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食レポ:特上カップヌードル


こんなNEWSがありました。

有名な日清のカップヌードル製品の期間限定新商品です。
通常のカップヌードル
の希望小売価格が236円(税別)に対して
特上カップヌードルの希望小売価格は259円(税別)となっています。

「……あれ?通常のカップヌードルってこんなに高かったっけ?」と思われる方も多いかもしれませんが、何度か値上げの変革があり、2023年6月の値上げにより今現在の価格となりました。私もイメージ的には170円くらいのイメージだったのですが……。

↑170円だったのは2008年~2015年ぐらいの期間だったようです。


店頭では概ね税込み25円程度の差で売られていることかと思います。この差はマグドナルドのハンバーガーとチーズバーガーの差くらいですね。

私は普通のハンバーガーではなく必ずチーズバーガーを頼むので、この僅か20~30円の差には"決定的な違いがある"という期待を寄せても良い数字だといえます。

今回の限定商品「特上カップヌードル」には嫌でも期待がかかります。


ちなみに、日清のカップヌードルで有名な限定商品は"謎肉祭"があります。

初めて"謎肉祭"が販売された当時は数日で販売休止になるほどの人気っぷり。私も一度食べて凄い良かったのでもう一回食べたいと思った頃にはどこにも売られていませんでした。

今回の特上カップヌードルがどれだけ人気を博すか分かりませんが、乗り遅れたくは無い……!そういった思いから早期購入を決めていましたが、地元に入荷されたのは9月19日になってからでした。

出回るのさえ遅かったですが、十分な数が供給されて今のところは品薄にはなっていなさそうです。しかし期間限定商品ではありますから、この記事を見て気になった方はお早めにお買い求め下さると良いでしょう。


ごちゃごちゃ前置きが長くなりました、それでは食レポに移りたいと思います。

私の嗜好情報

食の感想というのは個人の好みが多大に影響しますから、参考として私の普段の嗜好を事前にお伝えしておきます。

普段のカップヌードルの好みは以下のとおりです。
シーフード>>チリトマト>>>普通(醤油)>>>>>カレー】

具体的にはシーフード、チリトマトは汁を飲み干したくなりますが、普通(醤油)のは飲み干しません。

また、辛いものは苦手な傾向がありますが、辛いのを我慢しながら食べる美味しい料理もたくさんあります。

普通(醤油)

普通のやつってなんて呼ぶんだろう……レギュラーのやつ。元祖。

特上カップヌードルの蓋

トリュフ風味オイルがついています。しかし食レポの都合もありますので、まずは投入せずに食べて見ることにします。

お湯を入れた後の特上の姿

謎肉が大きく、多く詰まってますね!
これは見比べて見たほうがいいかもしれません。

お湯を入れた後の普通の姿

↑の画像は普通のですが、比べると謎肉はパッケージにも"最大サイズの謎肉入り"との表示があるように明らかに大きいです。表記はありませんが卵と葱も大きいような……?エビは流石に変わらなそうです。

スープの味は基本は変わらないように感じますが、具材の大きさゆえにか、出汁的な旨味や甘みを濃く感じます。この時点で明らかに普段のものより上位互換と言えるでしょう。

さて、添付のトリュフオイルを入れて見ます。

……個人的に表現するなら"焦げたオイルみたいな味"で臭みがあります。(トリュフ自体がそうとも言えます)
なかなか違和感のある風味ですし、これを混ぜて食べるのに若干の抵抗はありますし、かなり人を選びそうです。しかし肉の風味とマッチしやすい存在で「謎肉が大量に残っているうちに追加してしまえば、ワイルドな肉の風味のように食べることが出来る」ような気がしました。個人的には好きです。

総評

普段のものと比べて具材がパワーアップしており、スープも深みが増しています。添付のトリュフは強い香りがするので"途中の味変としても効果が高い"です。苦手な方は使わなくても十分に特上としての美味しさを担保しているかと思われます。

普段のと違いの大きさ ★★★(味の傾向は同じ)
単体の完成度     ★★★★★
おすすめ度      ★★★★★(味変可!)

