなければなりません。これは、例えば、寄付の使途や効果を明確に伝え、公約を守ることを通じて達成されるはずです。

パーソナライズの重視

寄付者一人ひとりが異なるニーズや関心を持っているため、一律のメッセージではなく、寄付者へのパーソナライズを重視することが重要です。これは、寄付者の行動や反応に基づいてメッセージを調整することで実現されます。

まとめ

LINE公式アカウントは、非営利団体が寄付者との長期的かつ安定的なコミュニケーションを取りながら、ファンドレイジングの最大化を行うための強力なSNSプロットフォームとなりえます。
経済不安や紛争、パンデミックなど、不安定な社会においてなかなかモノやサービス、もちろん寄付が鈍っている今だからこそ、改めて寄付者との繋がりと一層強くし、一丸となって活動していくことが求められているはずです。

LINEは即時性を持ち、寄付者とのパーソナライズされたコミュニケーションを可能にします。データ分析を通じて寄付者の行動を理解し、寄付者との一体感を醸成することができるでしょう。

これらの考え方をもとに、皆さんがLINE公式アカウントを最大限に活用し、より多くの寄付を集め、社会に大きなインパクトをもたらすことを願っています。

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