思い出すことなど(86)

翻訳に関する思い出を「思い出すことなど」と題して、色々と書いていきます。今はだいたい1997年頃の話です...

確定申告がはじめてで、知識もなかった私だが、一応、「領収書、レシートの類は取っておいた方がいい」というのは知っていた。ただ、整理整頓が生まれつき苦手だったので、箱の中に闇雲に突っ込んでいただけだ(これは今も同じ...)。

まずは必要なものと不要なものとに分けなければいけない。つまり経費になるものとそうでないものとを分けるということだ。しかし、経費と言ってもどこまでかは難しい。解説書を読んで勉強する。どうやら、家賃とか電気代、通信費などは入れてもいいらしい。水道、ガス代は光熱費だけど、入らないようだ。あとは書籍代とか、文房具代、交通費なんかが経費になるみたい。

最初は税務署に行って、領収書、レシートのすべてを見せて、そのすべてについて説明をさせられるのかと思っていたけれど、そうではないらしい。ただ、尋ねられた時にこれが何の目的で使ったお金なのかを説明できるようにしておく必要はあるようだ。なので、個々について説明できるかどうかを確認する。

最初の年は、ここまでで2日くらいかかった。事務仕事が得意な人なら何時間、というレベルだろうけど、私は本当に苦手だし、調べながらなので、なかなか進まない。おいおいこのペースで何日かかるんだよ、間に合うのか...

―つづく―

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