チリトマト

まずはお湯を入れた後の比較画像をご覧ください。

左:特上チリトマト、右が普通のチリトマト

明らかに色が違う。赤と白。
白い謎肉は特上で"唐辛子謎肉"に生まれ変わっています。あとは"トマトリッチ"という事なのですが……。

ごめん辛い無理。

公式の説明を少し読んで見ます。

いつもよりワンランク上のスープと具材が味わえる "特上"の「チリトマトヌードル」。酸味と辛みがやみつきになるチリトマトスープが特長で、ピリッとした辛さの「唐辛子謎肉」がスープの辛さに奥行きを与えます

公式の商品説明

まずパッケージにある"トマトリッチ"の要素によってスープに酸味が足されており、かなりの酸っぱさになってます。そして唐辛子謎肉が辛味の根源なのですが、公式の説明とおり唐辛子謎肉がスープの辛さを変えています。

普段のチリトマトは好きで、名前に反して特に辛くなくて美味しく食べられるのですが、特上は残念ながら自分には辛すぎて、大量に発汗し、完食はしましたがちょっと私の許容量を超えた辛味でした、おなか痛くなりました

また、そんな状況なので添付のホットチリオイルは使用しておりません。

総評

辛い商品があるのは構わないのですが、マイナーチェンジ版で食べる客層が変わってしまうような変更はどうなのかなという気はします。また辛くても美味しさを感じる商品はあるのですが、辛さの次に酸味が強烈で、酸味と辛味の刺激によりそれ以外に変化を感じ取ることが出来ませんでした(成分的には違うのですが……)。

普段との違いの大きさ ★★★★★(味というより辛さ)
単体との完成度    測定不能
おすすめ度      ★★(辛いのが好きな人なら)

シーフード

シーフードは普段から一番好きです。なんならPROも好きで、最近ちょこちょこ食べてます。

普通、特上、PRO

ちなみにPROの希望小売価格は特上と同じ259円(税抜)であり、成分の違いが値段の差と言えます。「美味しさそのまま」と謳っていますが、味わいは大分違います。しかし個人的には「PROにはPROの良さがあるな」という感じで、下位互換の存在にはなっていません

話を戻して、特上シーフードですが、大きな違いはまず具材が増えたこと。

特上
左が普通、右がPRO。こちらは違いはあまり見当たらない。

食べ慣れてる人はご存知かと思いますが、実はシーフードヌードルにはエビが入っていませんでしたが、特上でついに入ることになりました。
あと特上はなんか粉が粗そうに見えますね。スープの素になるもののはずなので、スープの仕上がりが変わるのでしょう。

左が普通、右が特上

特上のスープの方が若干白く見えますが……

左が普通、右が特上

コップに入れるとこのとおり。特上が濁っているのは、色んなものが混ざってるがゆえかもしれません。

実際にスープを飲むとやはり味がまるで違います。普段のシーフードヌードルは個人的には「とんこつスープ」みたいな感じで飲んでいるのですが、特上は魚介的な匂いが強くなっています。

実際に成分を調べて見ましょう。

スープ(ポーク調味料、チキン調味料、糖類、香辛料、粉末しょうゆ、乳等を主要原料とする食品、にんじん調味料、たん白加水分解物、あさり調味料、野菜調味油、食塩、紅しょうが、魚醤、ポーク調味油

普段のシーフード

スープ(豚脂、ポーク調味料、でん粉、小麦粉、香辛料、いか調味料、ほたて調味料、糖類、乳等を主要原料とする食品、チキン調味料、えび調味料、あさり調味料、紅しょうが、鯛調味料

特上シーフード

「ポーク調味料」は共通ですが、ポーク調味油は消えています。イカ、ホタテ、エビ、鯛などの調味料が含まれるようになりました。

あとこっそりスープに対するカロリーが倍に増えています。
(通常のスープ33kcal→特上のスープ61kcal)
スープにいろいろ凝縮されるようになったのは間違いないですね。

総評

たくさんの海鮮要素が加わりかなり美味しい特上シーフードに仕上がっています!
ただし、上位互換かと問われたら悩みます。なぜなら普段のシーフードヌードルも十分美味しいと思って好きだからです。
普段のも特上のもPROも全て味わいはハッキリ違いますが、どれもそれぞれの良さがあって美味しいです。

普段のと違いの大きさ ★★★★(どっちが上!とかは無い)
単体の完成度     ★★★★★
おすすめ度      ★★★★

カレー

カレーヌードルは普段あまり好んで食べません。

特上の蓋

"皮付きポテト"の事で、なかなか美味しい味わい。
しかし普段のカレーヌードルのポテトも元々美味しいので特筆する点ではありません。

ポテトはいつでも美味しい

カレーヌードルの最大の違いはスープがトロっとするようになった事です。

そして「味」
一口食べただけで分かってしまった。
あ、これやばい美味い。
従来のカレーに酸味が加えられているのが分かります。


スープの成分を確かめて見ましょう。

スープ(豚脂、カレー粉、小麦粉、カレー調味料、玉ねぎ、でん粉、香味調味料、糖類、マーガリン、食塩、人参、ピーナッツバター、香辛料)

従来のカレーヌードル

スープ(豚脂、でん粉、小麦粉、カレー粉、たまねぎ、糖類、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ビーフ調味料、ポーク調味料、プロセスチーズ、酵母エキス、粉末しょうゆ、オニオンパウダー、牛脂、バター、オニオン調味料、粉末ソース、トマトパウダー

特上カレーヌードル

乳成分や牛脂、トマトなどが加えられています。酸味の正体はトマトでしょう。チリトマトほどの酸味ではなく、程よい刺激の酸味です


酸味というのは食欲の刺激に有効だといわれています。

漫画「中華一番」では食欲の無い人に梅干し入りチャーハンを振る舞うシーンがあり、現実にも定評のある料理になってます。

孤独のグルメでも「和風焼き飯」として梅干入りの焼き飯が紹介されて人気になっていました。


「さっきチリトマトの項目で、「酸味と辛味」を酷評してなかった?苦手or嫌いなんじゃないの?」と思われるかもしれません。

私は多少辛くても好きな料理もあるのです。
特に好きだったのが松屋のフレッシュトマトカレーです。

最初の頃はこれが290円で食べれたんですよ……(老人の思い出)
カレーはそんなに手をつけないんですが、安さと珍しさで食べて見たらなんとこれ美味しいことか、良い商品でした。

総評

話が大分それましたが、今回のカレーヌードルはフレッシュトマトカレーのようなトマトをメインにしたものではありませんが、トマトを僅かに加え酸味を追加することでとても美味しい仕上がりになっています。さらにトロみが出来たことで、蕎麦屋の美味しい「カレーそば」(麺つゆの少ないタイプ)を食べているかのようで、贅沢感、満足感と共に、麺に絡めながら美味しく食べることが出来ます。自然とスープはあまり残らないので、スープを残すのが気になる人も綺麗に平らげてしまうかもしれませんね。
添付のスパイスに関しては味変ほどの効果はありませんが香りは付きます。さほど辛くはならないのでお好みで、入れる場合は最初から入れると良いでしょう。

普段のと違いの大きさ ★★★★
単体の完成度     ★★★★★
おすすめ度      ★★★★★★

※ちなみに欠点というか注意事項として。全体にトロミが出来て吸収するせいか具材に水分が行き届かず、気持ち具材が硬めになっている可能性があります。3分待つ途中でも一度かき混ぜるのも良いかもしれません。(カレーメシのように固形ルータイプであればこうならなかったのでしょうが)

番外(ゲーミングヌードル)

以上二つが2023/9/18に発売されました。こちらは希望小売価格280円(税別)と割高です。
結論から言うと成分(カフェイン、アルギニン、ナイアシン)目当てで食すかどうかというものであって(カップヌードルで摂取する必要は無いと思う)味だけで判断してしまうと値段相応ではないように思いました。

焼きそばはソース系ではなくしょうゆ味です。また、お湯を捨てると見た目上とても量が少なく感じるので物足りなさが漂います。

カレーメシは私には辛すぎてダメでした。

まとめ

というわけで、4種類の中では普段は一番好まないカレーヌードルが、特上ではもっとお奨めとなります!
普通(醤油)のやつも味の傾向は同じながら、総合的に値段以上のグレードアップがある上位互換だと思うので十分オススメです。

期間限定であることや、謎肉祭などの例を考えると早期品薄の線も考えられるのでお早目の試食を!気に入ったのであれば買いだめしておくことを推奨しておきます。


以上、初の食レポnoteでした。

DNF@P_drenreb

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